図解入門ビジネス 最新コーポレートファイナンスの理論と仕組みがよーくわかる本

概 要

企業財務のノウハウを徹底解説したコーポレートファイナンスの理論と仕組みがよくわかる入門書です。コーポレートファイナンスは日本語に直すと「企業財務」「経営財務」に相当します。日本企業のグローバル化が進み、海外企業との買収・合併が増えるにつれ、企業価値とは何なのかを意識した経営を行わざるをえなくなり、コーポレートファインスに注目が集まっています。本書では、ファイナンスの専門家ではなく、マーケティングやオペレーションのマネージャーの道を進もうとする人を対象に、コーポレートマーケティングの基礎を解説。さらに、日本企業へ適応するための課題と対策についても解説しています。コーポレートファイナンスの全体像がわかります!

著者 岸本義之、松田千恵子
価格 本体1600円(税別)
ISBN 978-4-7980-3039-5
発売日 2011/7/30
判型 A5
色数 2色
ページ数 256
CD/DVD
対象読者 入門
シリーズ 図解入門ビジネス
表紙イメージ
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目次

第1章 コーポレートファイナンスとは

1-1 ファイナンスとはなにか

「ファイナンス」の意味

コーポレートファイナンスの目的

1-2 財務マネージャーとCFO

CFOは財務的な意思決定に責任を負う

意思決定を可視化する役割

1-3 所有と経営の分離

プリンシパル・エージェンシー問題

コラム CEOの報酬の高さ

第2章 現在価値

2-1 現在価値と割引率

貨幣の時間価値

機会を棒に振る「機会損失」

2-2 NPVと収益率法

NPV(純現在価値)

収益率法

2-3 リスクと現在価値

現在価値を計算する

NPVからリスクを測る

2-4 資本コスト

近いリスクを持つ金融商品の収益率を割引率に使う

資本コスト=資本の機会費用

2-5 株主価値の最大化とNPV

NPVを高める条件

NPV最大化=株主価値の最大化

2-6 複数期間の現在価値

DCF法

キャッシュフローという考え方

2-7 現在価値のショートカット

永続型キャッシュフロー

年金型キャッシュフロー

2-8 インフレの扱い

名目金利と実質金利

インフレがある場合の割引率

コラム 子会社上場という謎

第3章 債券と普通株式の価値

3-1 債券の価値

債券とはなにか

債券の価値の求め方

3-2 金利変化による債券価値の変化

満期利回り

金利変化による影響

3-3 普通株式の評価:時価と簿価

株式とはなにか

企業の価値を計る

3-4 配当割引モデル

配当の現在価値から株価を求める

配当性向をどう考えるか

3-5 永続成長型のモデル

株主資本コストと株主資本利益率

PER(株価収益率)

永続成長型モデルにおける注意点

3-6 成長機会の現在価値

来期の収益力と将来の成長価値との和

配当を5円に下げた場合

コラム 「自己資本」という言葉の問題

第4章 キャッシュフローとNPV

4-1 NPVとキャッシュ移転

NPV=0の状態

NPV>0の状態

4-2 簿価収益率

会計上の収益率=簿価収益率

ROAを指標とする場合の問題点

4-3 投資回収期間

3つの案件の投資回収期間

投資回収期間法が抱える2つの問題点

4-4 IRR(内部収益率)

NPV=0のときの割引率

NPVとIRRの関係

4-5 IRRの落とし穴

IRRの問題点(1)

IRRの問題点(2)

4-6 資本割り当て

投資予算枠の配分

収益性インデックスの活用

4-7 キャッシュフロー

キャッシュフローというコンセプト

会計上の利益をキャッシュフローに戻す

4-8 キャッシュフロー計算に含むもの

「税引後ベース」と「運転資本」

「機会費用」の概念

「埋没費用」の概念

4-9 運転資本、減価償却、税金の扱い

運転資本

減価償却と税金計算

4-10 インフレと割引率

具体的なケースで考えてみよう

4-11 等価年間費用(EAC)

期間の異なる設備投資案の比較

コラム NPVの欠点を補う新手法

第5章 リスクと資本コスト

5-1 株式市場のリターン

株主が期待する利回り

リスクフリー・レートとマーケット・レート

5-2 リスクの計測

コイントス・ゲームで理解する「分散」と「標準偏差」

株式の年平均リターンと標準偏差

5-3 個別リスクと市場リスク

分散投資によるリスク軽減

分散投資しても取り除けないリスク

5-4 ポートフォリオのリスク

A社株とB社株の共分散(コバリアンス)を計測する

3銘柄以上の場合どうなるか

5-5 ベータとリスク

個別株と市場のリターンの関係

市場リスクを表すベータ

5-6 ポートフォリオ理論

ポートフォリオを組むとリスクが下がる

効率的ポートフォリオ

5-7 最適ポートフォリオ

市場インデックス型のポートフォリオ

どの投資家にとっても最適なポートフォリオ

5-8 リスク選好

無リスク貸付との組み合わせ

無リスク借入との組み合わせ

5-9 CAPM

証券市場線(SML)

CAPMは株式のリターンの関係を記述する便利な手法

5-10 全社の資本コスト

資本コストとCAPM

本業分野以外に投資を行なう場合

5-11 ベータの計測

株式収益率からβを計測する

5-12 資本構成とWACC

負債と株式の資本コスト

加重平均資本コスト(WACC)

5-13 事業部の資本コスト

専業他社の株式ベータ

資産ベータの推定

5-14 国際的なリスク

海外に進出する場合のベータ

求められる世界平均インデックス

5-15 低成長経済における資本コスト

資本コストの目安

より直近の資本コスト

コラム ランダム・ウォークとブラウン運動

第6章 企業の経営戦略・意思決定とNPV

6-1 競争優位とNPV

競争戦略論における「競争優位」

先行優位はいつまで持続するのか?

6-2 競合参入とNPV

競合の参入・価格の低下

判断基準となる「台当たり貢献利益」

6-3 感度分析と分岐点分析

不確実性を予測する「感度分析」

NPVの変動要因とその程度を予測する「分岐点分析」

6-4 デシジョンツリー分析

場合分けを行う

場合に応じた打ち手を講じる

6-5 ダウンサイド・リスクへの対処

巨額のコイントス・ゲーム

ダウンサイド・リスクを最小化する判断

6-6 プリンシパル・エージェンシー問題

プリンシパル・エージェンシー問題をめぐって

経営陣と管理職の間の問題

6-7 投資意思決定プロセス

投資意思決定プロセスの推移

上記とは別立てで行なわれること

6-8 EVAR

企業価値につながる業績評価

EVA導入がもたらすもの

コラム フリーランチは存在しない?

第7章 企業の資金調達と配当政策・資本構成

7-1 ランダム・ウォーク理論

資本市場のもつ特徴

市場の効率性を示すランダムな値動き

7-2 市場効率性

3つのフォームの効率性

市場効率性はほんとうに働いているのか?

7-3 負債による資本調達

負債と株式の違い

負債は大別して2つ

7-4 株式発行による資本調達

株式の種類

転換社債とワラント

7-5 ベンチャー・キャピタル

VCは「融資」ではなく「出資」する

創業から株式公開に至るまでの道

7-6 配当と企業価値

配当をめぐるシグナリング効果

モジリアーニとミラーの指摘

7-7 市場の不完全性と配当

市場はほんとうに完全か

日本企業が抱える独特な事情

7-8 税の存在と配当

配当課税とキャピタルゲイン課税

無配当を選択するケース

7-9 負債政策

無借金経営は良いのか、悪いのか

投資家の立場から見ると

7-10 MMの命題

MMの第一命題と第二命題

WACCは負債比率によって変わらない?

7-11 資本構成と法人税

無借金企業と有借金企業の比較

負債を抱えることで増加する企業価値

7-12 経営難のコスト

倒産にかかわる様々なコスト

最適な負債比率

7-13 ペッキング・オーダー理論

最適な資本構成なるものは存在するのか

矛盾を解消するカギは「情報の非対称性」

7-14 正しいM&Aの動機

M&Aをめぐる正当な動機

やや疑わしいM&Aの動機

7-15 LBO

LBOとは

LBOで収益を上げる手法

コラム 市場原理主義という怪物

実践編

第8章 資本市場と企業経営

8-1 なぜコーポレートファイナンスが必要なのか?

かつて存在した強固なメインバンクシステム

銀行の弱体化と市場化の進展

8-2 ちょっと歴史を振り返ってみよう

官主導による「資金統制システム」

新しいシステム構築の流れ

8-3 「事業」と「財務」は経営の両輪

企業活動を支える2つのサイクル

「売上重視」から「企業価値重視」の時代へ

8-4 企業価値を上げる3つの方法

企業価値の構成要素

企業が資本コストを引き下げられる2つの方法

8-5 資本市場と企業経営との関係

資本市場の役割

資金調達・情報開示・企業統治

8-6 経営者が全うすべき説明責任

依頼者と代理人の関係

情報開示の重要性

8-7 投資家が知りたいことはなにか

強制的情報開示と自発的情報開示

運用報告の最近の動き

8-8 「将来仮説」をどのように説明すべきか

投資家の知りたいこと

開示すべき情報は「将来キャッシュフロー生成能力」

8-9 実際のキャッシュフロープロジェクションの作り方

スタート地点は「売上」

フリーキャッシュフローの導出まで

8-10 資本コストの具体的な算出方法

負債投資家と株式投資家

株主資本コストの構成要素

コラム 本当に良い企業とは何か

第9章 コーポレートファイナンスとコーポレートガバナンス

9-1 企業統治は「規律」付け

コーポレートガバナンスの目的

株主によるガバナンス強化

9-2 経営者に対する「監督」機能

取締役会の役割

日本企業の取締役会はどうなっているか

9-3 社外取締役や監査役の課題

無頓着な経営者と多忙な社外取締役

独立役員をめぐる動き

9-4 内部統制が重要である理由

内部統制とはなにか

内部統制の目的

9-5 CSRの本質とはなにか

CSRという概念

IRからCSRへ

第10章 負債と資本をめぐる意思決定

10-1 理論と実務はどこが違うか

MM理論の2つの命題

現実の世界は理論どおりにはいかない

10-2 負債と資本はなにが違うか

契約による確定資金運用を守る

業績変動にリスク・マネーを賭ける

10-3 負債の活用はなにをもたらすか

レバレッジ=梃子の原理

財務レバレッジを効かせて企業価値を高める動き

10-4 重要な事業リスクの把握

事業リスクが大きければリターンも大きい

企業の発展段階に応じた事業リスク

10-5 ハイブリッド・ファイナンス

ハイブリッド・ファイナンスとは

ハイブリッド証券の企業にとってのメリット

コラム 信用格付は借金返済の「大丈夫さ」を示す

第11章 「現在価値」の活用と新しいファイナンスの形

11-1 M&Aとファイナンスの実務

経営における選択肢としてのM&A

M&Aは経営における「総合芸術」

11-2 「会社の値段」はどう決まるか

「会社の値段」をはじき出す3つのアプローチ

11-3 実際の取引における価格形成

「買収プレミアム」をいくらのせる

売り手側からの修正要求

11-4 LBO・MBOの実際

LBO(レバレッジド・バイアウト)の案件

MBO(マネジメント・バイアウト)とは

11-5 安易な非上場化による弊害

華やかなTOBの裏には多額の借金

「契約」を武器にした負債投資家の存在

11-6 キャッシュフローとアセットファイナンス

アセットファイナンスの特徴(1)

アセットファイナンスの特徴(2)

11-7 証券化における基礎知識

「流動化」と「証券化」

「証券化」の拡がり

日本において証券化は「デット型」から始まった

不動産証券化の隆盛

11-8 アセットファイナンスの基本的な仕組み

仕組み(1) キャッシュフローに基づく価値評価

仕組み(2) SPCの設立と倒産隔離

仕組み(3) 優先劣後構造

コラム 日本語に訳せない「リスク」という言葉

第12章 グループマネジメントとファイナンス

12-1 グループ内投資家としての本社

本社がもつ2つの顔

グループ内企業家

12-2 事業ポートフォリオマネジメントの実際

日本企業における従来の経営管理

定量的なモノサシによるPlan?Do?See

12-3 意外につまづきやすいグループ経営管理の問題

投下資本を把握していない

資本コストがわからずハードルレート不在

将来予測は「やってはいけない」?

適当な指標がわからない

12-4 次世代経営者の育成とファイナンス

業績評価・人事報酬との連動

企業内「起業家」の育成

12-5 これからのCFOの役割

CFOがこれからの企業を変える

コラム M&Aの「規模拡大神話」に疑問符

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