図解入門 よくわかる 最新ゴムの基本と仕組み
概 要
自動車、建築、医療、宇宙などさまざまな産業で活用されているゴム(エラストマー)を豊富な図表で解説した入門書です。地震被害を抑える免震ゴム、飛行機のオイル漏れを防止するシールゴムなど新しいゴム材料が次々と生み出されています。しかし、分子鎖間をつなぐ反応の詳細やカーボンブラックとゴム分子鎖間の相互作用の詳細に関しては議論が続けられている難しい問題であること、ゴム材料の製造工程では物理的、化学的変化が同時に起こっていることなどから、生ゴムから機能性ゴム材料が誕生するまでを理解するのは容易ではありません。本書では、高分子物質の基本から、ゴム材料作りのノウハウ、さらにゴム材料のこれからについて、できるだけ数式や化学式を使わずわかりやすく解説しています。
| 著者 |
伊藤眞義 |
| 価格 |
円(税込)(本体1400円) |
| ISBN |
978-4-7980-2425-7 |
| 発売日 |
2009/10/29 |
| 判型 |
A5 |
| 色数 |
2色 |
| ページ数 |
208 |
| CD/DVD |
- |
| 対象読者 |
入門 |
| シリーズ |
図解入門 |
サポート情報は以下からご参照下さい。
目次
第1章 ゴムってなんだろう
1 ゴムの発見から今日まで
2 ゴムの基本特性
3 高分子物質とゴムとの関係
4 ゴムとして使える高分子物質は?
5 ゴムはなぜ伸びる
6 ゴム材料は高分子物質である純ゴムの加工品
7 ゴム材料とプラスチックの関係
8 ゴムとプラスチックの合体
9 高分子物質の特殊性
10 ゴム材料の中身
11 ゴム材料の特徴
12 ゴム材料は変形後もとの形に戻らない場合があります
13 ゴム材料の寒さ対策
14 ゴム材料は水にも油にもさらされます
15 ゴム材料は厳しい環境下で使用されます
コラム 高分子物質について
第2章 ゴム材料が活躍しているところを紹介します
1 自動車用タイヤが黒い理由
2 タイヤ用チューブは力持ち
3 自動車用ゴムホースは生ゴムのデパート
4 目に付かないところで重要な役割を担うゴム材料
5 スポンジゴムもゴム材料です
6 振動の伝播を抑えるゴム材料
7 ゴムは電気を通しません
8 電気を通すゴム材料
9 ゴムの性質を持った接着剤
10 アスファルト舗装にもゴムは使われています
11 文明が進化しても履物にゴムは必要です
12 消しゴムはゴムの仲間?
13 人体の一部はゴム材料とおなじ性質を持っています
14 ゴルフボールの飛距離は生ゴムの種類で決まります
15 カラフルなスーパーボウル
コラム 高分子物質の気体透過性について
第3章 地球上にゴムは種類ある?
1 自然界が作り出すゴム
2 自然が作り出した高性能ゴム
3 天然ゴムのすぐれた力学特性について
4 合成ゴムなくして現在の文明はありません
5 合成ゴムの分類法はいろいろあります
6 主鎖に不飽和結合を含む生ゴム その(1)
7 主鎖に不飽和結合を含む生ゴム その(2)
8 化学的安定性の高いゴムの話です
9 シリコーンゴムの主鎖には炭素原子がありません
10 主鎖に炭素、酸素、窒素原子を含むよくばりゴム
11 ポリエーテルゴムは優れたものです
12 プラスチック製ゴムとは? その(1)
13 プラスチック製ゴムとは? その(2)
14 水あめのような生ゴムもあります
15 ラテックスは天然ゴムだけの話ではありません
コラム 天然ゴム・ラテックスは偉かった
第4章 ゴム材料作りの基本
1 ゴム材料作りの特徴
2 生ゴムがゴム材料になるまで
3 配合剤の均一分散は重要
4 生ゴムに配合剤を混合する設備
5 分散性の悪い補強剤
6 加工性を高めるための工夫
7 ゴム材料の形を作る方法
8 架橋とは分子鎖どうしを化学的につなぐことです
9 架橋操作のいろいろ
10 架橋反応の速度について
11 ゴム材料中の架橋状態
12 ゴム材料の硬さと強さを調節する方法
13 補強性充てん剤の使い方
14 力学特性をコントロールする方法 その(1)
15 力学特性をコントロールする方法 その(2)
コラム ゴムの基本物性を利用した遊び
第5章 ニーズに応えられるゴム製品作り
1 ニーズに応える材料作りとは?
2 ゴム材料の硬さを調製する方法
3 強いゴム材料を作る方法
4 よく伸びるゴム材料を作る方法
5 残留ひずみの小さいゴム材料をつくる方法
6 耐摩耗性の高いゴム材料を作る方法
7 耐候性の高いゴム材料を作る方法 その(1)
8 耐候性の高いゴム材料を作る方法 その(2)
9 架橋形態を制御して耐疲労性の高いゴム材料を作る方法
10 使用温度に対応できるゴム材料作り
11 水にも油にも強いゴム材料作り
12 模型飛行機がよく飛ぶゴムひもの作り方
13 ニーズに応えるゴム材料開発 その(1)
14 ニーズに応えるゴム材料開発 その(2)
15 プラスチックの弱点をゴムでカバーする方法
コラム 生ゴムのブレンド
第6章 ゴム材料のこれから
1 自然が合成した生ゴムを最大限に活用するために
2 機能向上をめざした合成ゴムの改質
3 触媒技術の進歩とオレフィン系生ゴム
4 液晶とゴムがドッキングしたら液晶エラストマー
5 高分子ゲルというゴムの仲間がいます
6 人体補修材としてのゴム材料
7 さらなる進化が期待されるポリウレタン
8 リサイクルが可能なタイヤ用生ゴムの出現
9 混練工程の省力化も考える必要があります
10 架橋時間短縮を目的とした電波や音波による架橋プロセス
11 環境保護を目的とした自動車用タイヤの開発
12 バイオ燃料用自動車のゴム部品
13 ゴムと金属を複合化して高機能材料を作りました
14 高分子ブレンド技術の応用
15 使用済みのゴム製品はリサイクルできる?
コラム 免震ゴムについて追加説明
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