ポケット図解 宗教社会学がよ~くわかる本

概 要

本書は、宗教を個人の「心の問題」としてとらえるのではなく、「社会的文化的側面」からとらえることで現代社会と宗教のつながりを知る『宗教社会学』の入門書です。本書は、従来の宗教学的なアプローチではなく、社会的、歴史的事象としてとらえる宗教社会学の立場から、世界の宗教、宗教の持つ社会的機能や調査の方法論を豊富な図解でやさしく解説しました。キリスト教、イスラム教、仏教、ユダヤ教だけでなく、宗教文化圏、カルト・セクト問題、ニューエイジ運動、NRM(新宗教)など様々な問題にも言及。混迷の時代といわれる現代日本の宗教と世界各国の宗教がこの1冊で理解できます。

著者 井上順孝
価格 本体1300円(税別)
ISBN 978-4-7980-1695-5
発売日 2007/06/27
判型 四六
色数 2色
ページ数 232
CD/DVD
対象読者 入門
シリーズ ポケット図解
表紙イメージ
購入 アマゾンで購入する
楽天で購入する

※リンク先によっては、販売ページが用意されていないことがあります。あらかじめご了承ください。

新しいウィンドウで開く 書籍購入のご案内

サポート

現在サポート情報はありません

目次

第1章 宗教を研究する視点

1-1 何を宗教と考えるか

1-2 心の問題としての宗教

1-3 社会現象としての宗教

1-4 文化の一部としての宗教

1-5 歴史的展開により変わっていく宗教

1-6 自然環境に影響を受ける宗教

コラム ひとつの宗教しか知らない者は……

第2章 宗教社会学が広げる視点

2-1 組織によって維持される宗教

2-2 社会の制度となっていく宗教

2-3 社会的習俗として定着する宗教儀礼

2-4 文化の特徴を形成する宗教

2-5 近代国家と宗教

2-6 強い行動原理となる宗教的信念

2-7 社会変化の影響

コラム 一神教と多神教はどこが違うのでしょう?

第3章 宗教社会学の基礎理論

3-1 ヨーロッパで始まった宗教社会学

3-2 経済活動と宗教倫理――ウェーバー

3-3 カリスマと呼ばれてきた個人的資質

3-4 社会がになう聖性―デュルケム

3-5 ジンメルが注目した社会関係の形式

3-6 贈与の拘束性に注目したモース

3-7 宗教学の一分野としての宗教社会学

3-8 機能主義的立場を広げたパーソンズ

コラム 宗教学者の「宗教社会学」と社会学者の「宗教社会学」

第4章 宗教のもつ社会的機能とは

4-1 宗教社会学の展開

4-2 マートンと潜在的機能

4-3 グロックと相対的剥奪理論

4-4 外れた予言と認知的不協和理論

4-5 セクト論の非西欧世界への適用

4-6 土着主義的運動への着目

4-7 「聖なる天蓋」の崩壊と世俗化

4-8 宗教の私事化と公共宗教

4-9 合理的選択理論の宗教への適用

コラム 2年に1度の国際会議

第5章 日本で展開した宗教社会学

5-1 日本での宗教社会学の展開

5-2 戦前の日本における宗教社会学

5-3 戦後の社会変化を前にしての研究

5-4 新宗教研究の広まり

5-5 先祖祭祀と家制度

5-6 「宗社研」が広げた新宗教研究

5-7 共同調査の蓄積

コラム 教団の基礎データを調べるには

第6章 宗教社会学と深く関係する理論

6-1 宗教社会学に関係深い学問

6-2 人類学のフィールドワーク

6-3 言語学起源の構造主義の影響

6-4 ナショナリズム研究との交錯

6-5 エリアーデのシャーマニズム研究

6-6 超自我として働く「社会」

6-7 集合無意識が形成する宗教的象徴

6-8 柳田国男の民俗学的研究方法

6-9 梅棹忠夫の文明学

コラム 認知科学の発想法をとりいれる

第7章 宗教文化圏という考え方

7-1 世界の宗教分布と宗教文化圏

7-2 東アジアと中国宗教文化圏

7-3 ヒンドゥー・仏教文化圏

7-4 ヨーロッパ・キリスト教文化圏

7-5 アングロアメリカのプロテスタント圏

7-6 ラテン・アメリカのカトリック圏

7-7 アフリカのキリスト教圏

7-8 中東のイスラーム圏

7-9 東南アジアのイスラーム圏

7-10 アフリカのイスラーム圏

コラム なぜ、戦後韓国のキリスト教信者が急増したのか

第8章 宗教の越境

8-1 越境していく宗教

8-2 布教する宗教

8-3 植民地化と宗教の越境

8-4 移民と宗教の越境

8-5 宗教を受け入れてきた日本

8-6 国外に広まる日本宗教

8-7 多民族国家と宗教

コラム ネット上で越境する宗教

第9章 宗教展開の諸相

9-1 宗教の変容と分裂

9-2 分派と分裂

9-3 改革運動による新たな展開

9-4 宗教内の対立と宗教戦争

9-5 現代の宗教紛争

9-6 復古主義

9-7 制度化により弱まる宗教性

コラム 女性教祖が格闘したもの

第10章 現代日本と宗教

10-1 日本宗教の変わる面、変わらない面

10-2 葬式産業と伝統仏教

10-3 散骨・自然葬は増えるか?

10-4 靖国問題と政教分離

10-5 創価学会と公明党

10-6 新宗教の多様化とポスト新宗教

10-7 スピリチュアル・ブーム

10-8 テレビの宗教番組

10-9 インターネット上の宗教情報

10-10 公教育のなかの宗教文化教育

コラム 企業の宗教理念

第11章 現代世界の宗教問題

11-1 現代世界の宗教問題

11-2 宗教パワーの政治的影響

11-3 ファンダメンタリズム

11-4 「文明の衝突」と宗教間の対話

11-5 カルト・セクト問題

11-6 観光資源化する宗教

11-7 ニューエイジ運動とNRM

11-8 ジェンダー問題と宗教

11-9 遺伝子操作と生命倫理

コラム バーチャル世界に突出する神話のハイパー化

第12章 現代宗教を調査する

12-1 宗教社会学の調査

12-2 アンケート調査の利点と限界

12-3 質問方法や選択肢の重要性

12-4 参与観察はどうやるか

12-5 教団調査の難しさと調査倫理

12-6 インフォーマントと「出会い型調査」

さらに知りたい人のために

PR

秀和システム