2010/2007対応 Access関数辞典

2010/2007対応 Access関数辞典
著者 日野間佐登子
ジャンル IT系書籍 > アプリケーション
書店発売日 2010/07/28
ISBN 9784798026909
判型・ページ数 A5・492ページ
定価 2200円
(本体2000円+税10%)
在庫 品切れ・重版未定

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最新のAccess2010および2007対応の「引きやすい」「使いやすい」関数辞典です。Access2007と2010では約150種類もの組み込み関数が用意されています。本書では、目的の関数を探しやすいようカテゴリごとに分けて掲載。読みからも探せるよう、関数名とともにカタカナでも掲載しています。さらに、目的別の目次と巻末の関数索引で調べたいこともすぐに探せます。各関数の解説では、重要な構文は見やすい位置に配置。具体的な使用例も基本から応用例まで豊富に紹介しているので、初心者からスキルレベルの高いAccessユーザーまで幅広くご利用いただけます。サンプルファイルのダウンロードサービス付き。

【サポートはこちら】https://www.shuwasystem.co.jp/support/7980html/2690.html
Chapter 1 Access関数の基本
●関数とは
・組み込み関数
・関数の構文
・ユーザー定義関数
・Visul Basic Editorの起動
・モジュール
・プロシージャ
・変数の宣言
・式ビルダー
●Access2010の新機能と強化点
・新しいマクロビルダー
・データマクロ
・機能強化された式ビルダー
・演算フィールド(テーブルのデータ型)
・アプリケーションパーツ
・データシートビューの強化
・リボンの強化
・ヘルプウィンドウ
・新しいデータ型とコントロール
Column Access2010のファイル形式

Chapter 2 数学・変換
●2-1 数学
・Abs 【アブス】
数値の絶対値を求める
使用例:アルバイト社員の出勤可能日(Yes/No型)を集計する
応用例:正負を問わずに販売予測数と販売数の差を求めて、小さい順に並べ替える
・Atn 【アークタンジェント】
アークタンジェントを求める
使用例:円周率を計算する
・Exp 【エクスポネンシャル(エクスプ)】
e(自然対数の底)のべき乗を求める
使用例:双曲線サインを計算する
・Fix・Int 【フィックス・イント】
小数点以下を切り捨てて整数部を取得する
使用例:「-546.5(数値型)」の小数点以下を切り捨てて「-547」にする
応用例:「\278」の取り消し金額「\-278」の消費税を正しく計算する
・Log 【ログ】
eを底とする自然対数を求める
使用例:双曲線アークサインを計算する
・Rnd 【ランダム】
乱数を発生させる
使用例:レコードを毎回ランダムに並べ替える
応用例:20席の席替えを毎回ランダムに行う
・Round 【ラウンド】
JIS式丸め処理を行う
使用例:JIS式丸め処理で小数点第2位以下の数値を丸めて小数点第1位の値を返す
応用例:桁数を指定して「4以下なら切り捨て5以上なら切り上げる」四捨五入を行う
Column ユーザー定義関数と式ビルダー
・Sgn 【サイン】
正負の符号を求める
使用例:2月の売上データから、売上実績が売上予定数を超えた日数を集計する
・Sqr 【スクエア・スクエアルート】
平方根を求める
使用例:任意指定の数値(ここでは2+2)の平方根を求める
・Sin・Cos・Tan 【サイン・コサイン・タンジェント】
指定された角度のサイン・コサイン・タンジェントを計算する
使用例:「45(数値)度」のサイン・コサイン・タンジェントを計算する
●2-2 変換
・EuroConvert 【ユーロコンバート】
ユーロ参加国の通貨に変換する
使用例:1ユーロをマルク(ドイツ)に換算する
・GUIDFromString・StringFromGUID 【グローバルユニークアイディー(グイッド)フロムストリング・ストリングフロムグローバルユニークアイディー(グイッド)】
文字列をGUID、またはGUIDを文字列に変換する
使用例:文字列「"{03020100-0504-0706-0809-0A0B0C0D0E0F}"」をGUIDに変換する
応用例:GUID(Byte型の配列)を文字列に変換する
・Hex・Oct 【ヘキサ・オクト】
数値を16進・8進表記に変換する
使用例:10進数の「16」を「10(16進数)」と「20(8進数)」に変換する
応用例:RGB(R:255,G:255,B:255)を、Web用のカラーコード(#FFFFFF)に変換する
・CCur・CDbl・CDec・CInt・CLng・CSng 【シーカレンシー・シーダブル・シーデック・シーイント・シーロング・シーシングル】
値を数値型などにデータ型変換する
使用例:走行距離を誤差の少ないJIS丸め処理で合計する
・CDate・CVDate 【シーデイト・シーブイデイト】
値を日付/時刻型(Date)にデータ変換する
使用例:取り込んだExcelデータの日付「平成22年3月3日(文字列)」を「2010/3/3(日付/時刻型)」にデータ型変換する
・CBool・CByte・CVar 【シーブール・シーバイト・シーヴァー】
値のデータ型をブール型・バイト型・バリアント型に変換する(その他)
使用例:数値をブール型・バイト型・バリアント型に、文字列をブール型・バリアント型にデータ型変換する
・CStr 【シーストリング】
値を文字列型にデータ型変換する
使用例:ブール型、日付/時刻型、Null値、エラー値を文字列型にデータ変換する
Column Access2010 リボン

Chapter 3 日付時刻
●3-1 日付
・Date・Now 【デイト・ナウ】
現在のシステムの日付・システムの日付と時刻を取得する
使用例:勤務表に日付と曜日(2002年3月3日 水曜日)と時刻を入力する
・DateAdd 【デイトアド】
日付や時刻の加算・減算をする
使用例:運転免許証の更新手続き期間を表示する
・DateDiff 【デイトディフ】
2つの日付の間隔や2つの時刻の間隔を調べる
使用例:出社時間と退社時間の差(勤務時間)を求める
応用例:勤務時間の総合計時間を求める
・DatePart 【デイトパート】
日付や時刻を評価する
使用例:指定した日付が年度の上半期か下半期かを求める
応用例:10週で完了するプロジェクトで、今日が残り何週にあたるかを調べる
・DateSerial 【デイトシリアル】
年月日から日付データを取得する
使用例:2010年4月(今月)の前月末日と翌月1日の日付を調べる
応用例:2010年4月の第3週の金曜日がいつかを調べる
・DateValue 【デイトバリュー】
文字列から日付と時刻に関するデータを取得する
使用例:和暦で入力された文字列(平成22年3月3日)から日付値を取得する
・MonthName 【マンスネーム】
月名を取得する
使用例:翌月のカレンダーを作成して月名を表示する
・Weekday 【ウィークデイ】
曜日コードを取得する
使用例:日曜日から土曜日まで、曜日順の日付順に売上金額を表示する
応用例:その日がその月の第何週目の何曜日かを調べる
・WeekdayName 【ウィークデイネーム】
曜日名を取得する
使用例:指定された日付「平成33年12月31日」の曜日を調べて、「金曜日(文字データ)」と表示する
・Year・Month・Day 【イヤー・マンス・デイ】
日付から年・月・日を取得する
使用例:生年月日から年齢を計算する(誕生日当日に1歳加算する)
●3-2 時刻
・Hour・Minute・Second 【アワー・ミニット・セカンド】
時刻から時・分・秒を取得する
使用例:勤務時間の「3時間30分(日付/時刻型)」を「3.5(数値)」と表示する
・Time 【タイム】
システムの日付時刻から時刻を取得する
使用例:データ入力時に現在の時刻が[開始時間]に自動的に入力されるように設定する
・Timer 【タイマー】
システムの午前0時からの経過秒数を求める
使用例:10分間の試験で1秒ごとに残り時間を表示する
・TimeSerial 【タイムシリアル】
時分秒から時刻データを取得する
使用例:勤務時間「7:45:00」から休憩時間「80分」を減算する
応用例:時「12(文字列)」と分「30(文字列)」と秒「10(文字列)」を、日付/時刻型データに変換する
・TimeValue 【タイムバリュー】
文字列から時刻データを取得する
使用例:さまざまな時刻形式の文字列を日付/時刻型に変換する

Chapter 4 テキスト・文字列操作
●4-1 テキスト変換
・Asc 【アスク】
文字列の最初の文字を文字コードに変換する
使用例:大文字「A」と小文字「a」を区別するために、文字コードを調べてデータを並べ替える
・Chr 【キャラクター(キャラ)】
文字コードに対応する文字を表示する
使用例:メモ型フィールドの改行位置(「Chr(13)&Chr(10)」)を「※」に置換する
・Format 【フォーマット】
値を書式設定した文字列データに変換する
使用例:生年月日の日付/時刻型データの「2010/3/3」を、文字列データの「平成22年3月3日」形式に変換する
応用例:「20100416」という形式の文字列日付データを、日付/時刻型に変換する
・FormatCurrency 【フォーマットカレンシー】
通貨形式の書式を設定した文字列データに変換する
使用例:金額「1000(数値)」を通貨形式の文字列データ「\1,000」に変換する
応用例:全角データ「1000円(文字列)」を通貨形式の半角データ「\1,000」に変換する
・FormatDateTime 【フォーマットデイトタイム】
日付形式の文字列に変換する
使用例:さまざまな日付(文字データ)を統一した日付/時刻形式の文字列に変換する
・FormatNumber 【フォーマットナンバー】
数値形式の文字列に変換する
使用例:数値データ「12345679.12345」を文字列データ「12,345,679.12」に変換する
・FormatPercent 【フォーマットパーセント】
パーセント形式の書式を設定した文字列に変換する
使用例:利率「0.03(数値)」をパーセント形式の文字列データ「3%」に変換する
・LCase・UCase 【エルケース・ユーケース】
アルファベットを一括で、小文字または大文字に変換する
使用例:ワインの容量の単位「ml(英字小文字)」を英字大文字の「ML」に変換する
・LTrim・RTrim・Trim 【レフト(エル)トリム・ライト(アール)トリム・トリム】
余分なスペースを削除する
使用例:「□東京都□港区□南青山□□」に含まれる前後のスペースを削除する
応用例:「□東京都□港区□南青山□□」に含まれるすべてのスペースを削除する
・Str 【ストア】
数値を文字列に変換する
使用例:「3500(数値)」を先頭に正負の記号用スペースを確保した「 3500(文字列データ)」に変換する
・StrConv 【ストリングコンバート】
文字列の形式を変換する
使用例:社員名のフリガナの「キムラ アヤコ」を、半角カタカナの「キムラ アヤコ」に変換する
応用例:指定した文字列に全角の文字が何文字含まれるかを調べる
・Nz 【エヌゼロ(エヌゼット)】
Null値を0または別の値に変換する
使用例:[FAX番号]がNull値の場合は「なし」と表示する
応用例:長さ0の文字列("")の場合は「なし」、Null値の場合は「未入力」と表示する
・Val 【バリュー(バル)】
文字列に含まれる数値のデータ型を変換する
使用例:さまざまな数値形式の文字列データを数値に変換する
●4-2 テキスト検索
・InStr 【インストリング】
文字列の中から指定した文字列を検索して、何文字目にあるかを調べる
使用例:「(03)3778-37XX」から市外局番の「(03)」を取得する
応用例:申込者のメールアドレス「jinji@XX.e-trainer.com」から、「@」の位置を検索する
・InStrRev 【インストリングリバース】
文字列の最後から検索し、何文字目にあるかを先頭からの位置で返す
使用例:メールアドレスの後ろから検索して、「s」が最初に表示される位置を調べる
・Replace 【リプレイス】
文字列の一部を別の文字列に置き換える
使用例:「東京都 港区 南 青山」のスペース(全角または半角)を、長さ0の文字列("")に置換して「東京都港区南青山」にする
・StrComp 【ストリングコンパリスン(コンプ)】
2つの文字列を比較する
使用例:氏名に含まれる全角スペースと半角スペースを区別して文字列を比較する
●4-3 テキストその他
・Eval 【イーバル】
式を表す文字列を評価してその値を返す
使用例:加算器のように計算内容を表示して計算する
・Left 【レフト】
文字列の左端から文字を抜き出す
使用例:郵便番号「107-0062」の左側3文字「107」を取得する
応用例:「総務部庶務課」や「総務部経理課」などの部課名から指定した文字列までの文字を取得する
・Len 【レン・レングス】
文字列の長さを取得する
使用例:住所「北海道札幌市中央区北6条西4丁目XX-XX」が何文字なのかを取得する
応用例:ユーザー名を4~10文字の半角英数字とアンダーバー(_)で指定するようチェックする
・Mid 【ミッド】
任意の位置から文字を抜き出す
使用例:フリガナ「サワダ ナオヤ」から「ナオヤ」を取得する
応用例:[T_ユーザー]と重複しないユーザー名で、4~10文字の0~9(半角)とA~Z(半角)で指定するようチェックする
・Right 【ライト】
文字列の右端から文字を抜き出す
使用例:郵便番号「047-0001」の右側4文字「0001」を取得する
・Space 【スペース】
指定した回数分のスペースを繰り返す
使用例:入力した文字列の先頭に5文字のスペースを追加する
応用例:テキスト固定長データ「000105中村 麻紀 19900401」として、データをテキストファイルにエクスポートする
・String 【ストリング】
同じ文字列を繰り返す
使用例:点数10点を「■」に見立てた成績簡易グラフを作成する
・StrReverse 【ストリングリバース】
文字列の並びを逆順にする
使用例:[備考]の文体がですます調かどうかを調べる

Chapter 5 プログラムフロー・メッセージ
●5-1 プログラムフロー
・Choose 【チューズ】
選択肢リストから指定した値に対応する選択肢を返す
使用例:商品の配送状況IDに対応する説明を表示する
応用例:ボタンを押した時刻によって表示するメッセージの内容を変更する
・IIf 【アイイフ】
条件の真偽によって異なる値を返す
使用例:売上数量が1ケースの値以上のときは、「ケース割引の対象です」とメモを表示する
使用例:売上数量が1ケースの値以上のときは、ケース数とケース外の数量を表示する
応用例:内税か外税かを指定して計算する
応用例:売上金額を1行おきに合計する
・Switch 【スイッチ】
条件に応じて異なる値を返す
使用例:売上日から出荷日までの日数によって評価を「◎、△、×」で表示する
応用例:入力された小包の重さを判断して、冊子小包料金を計算する
●5-2 メッセージ
・InputBox 【インプットボックス】
入力用のダイアログボックスを表示する
使用例:インプットボックスに入力された生年月日から年齢を計算する
応用例:米ドルの換算レートをインプットボックスに入力して、円を米ドルに換算する
・MsgBox 【メッセージボックス】
メッセージボックスを表示する
使用例:ユーザーの意思を確認してから選択されたフォームを開く

Chapter 6 SQL集計・集計・定義域集計
●6-1 SQL集計
・Avg 【アベレージ】
データの平均を求める
使用例:ワインを分類名でグループ化して単価の平均を計算する
応用例:3科目のテスト結果データから科目平均を計算する
応用例:売上上位25%の商品の平均売上金額を求める
Column Accessの文字列の並べ替えの優先順位
・Count 【カウント】
データの数をカウントする
使用例:商品を分類名でグループ化して商品数を数える
応用例:3科目のうち1科目以上のテストを受けた生徒の数を調べる
・First・Last 【ファースト・ラスト】
先頭のレコードまたは最終のレコードのデータを返す
使用例:並べ替えの設定に関係なく、先頭レコードと最終レコードの書籍名を調べる
・Min・Max 【ミニ・マックス】
最大値のレコードまたは最小値のレコードのデータを求める
使用例:顧客ごとの初売上日と最終売上日を調べて、その期間に何回取引があったかを数える
・StDev・StDevP 【スタンダードディービエーション(エスティーデブ)・スタンダードディービエーションピー】
データの標準偏差を求める
使用例:国語のテスト結果の偏差値を求めるために、平均点と標準偏差を求める
・Sum 【サム】
指定したフィールドのデータを合計する
使用例:2008年2月から2009年12月までの売上金額を月ごとに集計する
応用例:サブフォームの売上明細の金額合計をメインフォームに表示する
・Var・VarP 【バリアンス・バリアンスピー】
データの分散を求める
使用例:国語のテスト結果の分散値を求める
●6-2 集計
・Partition 【パーティション】
値がどの範囲に含まれるかを調べる
使用例:ワインの価格を1,000円ごとに区切り、どの価格帯の売上が多いかを調べる
応用例:年齢を10歳ごとに区切り、どの年代の売上金額が高いかを調べる
●6-3 定義域集計
・DAvg 【ディーアベレージ】
指定したテーブルまたはクエリの特定のフィールドの平均値を求める
使用例:指定した社員のデータを抽出して売上平均を計算する
・DCount 【ディーカウント】
指定したテーブルまたはクエリの特定のフィールドのレコード数をカウントする
使用例:指定した社員のデータを抽出して取引数をカウントする
応用例:国語のテスト結果が高い順に順位を付ける
・DFirst・DLast 【ディーファースト・ディーラスト】
指定したテーブルまたはクエリの特定のフィールドから、先頭または最終のデータを取得する
使用例:指定した商品のレコードを抽出して、最終レコードの注文日を表示する
・DLookup 【ディールックアップ】
指定したテーブルまたはクエリの特定のフィールドからレコードを1つ抽出する
使用例:指定した社員のレコードを抽出して社員名を表示する
・DMin・DMax 【ディーミニ・ディーマックス】
指定したテーブルまたはクエリの特定のフィールドの最小値または最大値を取得する
使用例:指定した社員のレコードを抽出して最高売上額を表示する
・DStDev・DStDevP 【ディーエスティーデブ・ディーエスティーデブピー】
指定したテーブルまたはクエリの特定のフィールドの標準偏差を求める
使用例:3科目のテスト結果の合計から偏差値を計算する
・DSum 【ディーサム】
指定したテーブルまたはクエリの特定のフィールドの合計を求める
使用例:指定した社員のレコードを抽出して売上合計を表示する
応用例:売上金額の累計を表示する
・DVar・DVarP 【ディーヴァー・ディーヴァーピー】
指定したテーブルまたはクエリの特定のフィールドの分散を求める
使用例:3科目のテスト結果を合計して合計の分散を求める

Chapter 7 ファイル入出力・ファイル管理
●7-1 ファイル入出力
・EOF 【エンドオブファイル・イーオーエフ】
Openステートメントを使用して開いたファイルの読み込み位置がファイルの末尾かを調べる
使用例:「readme.txt」ファイルを開いて内容を読み込みテキストボックスに表示する
・FreeFile 【フリーファイル】
Openステートメントで使用可能なファイル番号を取得する
使用例:Openステートメントを使用して3つのテキストファイルを順に開き、内容を読み込んでテキストボックスに表示する
Column 改行を表す定数
・Input 【インプット】
Openステートメントを使用して、開いたファイルから指定した文字数の文字列を読み込む
使用例:「MyData1.txt」ファイルの内容を20文字ずつ読み込んでテキストボックスに表示する
・Loc 【ロック】
Openステートメントを使用して、開いたファイルの現在の読み取り位置または書き込み位置を取得する
使用例:「MyDataB.txt」ファイルの内容を1行ずつ読み込んで末尾の位置を取得する
・LOF 【ラストオブファイル・エルオーエフ】
Openステートメントを使用して、開いているファイルの長さを取得する
使用例:Openステートメントを使用して、開いた「MyDataB.txt」ファイルのファイルサイズを調べる
・Seek 【シーク】
Openステートメントを使用して、開いたファイル内の現在の読み取り位置または書き込み位置を取得する
使用例:「MyDataB.txt」ファイルの内容を1行ずつ読み込んで末尾の位置を取得する
・Spc 【スペース】
PrintステートメントまたはPrintメソッドと共に使用して、出力位置にスペースを挿入する
使用例:「商品テキスト.txt」ファイルに[T_商品]テーブルのデータを出力する
・Tab 【タブ】
PrintステートメントまたはPrintメソッドと共に使用して、出力位置にタブを挿入する
使用例:「会員テキスト.txt」ファイルに[T_会員]テーブルのデータを出力する
●7-2 ファイル管理
・CurDir 【カレントディレクトリ】
ドライブやフォルダのパスを取得する
使用例:[T_社員]テーブルのデータをテキスト変換して、現在のフォルダに保存する
応用例:現在開いている「007.accdb」ファイルのファイルパスを取得する
・Dir 【ディレクトリ】
指定したファイルやフォルダの名前を取得する
使用例:指定したフォルダにあるファイルの一覧を作成する
応用例:現在のフォルダ内に存在する拡張子が「.accdb」のファイル一覧を表示する
・FileAttr 【ファイルアトリビュート】
ファイルのファイルモードを取得する
使用例:「TestFile.txt」ファイルがどのファイルモードで開かれたかを取得する
・FileDateTime 【ファイルデイトタイム】
ファイルの更新日時または作成日時を取得する
使用例:指定したファイルの更新日時から今日までの日数を取得して、「○日前に更新されました」と表示する
・FileLen 【ファイルレン】
ファイルのサイズを取得する
使用例:「C:\Test」フォルダにある全ファイルのファイルサイズ(KB)をテキストボックスに表示する
・GetAttr 【ゲットアトリビュート】
ファイルやフォルダの属性を調べる
使用例:「C:\Test\TestFile03.txt」ファイルに[読み取り専用]が設定されているかどうかを調べる

Chapter 8 特殊評価・エラー処理
●8-1 特殊評価
・IsArray 【イズアレイ】
指定した変数が配列かどうかを調べる
使用例:指定した値がバリアント型かどうかを判断し、バリアント型の場合は配列を持っているかどうかを調べる
・IsDate 【イズデイト】
日付として認識できるかを調べる
使用例:日付を表すさまざまな文字列データが日付/時刻型に変換できるかどうかを調べる
・IsEmpty 【イズエンプティ】
指定した変数が初期化されている(Empty値)かどうかを調べる
使用例:指定した変数がEmpty値かどうかを調べる
・IsMissing 【イズミッシング】
プロシージャに省略可能なバリアント型の引数が渡されたかどうかを調べる
使用例:省略可能な引数を持つユーザー定義関数を作成し、省略可能な引数が指定されたかどうかを調べる
・IsNull 【イズヌル】
指定した式にNull値が含まれているかを調べる
使用例:指定した値がNull値かどうかを調べる
応用例:国語のテスト結果のNull値を「0(ゼロ)」に変換して平均する
Column 「IsNull関数」と「IS Null演算子」の違い

・IsNumeric 【イズニューメリック】
指定した値が数値として認識できるかを調べる
使用例:指定した値が数値かどうかを調べる
・IsObject 【イズオブジェクト】
指定した値がオブジェクト変数かどうかを調べる
使用例:指定した変数がオブジェクト型かどうかを調べる
・TypeName 【タイプネーム】
変数に関する情報を取得する
使用例:指定した値のデータタイプを調べる
・VarType 【バータイプ】
指定した値のサブタイプ(内部処理形式)を取得する
使用例:指定した値のデータのサブタイプを調べて、結果を数値で得る
●8-2 エラー処理
・CVErr 【シーブイエラー】
エラー番号をエラー値に変換する
使用例:数値「1303」をエラー番号「エラー 1303」に変換して、エラー値を作成する
・Error 【エラー】
エラー番号に対応するエラーメッセージを返す
使用例:Accessのシステムエラー番号「1」から「15」に対応するエラーメッセージを表示する
・IsError 【イズエラー】
指定した値がエラー値かどうかを調べる
使用例:指定した値がエラー値の場合は、エラー処理ルーチンに制御を移動する
Column 独自のエラーメッセージを表示する(On Errorステートメント)

Chapter 9 他のアプリケーションとの連携
●9-1 ActiveX
・CreateObject 【クリエイトオブジェクト】
ActiveXオブジェクトへの参照を作成する
使用例:フォームに表示されている注文データを「xl注文商品.xlsx」Excelファイルに転送する
・GetObject 【ゲットオブジェクト】
ActiveXオブジェクトへの参照を求める
使用例:フォームに表示されている注文データを、Excel「Sheet1」シートの最終行に転送する
●9-2 アプリケーション
・Shell 【シェル】
外部プログラムを実行し、成功した場合にそのプログラムのタスクIDを取得する
使用例:コマンドボタンに開くアプリケーションを登録する
応用例:フォーカスを持った状態でExcelを最大化して起動し、タスクIDを取得する
●9-3 DDE
・DDEInitiate 【ディーディーイーイニシエイト】
DDEでデータを送受信するチャネルを開く
使用例:「C:\Test\売上.xlsx」Excelファイルとのチャネル番号を取得する
・DDERequest 【ディーディーイーリクエスト】
DDEサーバーアプリケーション側にある情報を取得する
使用例:「C:\Test\名簿.xlsx」Excelファイルの[A1]セルの値を取得する

Chapter 10 財務・配列・標準その他
●10-1 財務
・FV 【フューチャーバリュー(エフブイ)】
積立定期や定期預金の満期額を計算する
使用例:年利3.5%の1か月複利で1万円を120回積立てた場合の、積立定期の満期額を計算する
応用例:年利3.5%の1年複利で10万円を3年間預けた場合の、定期預金の満期額を計算する
・PV 【プレゼントバリュー(ピーブイ)】
定額の支払いを定期的に行い、利率が一定であると仮定した投資における現在価値を求める
使用例:年利3.5%で毎月1万円を積立て、10年後に150万円受取るにはいくらの当初預入金が必要か計算する
・Pmt 【ペイメント】
元利均等返済の元利金の毎回の支払額を求める
使用例:年利5%で300万円を借り入れて、60回で返済する場合の元利金を計算する
応用例:年利3.5%で300万円を借り入れて、60回で返済する場合の返済予定をテーブルに保存する
・PPmt 【ピーペイメント】
元利均等返済の元利金の毎回の支払額を求める
使用例:年利3.5%で300万円を借り入れて、60回で返済する場合の元金返済額を計算する
・IPmt 【インタレスト(アイ)ペイメント】
元利均等返済の金利を求める
使用例:年利3.5%で300万円を借り入れて、60回で返済する場合の利息(金利)額を計算する
・NPer 【ナンバーピリオズ・エヌパー】
目標満期額に達するために必要な期間(回数)を求める
使用例:年利3.5%で150万円を借り入れて、月1万2千円ずつ返済した場合の完済に必要な返済回数を計算する
・Rate 【レート】
投資期間を通じての利率を求める
使用例:65万円借り入れして、月1万円ずつ60回で返済を終える場合の利率を計算する
・DDB 【ダブルディクライニングバランス】
倍率法で計算した1期あたりの減価償却費を求める
使用例:取得原価20万円、残存価額2万円、耐用年数5年の備品の、倍率逓減法で計算した減価償却費を求める
・SLN 【ストレートライン(エスエルエヌ)】
定額法で計算した1期あたりの減価償却費を求める
使用例:取得原価20万円、残存価額2万円、耐用年数5年の備品の、定額法で計算した減価償却費を求める
・SYD 【サムオブイヤーデジッツ(エスワイディー)】
定額逓減法で計算した1期あたりの減価償却費を求める
使用例:取得原価20万円、残存価額2万円、耐用年数5年の備品の、定額逓減法で計算した減価償却費を求める
・IRR 【インタレスストレートリターン(アイアールアール)】
一連の定期的なキャッシュフローに基づいた内部利益率を求める
使用例:初期投資と4期収益までのキャッシュフローに基づいて内部利益率を計算する
・MIRR 【エムアイアールアール】
一連の定期的なキャッシュフローに基づいて修正内部利益率を返す
使用例:初期投資と4期収益までのキャッシュフローに基づいて修正内部利益率を計算する
・NPV 【ネットプレゼントバリュー(エヌピーブイ)】
一連の定期的なキャッシュフローに基づいた投資の正味現在価値を求める
使用例:初期投資から4期収益までのキャッシュフローに基づいて投資の現在価値を計算する
●10-2 配列
・Array 【アレイ】
文字列から配列を作成する
使用例:都道府県名を配列として30番目の要素を取得する
・Filter 【フィルタ】
配列から要素を抽出する
使用例:都道府県名を配列として、「島」を含む要素を検索し個数をカウントする
・Join 【ジョイン】
配列の各要素を結合して文字列を作成する
使用例:都道府県名を配列として、「島」を含む要素を検索し都道府県名を表示する
・Split 【スプリット】
文字列を区切って配列を作成する
使用例:カンマ(,)区切りの東京23区のデータ(テキストデータ)を配列に格納し、個数と指定した番号の要素を取得する
・UBound・LBound 【アッパーバウンド・ロウアバウンド】
配列のインデックス番号の最大値・最小値を取得する
使用例:配列の要素の最小値と最大値を調べる
応用例:同日同担当者が訪問した得意先を3件をカンマ(,)で区切って入力し、3件のレコードとしてテーブルに一括入力する
●10-3 標準その他
・Command 【コマンド】
Accessの起動に使用されるコマンドラインの引数部分を返す
使用例:コマンドライン引数が長さ0の文字列("")だったら、Accessを終了する
・DoEvents 【ドゥイベンツ】
他のイベントを処理できるようにプログラムが占有する制御をOSに返す
使用例:コマンドボタンをクリックして長い処理を中断できるようにする
・Environ 【エンバイロン】
オペレーティングシステムの環境変数に割り当てられた文字列を取得する
使用例:ホームドライブやホームパスや作業フォルダなどのOS環境情報を表示する
・GetSetting・GetAllSettings 【ゲットセッティング・ゲットオールセッティングス】
レジストリのキー設定値などを取得する
使用例:レジストリにキーを設定して取得する
応用例:フォームの左上の位置をレジストリのキー設定値から取得する
・CallByName 【コールバイネーム】
メソッドの実行・プロパティの取得・設定を行う
使用例:[社員]テキストボックスの[上位置]・[左位置]プロパティの値を取得する
・IMEStatus 【アイエムイーステータス】
IMEの現在の状態を取得する
使用例:現在のIMEの状態を取得する
・QBColor 【キュービーカラー】
色番号に対応するRGBコードを取得する
使用例:[色番号]オプショングループで選択した値を変換して、コントロールの背景色に設定する
・RGB 【アールジービー】
RGBコードで色を指定する
使用例:[赤],[緑],[青]の値を受け取りRGBカラーコードに変換して、フォームのラベルの前景色と背景色を変更する
●10-4 Webリンク・その他
・CurrentUser 【カレントユーザー】
データベースの現在のユーザーの名前を返す
使用例:データの更新時にユーザーアカウント名を表示する
・HyperlinkPart 【ハイパーリンクパート】
ハイパーリンク型として格納されているデータについての情報を返す
使用例:ハイパーリンク先のアドレス情報を取得する
・HtmlEncode 【エイチティーエムエルエンコード】
文字列をHTMLエンコードされた文字列に変換する<追加バージョン:Access2007>
使用例:リッチテキスト形式のフィールドに入力されたデータをHTMLエンコードする
・PlainText 【プレーンテキスト】
文字列からリッチテキスト書式を削除し、書式設定のない文字列を返す<追加バージョン:Access2007>
使用例:リッチテキスト形式のフィールドに入力されたデータを、書式設定のない文字列に変換する
Column その他のAccess関数
巻末データ1 Access2010のリボン一覧
巻末データ2 Format関数の書式一覧
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