AsteriskTMでつくるIP電話システム
概 要
本書は、オープンソースのPBXソフトウェア Asterisk(TM) をLinuxにインストールして、自分だけのIP電話システムを構築するための具体的な解説書です。Asterisk(TM)は、PBXの持っているほとんどの機能を備えています。インターネットを用いて遠隔地の電話を内線化でき、「留守電」「転送」「代理応答」「音声会議」などを設定することができ、さらに外線とも接続できるようにします。
| 著者 | 高橋隆雄 |
| 価格 | 円(税込)(本体2800円) |
| ISBN | 4-7980-1129-0 |
| 発売日 | 2005/07/30 |
| 判型 | B5変 |
| 色数 | 2色 |
| ページ数 | 304 |
| CD/DVD | - |
| 対象読者 | 初級 |
| シリーズ | - |
目次
第1章 IP電話システム構築の前に
1-1 そもそも電話って何だろう?
糸電話でわかる電話の基本
双方向での通話
通話先を選ぶ~電話交換の基本的な仕組み
糸電話システムは電話そのもの
1-2 では携帯電話って何なのよ?
携帯電話とは?
1-3 IP電話って何だろうか?
音声信号とコンピュータ
IP電話と帯域
じゃあIP電話とは?
IP電話のデメリット
1-4 IP電話と電話網
IP電話と「普通の電話」の関係
1-5 IP電話の特性
データ遅延
等時性(アイソクロナス)
エコー
1-6 050 IP電話と、IP電話はなぜ「安い」?
アナログ電話網や携帯電話網との相互接続
安く通話ができるわけ
1-7 IP電話で使える機器
IP電話で使われる機器
(1)PC
(2)ソフトフォン
(3)ハードフォン
(4)VoIPアダプタ/IP電話アダプタ
(5)アナログ電話アダプタ
(6)ゲートウェイ
(7)VoIPルータ
IP電話とあわせて使うと便利な機器
(1)ヘッドセット
(2)ハンドセット
(3)電話機
第2章 知っておきたいプロトコルや用語
2-1 少し詳しいIP電話の仕組み
シグナリング
ネット上で相手を探すこととシグナリング
2-2 P2P電話ってなんだ?
P2Pとは?
2-3 プロバイダ等が提供するIP電話
ISP内のユーザへ電話をかけた場合
ISPのユーザ以外(普通の電話や携帯電話)に電話をかけた場合
2-4 IPセントレックス
IPセントレックスの基本的な例
無線IP電話を内線化
IPセントレックスでサテライトオフィス
2-5 SIP
SIPはシグナリング部分を担当するプロトコル
SIPでのやりとり
SIPの役割
SIPサーバって何?
UA
SIPルータ/プロキシ
レジスタサーバ
メディアゲートウェイ
B2BUA
CODEC
2-6 IP電話とNAT問題
NATとは?
IP電話ではNAT越えが難しい?
ポートの確認
フィルタリングに関する対処法
NATに関する対処法
NATタイマ値にも注意
2-7 STUN
STUNとは?
別なアプローチとして…
2-8 ISPのIP電話を使用している場合
SIPポート番号の変更による対処
2-9 エコーキャンセリング
第3章 はじめてのIP電話
3-1一番簡単なIP電話システム
ソフトフォンのインストール
3-2 インターネット経由での通話
相手のIPアドレスを知るには?
sip:でIPアドレスを指定しダイヤルする
3-3 VoIPルータを活用する
一般の電話との接続
VoIPルータ「SR-5200VoIP」を使う
3-4 SIP対応のIP電話サービス
Free World Dialup(FWD)
SIP Phone
050番号サービス
無線LANとIP電話
第4章 Asteriskで作る自前PBXシステム
4-1 PBXとは何だろうか?
PBXで何ができるの?
PBX同士の接続も
4-2 なぜオープンソースのPBXが画期的なのか
AsteriskはSIPルータなのか?
4-3 Asteriskとは
Asteriskの構造
情報の入手
必要なプラットフォーム
OS
ネットワーク
回線インタフェース
第5章 Asteriskのインストール
5-1 Asteriskの入手とインストール
初期環境
ソースの入手
zaptelのインストール
カードを使っていない場合
TDM400Pを使っている場合
libpriのコンパイル/インストール
Asterisk本体のインストール
5-2 Asteriskの起動環境を整える
ユーザ asteriskで起動する
起動スクリプトの修正
asterisk.confの修正
モジュールの調整
第6章 Asterisk設定入門
6-1 とにかく通話してみる
通話の前に
zapata.confの設定
sip.confの設定
extensions.confの設定
Asteriskの起動と設定の読み込み
電話側の設定
電話をかけてみよう
6-2 VoIPルータをATAとして使う
ヤマハ RT57iの設定
アイコム SR-5200VoIPの設定
6-3 Asteriskの設定について理解する
チャンネルとエクステンション
sip.confの記述の基本
context
bindport
bindaddr
srvlookup
disallow/allow
dtmfmode
sip.confのチャンネルの設定
type
host
canreinvite
dtmfmode
extensions.confの記述の基本
exten
Dialコマンド
Hangupコマンド
extensions.confの修正
応答がなければ別の電話を呼び出す
同時に複数の電話を呼び出す
6-4 転送機能を使ってみる
6-5 ボイスメール機能を付ける
ボイスメールの設定
メッセージの再生
6-6 ボイスメールメッセージの通知
電子メールでボイスメールを通知する
6-7 音声会議室を作ってみる
会議室番号を設定する
会議室番号を自動作成する
6-8 外線との接続~その1 TDM400P+FXOを使う
zapata.confの設定
外部から着信
外部への発信
6-9 外部との接続~その2 VoIPルータ アイコム SR-5200VoIPを使う
着信の設定
[general]セクションへの追加
[sr5200]というセクションを追加
fromdomainとfromuser
外部への発信
[outgoing]セクションへの追加
6-10 ダイヤルプランとは
ダイヤルプランの考え方
外線発信専用の特番
内線番号を割り振る
他のサービスとの連携
6-11 Asteriskチャンネルの考えかた
コール(発呼)に対する処理
セッションの成立
セッションの監視~転送依頼などに対する処理
チャンネルの成立
第7章 Asteriskの管理
7-1 ふたつの管理機能
7-2 Asterisk CLI
SIPコマンド
sip show peers
sip show registry
sip show peer ピア名
sip reload / extensions reload / reload
show channels
soft hangup
7-3 Astman
マネージャ機能を有効にする
[general]セクション
[manager]セクション
7-4 Asterisk Manager Interface
7-5 Asteriskのセキュリティ
Asteriskが使用するポート
extensions.confの設定にも注意
あたりまえのことですが…
Asteriskの再起動
第8章 Asteriskの少し進んだ使い方
8-1 音声/保留音
Asterisk音声ファイルの構造
(1)sip.confによる切り換え
(2)extensions.confによる切り換え
保留音
音声ファイルの変換
8-2 コールピックアップ(代理応答)
8-3 コールパーキング
8-4 コールキューイング
コールキューイングの設定
エージェントの仕事を確認する
8-5 音声応答メニュー
PBXによる代理応答
日付/時刻よって応答をかえる
8-6 SOHO、コラボレーションツールとしてAsteriskを使う
8-7 IAXを使用する
8-8 Asteriskが動的IPの場合には?
IAXで拠点間を結ぶ
東京側の設定
大阪側の設定
ダイヤルの設定
東京から大阪へのダイヤル設定
大阪から東京へのダイヤル設定
発信者番号表示の工夫
外線利用の設定
8-9 IAXでの拠点間接続で、片方が動的IPアドレスなのですが……
8-10 外部のサービスとAsteriskの接続
Free World Dialup
SIP Phone
8-11 DTMFをデバッグする
8-12 時報をつけてみる
8-13 AsteriskでFAXを受信する
spandspのインストール
Asterisk アプリケーションモジュールの作成
ファックスの受信がうまくいかない場合には
受信したファックスの利用法

