IT資格スキルアップシリーズ 初級シスアド試験直前☆15日でまる覚え
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本書には以下のサポートがあります。 (2004/9/9更新)
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131ページ 平成14年秋・午前問8 問題の解説文
(差替)
【誤】
→
平成14年秋・午前問8は,
スイッチングハブ(レイヤ2スイッチ)に関
する問題です。
スイッチングハブは,レイヤ2スイッチとも呼ばれ,スイッチング機能
付きのハブ(集線装置)です。スイッチング機能とは,受信したパケッ
トのあて先MACアドレスを調べ,あて先MACアドレスのコンピュータ
が接続されているLANポートだけにパケットを転送する機能です。スイ
ッチングハブとは,複数のLANポートを持ったブリッジのような機器で
あるといえます。ちなみに,レイヤ2とは,OSI基本参照モデルの第2層
(レイヤ)で働くことを意味しています。答えはイです。
なお,アの「IPアドレスの動的な割り振りを行う機能」を担うものと
して,DHCPサーバがあります。ウの「受信したパケットを,すべての
LANポートに転送する」ハブは,第1層で働くリピータハブです。エは,
ルータの機能の一つです。
【正】
→
平成14年秋・午前問8は,
ルータのセキュリティ機能に関する問題です。
ルータは,OSI基本参照モデルの第3層のネットワーク層において,
異なるIPネットワーク同士を接続する機器です。ルータには,相手先の
ルータ(パケットのあて先IPアドレスを管理するルータ)までの複数の
経路の中から,効率よくパケットを送れる経路を選択するルーティング
機能と,必要なパケットだけを通過させ,不要なパケットの通過を抑止
するパケットフィルタリング機能があります。このパケットフィルタリ
ング機能とは,具体的には,IPパケットのヘッダ情報に含まれている送
信元IPアドレス,あて先IPアドレス,送信元ポート番号,あて先ポート
番号の4つの組合せをチェックし,あらかじめ定めたルールに従っている
パケットだけを中継するように制御する機能です。この機能により,
外部からの不正アクセスを制限することができるので,セキュリティ面
の向上を図ることができます。答えはウです。
●
131ページ 平成14年秋・午前問8 解答の解説文
(差替)
【誤】
→
スイッチングハブは,イーサネットヘッ
ダを参照してパケットを中継する。MAC
アドレスは,第2層のイーサネットヘッダ
に含まれている情報だ。
【正】
→
ルータには,パケットの中継経路を選択
するルーティング機能のほかに,不要なパ
ケットの通過を遮断するパケットフィルタ
リング機能がある。
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