図解入門ビジネス 電子書籍[Kindle/iPad/GoogleEditions]の可能性と課題がよーくわかる本

概 要

電子書籍の登場で出版ビジネスがどのように変化するか、国内外の事例から関係者のインタビューまでを交えて図解で丁寧に解説した入門書です。電子書籍の登場により、出版業界には大きな変革期が訪れています。本書では、出版・印刷・取次・書店・作家などへの影響や、アマゾンのKindle、アップルのiPad、グーグルのGoogle Editionsなどの話題の電子書籍サービスの成功要因や各社の戦略をわかりやすく解説します。また、ソニーやシャープ、日経や講談社、印刷会社、取次や書店などの国内各社の電子書籍への取り組みや影響についても個別に考察します。

著者 高橋暁子
価格 本体1500円(税別)
ISBN 978-4-7980-2767-8
発売日 2010/10/23
判型 A5
色数 2色
ページ数 208
CD/DVD
対象読者 入門
シリーズ 図解入門ビジネス
表紙イメージ
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目次

第1章 電子書籍の基礎知識

1-1 そもそも電子書籍とは

電子書籍とiPad、キンドルの関係

電子書籍と電子書籍リーダー

電子書籍ビューアー

ビューアー不要のアプリ型電子書籍もある

1-2 電子書籍のメリットとデメリット

紙という実体がないことの利点

文字の大きさ、読み上げ、辞書機能

インターネット機能

動画、音楽によるリッチコンテンツ化

紙の書籍には敵わない部分もある

進化する電子書籍

1-3 iPadでできる新体験コンテンツ(1)~書籍の場合

iPadの機能を活かした電子書籍とは

モーションセンサーに対応した『Alice for the iPad』

ゲームができる『ToyStoryRead-Along』

音楽や映像を付けた『死ねばいいのに』『歌うクジラ』

1-4 iPadでできる新体験コンテンツ(2)~雑誌の場合

いち早くiPadに対応した『Wired』

記事のレイアウトが変化する『Time』

ムービーを活用した『GQ JAPAN』『VOGUE』

日本でも同様の動きが

1-5 電子書籍の入手法

専用の電子書籍ストアから購入するキンドル

様々な電子書籍ストアが使えるiPad

日本の書籍に対応するストア

電子書籍ストア以外の入手法

“自炊”で作る電子書籍

1-6 電子書籍は本当に普及するのか

電子書籍を利用したくない理由

根本的な原因は「利用するまでのハードル」

リーダーの低価格化で電子書籍の時代が来る

1-7 電子書籍が出版業界に与える影響

既存の出版業界の枠にはまらない電子書籍ビジネス

書店への影響

取次会社への影響

印刷業界への影響

出版社への影響

第2章 キンドル対iPad~電子書籍リーダーの現在

2-1 電子書籍の歴史

CD-ROMで始まった電子書籍

電子書籍リーダーの誕生

ダウンロード型電子書籍の登場

日本とは違った米国の状況

コラム エキスパンドブック

2-2 キンドルが成功した理由

キンドルの衝撃

コンテンツの豊富さが勝因

端末直接ダウンロード型で徹底的に手間を軽減

コラム 電子書籍は安価?

2-3 損して得取れ~キンドルのビジネスモデル

売れば売るほど損をする?

キンドルの独占販売

キンドルを普及させ電子書籍販売で利益を確保

通信費の差額

2-4 電子書籍を進化させたiPad

“電子書籍リーダー”ではないiPad

新しい読書体験を作り出すデバイス

2-5 キンドル対iPad~アップル参入の影響

ホールセール契約のアマゾン

エージェント契約のアップル

コラム キンドルとiPadはライバル?

2-6 ソニー・リーダーとヌックが示す可能性

高性能で入手しやすいソニー・リーダー

実店舗で購入でき貸本や試し読みも可能なヌック

2-7 電子書籍とグーグルブック検索

グーグルがいよいよ参入

著作権侵害で訴えられた図書館プロジェクト

和解で開始したグーグルブック検索

日本にも影響を及ぼしたグーグルブック検索問題

2-8 遂に始まるグーグルエディション

グーグルエディションとは

クラウドで読む新タイプの電子書籍

電子書籍取次サービスで他企業も電子書籍ビジネスに参入可能に

2-9 日本の電子書籍市場はどう変わるか

iPadで開拓された日本の電子書籍市場

2010年が「電子書籍元年」と言われる理由

コラム 買うならどの端末がおすすめか

第3章 電子書籍ストアと書店への影響

3-1 書店と電子書籍ストアの違い(1)~委託販売制度

普通の小売り業と違う書店のビジネス

委託販売制度とは

よりリスクが小さい電子書籍ストアのビジネスモデル

コラム 見直しが進む委託販売制度

3-2 書店と電子書籍ストアの違い(2)~再販制度

再販制度とは

再販制度のメリットとデメリット

再販制度が適用されない故の電子書籍ストアの可能性

3-3 電子書籍ストア業界の構造

電子書籍ストアの5つのタイプ

書店系の電子書籍ストア

書店以外の出版系の電子書籍ストア

電器メーカー系の電子書籍ストア

通信インフラ系の電子書籍ストア

その他の電子書籍ストア

3-4 書店の対応(1)~大手書店の対応状況

リアル書店は要らなくなる?

紀伊國屋書店の取り組み

丸善の取り組み

3-5 書店の対応(2)~リアル書店で電子書籍を扱うための工夫

バーンズ&ノーブルの場合

ボーダーズ・グループの場合

Booker

sの場合

先人から学べ

コラム 読者を呼ぶコミュニティ空間を生み出せ

3-6 電子書籍ストアと出版社(1)~変わる販売促進

営業や書店が販売を左右できる紙の書籍

電子書籍販売でできる営業努力とは

3-7 電子書籍ストアと出版社(2)~審査・検閲問題

寡占化の危険性

講談社コンテンツの35%がリジェクト対象に

過激な描写だけの問題ではない

アマゾンはビッグブラザー?

マクミラン社の値上げ交渉事件

第4章 電子書籍の流通と取次会社

4-1 取次会社の果たす役割

取次会社は本の問屋さん

物流だけでない取次会社の仕事

4-2 “電子書籍取次”の果たす役割

電子書籍で取次会社の中抜きが起こる?

電子書籍取次も登場している

電子書籍取次の役割

4-3 電子書籍取次業界の現状

参入が容易な電子書籍取次ビジネス

トーハンの対応

日販の対応

ニーズからビジネスを生み出せ

コラム 取次の歴史

第5章 電子書籍の出版社への影響

5-1 電子書籍市場の現状

アイボール戦争が呼び込んだ出版不況

電子書籍市場の89%がケータイコンテンツ

5-2 出版社の電子書籍への取り組み

iPadで先行する電子コミック

電子書籍をプロモーションに使う例も

コラム 端末の特徴を活かしたコンテンツを

5-3 電子書籍の価格と出版コスト

電子書籍はいくらが妥当か

出版社のコスト構造

意外と変わらない電子書籍の出版コスト

値段より中身?

コラム 電子コンテンツは無料の意識が強い?

5-4 電子書籍と印税

印税70%は本当か?

むしろ印税が減るかもしれない

5-5 出版社にとっての電子書籍のメリット

紙のパッケージから自由になる

在庫と返本がなくなる

絶版がなくなる

古本がなくなる

貸本が収益になる

コラム 電子貸本サービス

5-6 出版社にとってのデメリット

作家による中抜き問題

新規参入による競争激化問題

第6章 新聞・雑誌と電子書籍

6-1 世界の電子新聞有料化の動向

うまくいかないニュースサイト有料化

電子書籍で見えた可能性

6-2 日本の新聞の取り組み

本格参入を果たした日本経済新聞

その他の各社の取り組み

6-3 新聞電子化のメリットとデメリット

電子化の大きなデメリット

電子化のメリット

6-4 電子化で変わる雑誌

雑誌にぴったりのiPad

iPad版の課題は価格

「お試し版」としての電子雑誌

電子雑誌オンリーでの発行も

6-5 電子書籍と広告の関係

新聞・雑誌が電子化に取り組まざるを得ない広告事情

今のところ好調なiPad向け広告

コラム iPadは広告効果が高い?

6-6 電子書籍で変わる広告事情

iAdで広告営業が不要になる?

広告主による媒体中抜きの危険も

コラム iPadで広がる広告の可能性

第7章 電子書籍で変わる自費出版

7-1 個人が電子書籍を出版する方法

ハードルが高かった自著の出版

方法(1)アマゾンDTPやアップルの自費出版サービスを利用する

方法(2)アプリとして出版する

方法(3)パブーなどの電子出版サービスを利用する

方法(4)自分で作成から販売まで行う

7-2 電子書籍のコンテンツの種類を整理してみよう

テキストベースはリフロー可能

画像イメージは紙面をそのまま再生

多機能なアプリ型

7-3 アマゾンDTPで電子書籍を出版する方法

アマゾンDTPとは

アマゾンDTPの使い方

日本語の電子書籍には対応していないが……

コラム ISBNの取得方法

7-4 iBookストアの自費出版サービスで電子書籍を出版する方法

iBookストアの自費出版サービスとは

iBookストアの自費出版サービスの使い方

コラム EPUB形式のファイルの作り方

7-5 パブーで電子書籍を出版する方法

パブーとは

パブーの使い方

コラム “自炊”で手持ちの本を電子化しよう

第8章 電子書籍の課題

8-1 権利処理問題

米国に比べて遅れている日本のコンテンツ事情

曖昧だった出版契約

出版社の積極的な対応が始まっている

8-2 フォーマット問題

電子書籍のフォーマットとは

EPUB形式

AZW形式

.book形式

XMDF形式

その他の形式

多数のフォーマットに容易に変換できる中間フォーマット

8-3 日本語組版問題

技術的に対応が難しい日本語組版

EPUB形式の日本語化運動が始まっている

8-4 その他の問題

相互互換の問題

市場規模とコストの問題

課題の多さは可能性の多さでもある

コラム 電子書籍関連で生まれた協会、団体

付章 インタビュー集

A-1 ITジャーナリスト佐々木俊尚氏に聞く“電子書籍の衝撃”と未来

電子版ならではの工夫は?

電子書籍を売るにはどうすればいいのか?

書き手にとって電子書籍とはどういう存在か?

プラットフォームはどこが残るのか?

電子化で出版社はどう変わるか?

電子書籍登場で登場する新しいビジネスとは?

A-2 ソニーに聞く、ソニー・リーダーの日本での展開と日米の違い

ソニー・リーダーとはどんな端末か?

iPadやキンドルとの違いは?

米国を次の市場に選び、受け入れられたわけは?

リブリエが失敗した理由は?

キンドルがリブリエに似ていることをどう思うか?

日本での展開はどうなるか?

ヨーロッパでの展開は?

今後の展開は?

A-3 ボイジャーに聞く、電子書籍の歴史と世界標準フォーマットの意義

ボイジャーを立ち上げた経緯は?

「エキスパンドブック」が普及しなかった理由は?

T-Tmeであらゆる液晶に書き出しができるわけは?

EPUB形式が日本語組版に対応する重要性は?

中間フォーマット策定の理由は?

アップルの審査でリジェクトが多い理由

電子書籍の未来と意義は?

A-4 凸版印刷に聞く、電子書籍時代における印刷会社ならではの役割と付加価値

電子書籍に対する取り組みは?

印刷会社ならではの付加価値はどこにあるか?

中間XMLファイルの意義は?

なぜ「電子出版制作・流通協議会」を作ったのか?

垂直統合ではなく水平分業がいいと考える理由は?

今後の展開は?

A-5 ビットウェイに聞く、電子書籍取次と電子書籍ストア

ビットウェイで行っている業務は?

「Handyコミック」に見るケータイコミックの利用状況は?

電子書籍市場は伸びるか?

電子書籍ストアで売上を伸ばす方法は?

電子書籍取次とはどんなサービスか?

電子書籍取次は利用されるか?

今後の展開は?

A-6 日本経済新聞社に聞く、有料ネットサービスの可能性とビジネスモデル

日経新聞電子版を作った理由は?

電子版はどのようにしてできたのか?

電子版は単独でビジネスとして成り立つのか?

購読者数やPVなどの利用状況は?

読者や広告出稿企業などからの反応は?

なぜ紙版を重視するのか?

広告はどうなっているか?

電子版によって紙版の需要を喚起させる方法はあるか?

個別の記事リンク禁止の理由は?

iPadなどで購読できるようになるか?

今後の展開は?

A-7 講談社に聞く、電子書籍時代の出版社の役割と、印刷・取次・書店との関わり

『死ねばいいのに』売上と紙の書籍への影響は?

電子書籍時代に、印刷・取次・書店とどう関わるか?

電子書籍の価格はどのくらいが妥当か?

著者からの電子化許諾をどう取るのか?

電子書籍の“印税”はどうなるか?

アップルによるリジェクト(出品拒否)問題は?

電子化における今後の多様化は?

A-8 アゴラブックスに聞く、電子出版社のビジネスモデル

会社を設立した経緯と理由は?

電子出版はビジネスとして成り立つか?

出版社、著者からの許諾はどう取るか?

電子出版のメリット、デメリットは?

自費出版ビジネスのリスクは?

今後の展開は?

A-9 漫画家うめ氏に聞く、電子出版の可能性と出版社に求める役割

電子出版した理由は?

電子化に対する周囲の反応は?

キンドルでの自費出版はビジネス的に成り立つか?

電子出版のメリット、デメリットは?

電子書籍の印税率はどうなるか?

電子化時代に出版社に求める役割とは?

編集者は今後どうなるか?

今後も電子書籍を出し続けるか?

A-10 米光一成氏に聞く、電書フリマに見る電子出版の可能性

電子書籍を販売しようと考えたきっかけは?

対面販売の良さは?

お客様からの反応は?

コストと採算はどうか?

フォーマットはどうか?

著作権侵害対策はあるか?

今後の展開は?

コラム 電書フリマ当日のレポート

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