図解入門 よくわかる最新金型の基本と仕組み

概 要

本書は、日本の「ものづくり」を支えている金型について、「三大金型」(射出成形金型、プレス金型、ダイカスト金型)を中心に、成形の基本、金型技術の概要、製作工程や最新技術を、新人エンジニア向けにやさしく図説した金型入門書です。金属やプラスチック、ゴムなどを利用したあらゆる製造業で必要とされる金型は生産量世界一を誇る日本の花形産業です。しかも、構造が複雑で高い精度が求められるため、常に最新技術が投入される高付加価値製品でもあります。本書は、代表的な工業製品や自動車で利用される金型、技術、素材、機械だけでなく産業やその未来について、初心者でもわかりやすいように豊富なイラストつきの解説で紹介します。

著者 森重功一
価格 本体1500円(税別)
ISBN 978-4-7980-1710-5
発売日 2007/07/21
判型 A5
色数 2色
ページ数 184
CD/DVD
対象読者 入門
シリーズ 図解入門
表紙イメージ
購入 アマゾンで購入する
楽天で購入する

※リンク先によっては、販売ページが用意されていないことがあります。あらかじめご了承ください。

新しいウィンドウで開く 書籍購入のご案内

サポート

現在サポート情報はありません

目次

第1章 私たちの暮らしと金型

1-1 金型とは

「金型」の意味/身近に見られる「型」/「金型」は「金属」の「型」

金型は素形材産業の基盤

1-2 金型を使った金属成形

鋳造/ダイカスト/鍛造/プレス加工

1-3 金型を使ったプラスチック成形

プラスチックの種類/射出成形/押出し成形

フィルムやシートの押出し成形/ブロー成形/真空成形/圧縮成形

1-4 携帯電話の生産にも欠かせない金型

リードフレーム/液晶ディスプレイの導光板/バッテリーのケース

1-5 どの金型が多く作られているのか

1位プラスチック型、2位プレス型

第2章 射出成形金型

2-1 射出成形機

射出成形機の種類/射出成形機の構造

2-2 射出成形金型に関する用語

キャビティとパーティングライン/スプルー、ランナー、ゲート

2-3 射出成形金型の構造

ツープレート(2枚構成)金型/スリープレート(3枚構成)金型

ホットランナー金型

2-4 射出成形金型の仕組み

成形品の離型/抜き勾配/金型温度の調整/アンダーカット処理

外側のアンダーカット部の処理(外側スライドコア方式)

内側のアンダーカット部の処理(傾斜スライド方式)

2-5 射出成形の不良と対策

表面がへこむ―ヒケ/成形品が曲がる―ソリ

成形品が欠ける―ショートショット/後処理が大変―バリ

割れ?―ウェルドライン/表面に現れる縞模様―フローマーク

ジェッティング/難しい成形条件の設定

第3章 プレス金型

3-1 プレス機械の構造

スライドの上下運動を支える/サーボ化が進むプレス機械

3-2 プレス機械の種類

フレーム構造によるプレス機械の分類

3-3 さまざまなプレス加工

せん断加工/曲げ加工/絞り加工/飲料缶の作り方

3-4 プレス金型の構成

プレス金型を構成する部品

3-5 プレス加工の自動化

トランスファ加工/ロボットを利用した自動化/順送加工

順送金型の仕組み

第4章 ダイカスト金型

4-1 ダイカストマシン

ダイカストマシンの構造/コールドチャンバー式ダイカストマシン

ホットチャンバー式ダイカストマシン

4-2 ダイカスト金型の構造

ダイカスト金型の基本構造/湯口方案

4-3 ダイカスト金型の仕組み

成形品の離型/アンダーカット処理/金型温度の制御

4-4 ダイカスト成形の自動化

自動給湯装置/自動スプレー装置/自動製品取出装置

4-5 高品位な成形のための特殊ダイカスト法

成形品内部の空洞―「巣」/真空ダイカスト法/無孔性ダイカスト法

スクイーズキャスティング法/半溶融・半凝固ダイカスト法

第5章 金型の設計

5-1 金型設計の流れ

製品仕様の決定(発注側)/構想設計/各部の寸法や強度の検討

組立図の作成/部品図の作成

5-2 CADによる設計

複雑・多様化する製品/CADとは/2次元CADの登場/

3次元CADの台頭/CAD情報のやりとり

5-3 CAEによる検証

CAEとは/CAEで扱うシミュレーション/CAEで使われる解析方法

有限要素法(FEM:Finite Element Method)

境界要素法(BEM:Boundary Element Method)/差分法(FDM:Finite Difference Method)/「定性的」な解を求める

5-4 ラピッドプロトタイピング

ラピッドプロトタイピング/積層造形法の種類/用途の広がるRP技術

5-5 コンカレント・エンジニアリング

コンカレント・エンジニアリングとは

コンカレント・エンジニアリングの利点

5-6 ソフトウェアツールを利用した射出成形金型の設計

簡易的な充填解析/収縮を考慮した寸法・形状の修正

抜き勾配を付加する部分の自動抽出と設定

パーティングラインの検討と型割/アンダーカット部の自動抽出と修正

機構や部品の配置位置の検討

冷却水管の配置検討と成形シミュレーション

金型作製手順の検討/図面の出力

第6章 金型の加工

6-1 金型に使われる鋼材

一般構造用圧延鋼材(SS材)/機械構造用炭素鋼(S-C材)

炭素工具鋼鋼材(SK材)/合金工具鋼鋼材(SKS、SKD、SKT材)

高速度工具鋼鋼材(SKH材)/超硬合金

6-2 金型を加工する工作機械

工作機械とは/旋盤/ボール盤/中ぐり盤/フライス盤/研削盤

6-3 NC工作機械

NCとは/NCからCNCへ/マシニングセンタ/ターニングセンタ

6-4 放電加工

放電加工とは/形彫り放電加工/ワイヤ放電加工

金型の製造で活躍する放電加工

6-5 CAMによる加工データの作成

CAMとは

6-6 仕上げと組立

仕上げ/みがき/組立作業/試し加工(トライアウト)

検査して出荷

第7章 自動車に見る金型成形あれこれ

7-1 車体―ボディ、エクステリア、インテリア

ボディ/外装―1つの金型で3色に成形されるテールランプ

内装―成形が難しいインパネ

7-2 エンジン―高温・高圧・高荷重に耐える部品の数々

エンジン本体―ダイカスト、低圧鋳造、プレス加工

エンジンの運動部品―精度と強度の両立を図る

7-3 自動車に使われる鍛造部品

パワートレイン/パワーステアリング

7-4 タイヤ―ゴムを成形する金型

生ゴムからゴムへ/タイヤ製造の流れ

第8章 金型の「いま」と「これから」

8-1 日本の金型産業の現状

景気に左右される金型産業

8-2 日本の金型産業の強み

総合的な工業力に支えられている金型産業

日本が誇る高付加価値金型

8-3 日本の金型産業の弱み

中小企業の比率が高い日本の金型産業/高い人件費、古い設備

8-4 金型産業の展望

アジア諸国の急速な追い上げ

8-5 これからの日本の金型産業

新たな取り組みが重要/日本の金型は圧倒的に世界一

コラム

貨幣の作り方

アルミサッシ用の中空材

軽くて静かなプラスチック歯車

CDドライブやケータイカメラのプラスチックレンズ

ガラスの型で作られるレンズ

製品の表面にある微細な模様―シボ

高精度なせん断加工を実現するファインブランキング

標準部品の利用による金型製造の効率化

金型の補修

金型の保管

医療分野での活躍が期待されるRP

3次元CADは設計のプラットホーム

バーチャル・マニュファクチャリング

大学における金型教育

 

PR

秀和システム