図解入門 よくわかる 光学とレーザーの基本と仕組み [第2版]
概 要
反射・屈折の法則から、ブルーレイやLED、光触媒などの最新技術まで光学とレーザーの原理を図解でやさしく解説した入門書の第2版です。好評を博した前著をさらに読みやすくするとともに、ブルーレイやLEDなど、最新の情報を盛り込みました。また、電磁光学の章を追加するなど、さらに幅広い分野を紹介。これ1冊で光学の全体像が把握できるようにしました。本書を読めば、フェルマーの原理による反射、屈折の法則から波動光学、量子光学といった原理だけでなく、レーザーや核融合、太陽電池など、多くの応用技術まで光に関する最新情報が楽しく学べます。
| 著者 | 潮秀樹 |
| 価格 | 円(税込)(本体1900円) |
| ISBN | 978-4-7980-2616-9 |
| 発売日 | 2010/5/27 |
| 判型 | A5 |
| 色数 | 2色 |
| ページ数 | 336 |
| CD/DVD | - |
| 対象読者 | 入門 |
| シリーズ | 図解入門 |
目次
第1章 光って何だろう?-光の性質-
1-1 「見る」ということ
光と像
反射の法則
屈折の法則
1-2 反射・屈折の法則を確かめる
反射の法則を確かめる
屈折の法則を確かめる
1-3 人形が浮かんでいる
不思議なおもちゃ
球面鏡
浮かぶ人形の簡単な原理
1-4 ニュートンの粒子説
光の直進の説明
光の反射の説明
光の屈折の説明
コラム ニュートンによる屈折の説明をイメージする
1-5 光の速度
木星の蝕を利用した光の速度の測定
回転鏡を使った光の速度の測定
1-6 光の回折と干渉
回折の仕組み
ホイヘンスの原理
屈折
光の干渉
1-7 電磁波
電磁波の様子
電磁波の種類
双極子放射
金属表面での反射
偏光
反射率
分散
X線
1-8 偏光
仕切りの板はないのに、仕切りの板が見える?
不思議なおもちゃの原理
立体映画の話
1-9 光は粒子である(光子論)
光電効果
アインシュタインの光子論
恒星の色
1-10 光子の性質 粒子性と波動性
光の量子(光子)
光の波長と光子のエネルギー
コラム 光子帆船
1-11 円偏光
円偏光と直線偏光(光を電磁波と考えて)
円偏光と光子(光を光子と考えて)
第2章 発光と光吸収のメカニズム
2-1 準備(エネルギーレベル)
電子の波動性
エネルギーレベルとエネルギーバンド
エネルギーレベルと光の放出・吸収
光化学反応
2-2 熱放射
発光のメカニズムの分類
太陽光のスペクトル
熱放射の原理
地球温暖化問題
2-3 束縛されていない電子による光の放射
制動放射
チェレンコフ放射
シンクロトロン放射
2-4 ルミネッセンス
ルミネッセンスの原理
蛍光と燐光
2-5 発光現象の応用
白熱灯
発光ダイオード
ナトリウムランプと蛍光灯
ブラウン管
プラズマディスプレイ
第3章 幾何光学
3-1 フェルマーの原理
フェルマーの原理
フェルマーの原理のいろいろな表現
フェルマーの原理と反射
フェルマーの原理とスネルの屈折の法則
絶対屈折率と相対屈折率
平行な2つの境界での屈折
フェルマーの原理と像
3-2 球面レンズによる像
単一球面レンズ
3-3 球面を組み合わせた薄いレンズ
2枚の球面による像の位置
球面を組み合わせた薄いレンズ
球面を組み合わせた薄い凸レンズ
球面を組み合わせた薄い凹レンズ その1
球面を組み合わせた薄い凹レンズ その2
3-4 薄いレンズによる像
薄い凸レンズの焦点距離と像の位置
薄い凸レンズによる像の作図
薄い凹レンズの焦点距離と像の位置
薄い凸レンズによりつくられる虚像の作図
薄いレンズによる像のまとめ
3-5 レンズの明るさ
Fナンバーと明るさ
3-6 レンズと収差(球面収差と色収差)
球面収差
非球面レンズによる収差の解消
色収差
組み合わせレンズと色収差の解消
いろいろなレンズ
コラム 4次の項までとったTの計算
3-7 レンズの材料(ガラス、プラスチック)
ガラス
光学ガラス
石英ガラス
プラスチック
3-8 反射鏡(球面鏡と放物面鏡)
球面鏡による像
球面鏡の焦点距離
放物面鏡の像
凸面鏡による像の作図
凹面鏡による像の作図
コラム 式3.8.4の求め方
コラム 式3.8.10の求め方
コラム y4の項を無視しないときの式3.8.19に相当する式
コラム y4の項を無視しない式3.8.24に相当する式
3-9 球面鏡による像と浮かぶ人形の説明
球面鏡による像の簡単な説明
浮かぶ人形の説明
3-10 反射屈折を利用した光学機器
光ファイバー
虫眼鏡
望遠鏡
顕微鏡
3-11 プリズムと虹
プリズムによる分散
美しい虹
虹の仕組み
第4章 波動光学
4-1 ホイヘンスの原理と回折干渉
波長、振動数、光速と波の表し方
ホイヘンスの原理
ホイヘンスの原理と光の性質
複スリットによる干渉(簡単な説明)
複スリットによる干渉(詳しい説明)
回折格子
コラム 式4.1.4の証明
4-2 有限の幅のスリットと長方形の穴による回折
有限の幅のスリットによる回折
長方形の穴による回折
円形の穴による回折
4-3 分解能
レンズの分解能
望遠鏡の分解能
顕微鏡の分解能
分解能と不確定性原理
コラム 量子力学と不確定性原理
4-4 結晶光学
結晶内の光線速度
常光線
異常光線
複屈折
4-5 偏光のつくり方
偏光方向による吸収率の違いを利用
複屈折の利用
ニコルプリズム
4-6 偏光の応用
反射と偏光
液晶ディスプレイ
4-7 薄膜による干渉
反射による位相の変化
空気中に置かれた薄膜による干渉(垂直入射)(簡単な説明)
空気中に置かれた薄膜による干渉(垂直入射)(詳しい説明)
ガラスにコーティングされた薄膜による干渉(垂直入射)
薄膜による干渉(斜め入射)
薄膜の多重干渉
4-8 薄膜の干渉の応用
反射防止コーティング
涼しい窓ガラス
位相差顕微鏡(小さくて透明な物体を観測する)
シャボン玉
4-9 X線回折
2枚の格子面での干渉
多数の原子面での干渉(X線回折)
X線回折の観測
第5章 電磁光学
5-1 マクスウェルの方程式
マクスウェルの方程式の積分形
マクスウェルの方程式の微分形
コラム マグネティック・モノポール
5-2 マクスウェルの方程式の解としての平面波
平面波
5-3 境界条件
電場の境界条件
磁場の境界条件
5-4 反射率・透過率に関するフレネルの法則
入射波、反射波、透過波の表し方
境界条件
電磁波のエネルギー
反射率と透過率
第6章 レーザーの基本原理
6-1 レーザーの原理
自然放出と誘導放出
反転分布と増幅
ポジティブフィードバックと発振
固有振動
レーザー発振の仕組み
6-2 レーザー光の特徴
干渉性が良い(位相がそろっている)
指向性が良い
単色性が良い
高いエネルギー密度
6-3 半導体レーザーの要素
半導体レーザーの特徴
半導体の仕組み
ダイオードの仕組み
発光ダイオードの仕組み
発光ダイオードの種類
6-4 ホモ接合半導体レーザーの仕組み
ホモ接合半導体レーザーの構造
ホモ接合半導体レーザーの動作
6-5 ヘテロ接合半導体レーザーの仕組み
ヘテロ接合半導体レーザーのエネルギーバンド
ヘテロ接合半導体レーザーの動作
ヘテロ接合半導体レーザーのレーザー光閉じ込め効果
6-6 気体レーザーの仕組み
気体レーザーの構造
気体のエネルギーレベル
気体レーザーの動作
気体レーザーの特徴
6-7 固体レーザーの仕組み
固体レーザーの種類
固体レーザーの構造
固体レーザーの動作
固体レーザーの特徴
6-8 有機色素レーザーの仕組み
有機色素レーザーの構造
有機色素レーザーのスペクトルとエネルギーレベル
特定の波長を選んでレーザー発振させるための工夫
有機色素レーザーの特徴
コラム 有機色素
6-9 レーザー光の制御
レーザー光の変調
パルスの発生
第7章 レーザーの応用技術
7-1 CDと青色レーザー
CD-ROMの構造
CD-ROMへのデータの記録
CD-ROMからのデータの読み取り
トラッキング
青色レーザー
7-2 超精密レーザー計測
膜厚の精密測定
長さの精密測定
速度の測定
距離の測定
分子の検出
飽和分光
7-3 レーザー加工とレーザー医療
レーザー加工
レーザー医療
7-4 核融合への応用
核融合の原理
慣性閉じ込め
爆縮
第8章 光化学と太陽電池
8-1 光化学反応とは
光子のエネルギーと化学結合のエネルギー
原子中の電子による光子の吸収
分子中の電子による光子の吸収
光化学のいろいろ
8-2 TiO2とその応用
TiO2-Pt太陽電池
光触媒TiO2
8-3 太陽電池
太陽電池の原理
太陽電池の効率
8-4 光合成
光合成の全体像
8-5 眼の仕組み
眼球の構造

