ポケット解説 柳田国男の民俗学がわかる本
概 要
戦前から戦後にかけて膨大な量の民話を収集し、独自の民俗学を構築した柳田国男。本書は柳田国男が残した著作をもとに最新の研究成果、評価・批判を踏まえつつ柳田国男の思想とその変遷、柳田民俗学の成立過程をつぶさに追った入門書です。牧田茂、橋川文三、後藤総一郎の柳田論も収載しました。
| 著者 |
中尾文隆、平成柳田国男研究会 |
| 価格 |
円(税込)(本体1000円) |
| ISBN |
978-4-7980-1607-8 |
| 発売日 |
2007/03/10 |
| 判型 |
四六 |
| 色数 |
1色 |
| ページ数 |
204 |
| CD/DVD |
- |
| 対象読者 |
入門 |
| シリーズ |
ポケット解説 |
サポート情報は以下からご参照下さい。
目次
第1章 柳田国男と日本民俗学
1-1 日本近現代史の中で逆立された柳田国男
1-2 沈黙する柳田国男の謎
第2章 出生から日露戦争まで
2-1 故郷関西から東京への離郷
2-2 養子「柳田」国男の誕生
2-3 撲滅される幽霊と近代人の心
第3章 日露戦争から第一次大戦まで
3-1 怪談ブームがやって来た!
3-2 天狗の正体は
3-3 「山人」論への回路
3-4 絢爛たる台湾人脈
3-5 帝国日本の中から立ち上がる
3-6 「滅びゆく」アイヌ
3-7 柳田農政学の敗北
3-8 時代閉塞
第4章 第一次大戦から満州事変まで
4-1 第一次大戦による日本と柳田「農政学」
4-2 植民地の反乱と柳田の官吏生活終焉
4-3 国際連盟委任統治委員会委員・柳田国男
4-4 「失地回復」あるいは「特殊民族」としての「同祖論」
4-5 帝国主義と民族学との深い関係
4-6 三つの「ミンゾク学」
4-7 関東大震災
4-8 日本人起源論から「日本民俗学」へ
4-9 「民俗学」の語に躊躇しなければならない意味
第5章 満州事変から敗戦まで
5-1 満州事変勃発
5-2 「母の日」誕生と母子心中の急増
5-3 「日本民俗学」の樹立と方法論
5-4 「常民」の「日本民俗学」の論理と運命
5-5 アトランティス大陸とムー大陸
第6章 敗戦から死去まで
6-1 敗戦・占領を生き延びた日本民俗学
6-2 遺作『海上の道』の意味するもの
6-3 小日本主義としての日本「単一民族」説
6-4 「帝国の遺産」と柳田の晩年
第7章 柳田国男とは誰か
7-1 柳田国男、南島、そして日本人論ブーム
7-2 逆立する柳田像
7-3 帝国抵抗者の「帰順」先としての日本民俗学
7-4 アジアに残された「民族」の課題
7-5 万華鏡としての柳田国男
第8章 「柳田国男―その人間と思想」 (橋川文三)
8-1 はじめに
8-2 生いたち
第9章 「木曜会時代」(牧田茂)
9-1 木曜会の発足
9-2 民俗学の確立と普及
9-3 民俗学の花ひらく
第10章 「柳田国男研究への視角」(後藤総一郎)
10-1 その基礎視角
10-2 柳田学の発見と評価
10-3 柳田学批判の視点
10-4 柳田学における農政学
10-5 柳田学の位置づけ
10-6 柳田学の継承
第11章 「柳田国男自伝」
11-1 柳田国男自伝
11-2 柳田国男略年表
11-3 事項・人名索引
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