よくわかる行動経済学

概 要

人間行動から経済現象や経済問題を読み解く「行動経済学」の入門書です。行動経済学では、人間の行動を科学的に分析し、バブルや不況などの経済問題を引き起こす人間の「不合理行動」を明らかにします。不合理行動をうまく利用すれば、従来のやり方では解決できなかった問題にも解決の糸口が見えてくるでしょう。本書では、「無意識」と「学習」をキーワードとして行動経済学の考え方、不合理行動の原因とタイプ、行動経済学の応用方法を具体例をあげながらやさしく解説しています。人間の行動メカニズムがわかります。

著者 川西諭
価格 本体1500円(税別)
ISBN 978-4-7980-2842-2
発売日 2010/12/25
判型 A5
色数 1色
ページ数 264
CD/DVD
対象読者 初級
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目次

序章 なぜいま行動経済学が注目されているのか

第1部 「行動の決定と改善」における基本メカニズム

第1章 人はどのように行動を決定し、改善するのか

1.1 無知の知――私たちは自分の行動を知らない

1.2 行動を改善する四つのしくみ――学習

第2部 「不合理行動」の原因とタイプ分け

第2部のイントロダクション

第2章 5種類の不合理行動のタイプ(1)

認知的節約による不合理行動

2.1 パターンA――過去にうまくいった行動を繰り返す

2.2 パターンB――周りの人たちの行動を模倣する

2.3 パターンC――後悔しないように心理的に楽な選択をする

2.4 パターンD――問題を簡略化して「システムII」を助ける

2.5 第2章のまとめ――システムⅡを節約する「認知的節約」

第3章 5種類の不合理行動のタイプ(2) 本能的な評価による不合理行動

3.1 参照基準点と価値関数

3.2 価値関数の性質(1) 緩やかなS字型

3.3 価値関数の性質(2) 損は得より心に響く: 損失回避の感情

3.4 価値関数の性質(3) 感情を説明できる

3.5 第3章のポイント

第4章 5種類の不合理行動のタイプ(3) 近視眼的な本能による不合理行動

4.1 投資に見る「時間差」

4.2 「時間差」に基づく不合理行動の実験

4.3 問題が先送りされる理由 ――なぜダイエットや禁煙は失敗するのか

4.4 心の会計

4.5 サンクコストの呪縛

第5章 5種類の不合理行動のタイプ(4) 不確実性による不合理行動

5.1 本能と確率認識の誤り

5.2 学習本能と代表性ヒューリスティック

5.3 偶然の中に規則性を見つける学習本能

5.4 利用可能性ヒューリスティック

5.5 「過重関数」と宝くじ

5.6 「正しい」プロスペクト理論

5.7 後知恵

5.8 自己奉仕バイアス

第6章 5種類の不合理行動のタイプ(5) 理性の限界による不合理行動

6.1 貨幣錯覚

6.2 機会費用の軽視と資産価値評価の誤り

6.3 時間的な視野の狭さが引き起こす短絡的行動

6.4 自らの利益を守るために協力するか、裏切るか(囚人のジレンマ)

第7章 見返りを求めない利他的行動・協力行動の謎

7.1 注目を集める二つの理由

7.2 見返りや制裁がない状況での実験

7.3 利他的行動と協力行動に関する五つの疑問

第3部 行動経済学の応用

第8章 「行動」を自然に引き出すアプローチ

8.1 ビジネスに応用される「行動・心理」の研究

8.2 政府主導か個人の自由か

8.3 「デフォルトをどこに設定するか」によって状況は大きく変わる

8.4 スーパーチャージ

第9章 ファイナンス分野の不合理行動

9.1 投資家たちの不合理行動

9.2 バブルはなぜ起こるのか

9.3 不況期の低迷の原因

9.4 行動経済学による不況対策

第10章 多様な分野に応用される行動経済学

10.1 教育への応用

10.2 幸福の経済学

10.3 他分野との交流が活発になってきた経済学

10.4 常識を疑おう

むすび 経済学を学ぼう

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