図解入門 現場で役立つ機械製図の実務と心得

概 要

本書は、これから仕事で製図を担当する新人設計者を対象に、座学ではわからない現場で役立つアドバイスを満載した機械設計の実務入門書です。50年以上に渡って現役設計士として活躍している著者の豊富な製図経験をもとに、設計現場での実作業の流れ、現場で必要なJISのポイント、寸法公差・許容値などの詳細情報の表示方法、CADで製図を行う上での要領と注意点のほか、インターネットやパソコンとの連携、図面の発行や保管など、実践的なノウハウを豊富に解説しています。設計製図の初心者だけでなく、キャリアアップにも大いに役立つ一冊です。

著者 永島滋雄
価格 本体2000円(税別)
ISBN 978-4-7980-1661-0
発売日 2007/05/18
判型 A5
色数 2色
ページ数 208
CD/DVD
対象読者 入門
シリーズ 図解入門
表紙イメージ
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目次

Chapter 1 プロローグ:現場ではこんな図面を扱う

1-1 機械を図面に表現する

受注から仕様決定まで/仕様書/全体組立図/部分組立図/部品図

1-2 機械あるところ、常に図面あり

機械は必ず図面を必要とする/機械の多様性とJIS製図規格

Chapter 2 JISはこれだけ押さえれば大丈夫① 図形の表し方

2-1 図面を描くための準備

図面の例/用紙と図枠/表題欄/線/端末記号/尺度/文字/SI単位

2-2 描くルールは第三角法

第三角法と第一角法

2-3 図面の配置

用紙サイズの決め方/加工に配慮した図形の姿勢/CADで製図する場合/投影図の配置

2-4 図形の表し方① 投影図

部品図に描く投影図/主投影図/かくれ線を描かない断面図/局部投影図/回転投影図/補助投影図

2-5 図形の表し方② 断面図

組立断面図/断面にしないもの/ハッチングの要領/全断面図/組み合わせ断面図

2-6 図形の表し方③ 特殊断面図

片側断面図/回転図示断面図/中心線断面図/多数断面の図示/薄肉部の断面図示

2-7 図形の表し方④ 省略法

対称図形の片側省略/対称図示記号の省略/繰り返し図形の省略/

平面部分の表示/加工・処理範囲の指定

2-8 図形の表し方⑤ 特殊な図示

板曲げRの交線/相貫線/リブと丸みの表示/展開図/同列断面配置

2-9 図形の表し方⑥ 市販品の図示

歯車/ばね/ころがり軸受

Chapter 3 JISはこれだけ押さえれば大丈夫② 図形寸法の記入

3-1 寸法の入れ方

寸法の呼び名/寸法記入の基本的な考え方/機能寸法、非機能寸法、参考寸法

3-2 寸法の配置

直列寸法記入法(従来の標準的な記入法)/並列寸法記入法/累進寸法記入法/座標寸法記入法

3-3 寸法補助線の入れ方

寸法補助線の引き出し/面の交わりの表示/平面の交わりの表示/寸法補助線の省略

3-4 寸法線と寸法数値の記入

寸法数値の記入/角度、面取りの記入/狭いところの記入法/正方形の辺(□)

3-5 円、円弧、球の寸法記入

円でφが付く場合/円でφを付けない場合/球の直径と半径/円弧の半径の表し方/

実形を示していない円弧/円弧の長さの表し方

3-6 穴とねじの寸法記入

長円の穴の表し方/半径が参考寸法であるときの表し方/穴の寸法と加工の表し方/

穴の深さの記入/穴の数の表し方/複数面の穴の表し方/キリ、座ぐりの表し方/

深座ぐりの表し方/傾斜した穴の表し方/板の厚さ(t)の表し方/ねじ穴

3-7 キー溝やテーパ、勾配の記入法

軸のキー溝/穴のキー溝寸法/キー溝がある内径寸法の記入法/テーパと勾配の記入

Chapter 4 詳細情報の記入

4-1 寸法公差、許容値の表し方

寸法公差の適用例/はめあい/穴基準と軸基準/はめあいの適用/

はめあいの種類/穴基準はめあい/軸基準はめあい/穴用限界ゲージ(栓ゲージ)

4-2 長さ寸法および角度寸法の許容限界記入方法

寸法許容差の記入/参考寸法の記入/角度寸法の許容限界記入/寸法公差記号の記入

4-3 普通公差

普通公差の値/JIS普通公差/普通公差の累積

4-4 幾何公差(GPS)

幾何公差とは/公差値は互いに「独立」が原則/幾何公差の用語/

基準の考え方/幾何公差の記入枠

4-5 幾何公差の種類と記号

形状公差/姿勢公差/位置公差

4-6 幾何公差の記入要領

真に必要な幾何公差の記入/公差値の記入

4-7 表面性状の図示法

表面性状・図記号/表面粗さの計測/表面粗さ:算術平均粗さRa/表面粗さ:最大高さ粗さRz/

加工と表面粗さの関連/表面性状の記入法

4-8 加工方法の選択

加工方法記号/加工工程

4-9 主な加工工程の例

歯車用焼入れ軸(SCM435)/精密定盤用台(SS400、STKR400)

4-10 材料の選択

鉄系・機械材料/非鉄系・機械材料/熱処理/表面処理

4-11 溶接記号

溶接の基本/主な溶接記号と記入法/材料による接合の方法の違い/溶接図の注意事項

Chapter 5 要素部品の特徴と描き方

5-1 ねじの図示法

ねじの種類と表し方/ねじの形状

5-2 ボルト、ナット、座金の図示法

六角穴付きボルト/ボルト穴/小ねじ/六角穴付き止めねじ

5-3 締結関連部品の図示法

ピン/止め輪/キー/その他の形体

5-4 歯車の図示法

歯車/モジュールと歯数/転位平歯車/歯車の種類と特徴

5-5 ばねの図示法

市販ばね詳細図/その他のばね

Chapter 6 ケーススタディ:実際の部品図に学ぼう 加工法で変わる部品図の表し方

6-1 切削部品の精密加工図 ―小スペースに回転、滑りの機構を盛り込む工夫

加工工程:旋削→フライス削り→穴あけ→メッキの場合

6-2 熱処理部品の部品図 ―高速回転の接触部が磨耗しないように

加工工程:調質→旋削→フライス削り→高周波焼入れ→研削の場合

6-3 板金部品の部品図―レーザー光の遮断に注意

加工工程:切断→曲げ→溶接→穴あけ→塗装の場合

6-4 溶接部品の部品図―市販の鋼材を利用する

加工工程:ガス切断&旋削→溶接→サンドブラスト→塗装の場合

6-5 鋳物部品の部品図―湯の流れに配慮したリブ

加工工程:木型→鋳物→旋削→穴あけ→アルマイトの場合

Chapter 7 CADとPCによる製図

7-1 CADとは何か

主なCADソフト/実際のCAD図/CADソフト間のデータ互換

7-2 CADの使い方

データ作成の要領/データ作成の手順

7-3 インターネットの活用

機械製品、部品カタログ

7-4 パソコンの活用

ノートパソコンの活用/Word、Excelとの連携/マルチウインドウ/データのバックアップ

Chapter 8 図面によく出てくるユニット

8-1 機械装置として製図する動作ユニット

部分組立図で図示されるユニット/高精密ステージ/センサ、スケール

/その他の検出器/動力と伝達制御用部品

8-2 油空圧・真空制御ユニット

油空圧回路記号/空圧回路図

8-3 保守、保護部品

耐磨耗と潤滑/移動ケーブル保護具

8-4 姿図の作成

姿図に表現される周辺機器

Chapter 9 図面の発行と管理

9-1 図面の発行と秘密保持

図面の発行先/図面番号/部品表の作成

9-2 図面の修正

図面訂正の注意/図面訂正の実際

9-3 図面の管理

検図/図面の分類/図面の更新/図面の保管/製品の保守

付録 さらなる向上のために

付録① 製図に関連する資格ガイド0

付録② おすすめの文献

コラム

機械製図のJIS規格

スティックのりも、立派な「機械設計」

JISにないけど現場で使う言葉

自己検図を疎かにするな

「第三角」「第一角」とは

図面修正の昔と今

JISとCADのすれ違い?

現場で使われている呼び名

公差等級(IT)による寸法差の求め方

ISOと機械製図

市販の機構部品を活用しよう

幾何公差に「喜び」を感じますか?

最新の精密表面計

宇宙ステーションはミリねじ? インチねじ?

ポンチ絵

メールでのデータやりとりと、セキュリティ

新JISへの切り替えにあたって

ステップアップ

図形を必要な投影図の数で配置する

軸継手の選び方

軸とボスを固定するには?

確実に伝えるための注記を入れる

「タップの食い付き」とは

ドリルで穴を加工すると?

六角穴付きボルトの深座ぐり

めねじのいろいろ

特許の検索

最大実体公差方式の有効利用

特殊な加工の指示

SUS303とSUS304はどう違う?

鋼の硬度と切削可能範囲は?

特殊な板を使う効果

板金でSPCCとSPHCはどのように使い分ける?

ボルト穴でダルマ穴、長穴、抜きタップとは?

リーマ穴の加工はどうやる?

平歯車の軸方向ぬけ止め

人が出せる力の目安

切板サブロクの2枚合わせとは?

一般機械用3D-CAD

CADで大きさの判断に困ったら

エクセル記号とマクロ

「高速」の一般的な目安

動作フローを描くうえでの注意点

「高圧」と「真空」の境目は?

部品の納期と原価

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