図解入門ビジネス 最新 在庫管理の基本と仕組みがよーくわかる本[第2版]

概 要

在庫管理の基礎知識と最新の情報を、物流担当者向けに図表を使ってわかりやすく解説した入門書です。リーマン・ショックや大震災など、企業にとって急激に経済環境が変化したときに在庫をかかえるリスクは計り知れません。本書は、市場の動向に応じて無駄な在庫を減らすことで、在庫保管コスト、移動コストのほか滞留在庫を処分するためのコストなど、さまざまなコストを削減して企業の利益増につなげる「在庫管理」の基本を解説しています。発注量と安全在庫の計算や在庫削減に向けた取り組み方法、ロジスティック戦略やサプライチェーンマネジメントなど在庫削減の基本と最新の情報がわかります。

著者 湯浅和夫、内田明美子、芝田稔子
価格 本体1400円(税別)
ISBN 978-4-7980-3068-5
発売日 2011/8/30
判型 A5
色数 2色
ページ数 224
CD/DVD
対象読者 入門
シリーズ 図解入門ビジネス
表紙イメージ
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目次

第1章 企業経営の中の在庫

1-1 在庫管理でリスクを減らす

リーマン・ショックで「在庫」のリスクが顕在化

資金繰りと在庫

大震災後も在庫管理が目指すべきものは変わらない

1-2 在庫にかかる費用は意外に大きい

在庫の調達にかかるコスト

在庫そのもののコスト

在庫保管にかかるコスト

在庫維持にかかるコスト

在庫廃棄にかかるコスト

1-3 財務諸表と在庫の関わり

会社にとって、在庫は“コレステロール”

貸借対照表の中の在庫

営業の状況をみる損益計算書

1-4 在庫管理でROAを改善し、市場での評価をあげる

在庫管理でROAを改善する

在庫管理をすると貸借対照表はこう変わる

負債を減らし、自己資本比率を改善する

在庫管理で損益計算書はこう変わる

1-5 在庫管理をしないキャッシュフロー経営はありえない

現金の流れに着目して、経営の安全性を高める

黒字倒産しないためのキャッシュフロー経営

在庫が会社の“血行”を悪くするおそれもある

在庫管理でフリーキャッシュフローを増やす

1-6 在庫管理でキャッシュ化速度をアップする

キャッシュ化速度を追求する

“ツケの先送り”に要注意

1-7 在庫のKPI

在庫回転期間

在庫回転率

ROA(Return On Assets)

在庫散布図で在庫の実態をみる

在庫散布図で改善の状況をみる

コラム 在庫は何のために持つのか?

第2章 そもそも在庫管理とは何か

2-1 在庫管理は何のためにするのか

在庫の保全管理から在庫量の管理へ

在庫管理関係者には在庫削減動機はない

在庫を市場の需要動向にあわせる

2-2 在庫管理でやるべき2つのこと

在庫削減に立ちはだかる「制約条件」

在庫削減とは制約条件を排除すること

在庫の最低水準を維持する取り組み

2-3 在庫管理と在庫削減の関係

期末の在庫削減はすぐにリバウンドする

売れる商品の在庫を減らすのは苦肉の策

在庫削減の繰り返しは在庫管理不在の証拠

2-4 市場の需要にあった在庫の持ち方とは

売上に沿って在庫を持つ

2-5 生産制約と在庫管理の関係は

「市場の需要にあわせること」を阻害する関係者の諸事情

生産効率を追求する生産の事情

生産効率の前に生産効果あり

市場にあわせやすい機動的な生産方式が選択されている

2-6 販売戦略と在庫管理の関係

売上を「つくりだす」戦略が在庫を生む

小売店「が」いくら売ったかで評価する

2-7 在庫補充の基本は日数管理

日数に直すことで最新の需要動向を織り込む

出荷の増減を愚直に追いかけるシステム

需要動向を愚直に追えば在庫は設定した日数に収れんする

2-8 市場の動向は出荷実績からつかむ

1日あたり平均出荷量で需要をつかむ

「必要在庫量」は未来の必要量

販売計画は市場の動向とは無関係の数字

コラム 「在庫管理」の解釈をめぐって

第3章 在庫管理の基本は「発注」

3-1 在庫管理の技術=発注の技術

4つの発注法とは

推奨されるのは「不定量」発注法

定量発注法の特徴

3-2 定量発注法は限界を知って使う

古来有名なEOQとは

EOQの計算方法

EOQは在庫管理に使えるのか?

不定期定量発注法(2ビン法・二棚法)

欠品や過剰に気づきにくい不定期定量発注法

3-3 変化への対応力がもっとも強い不定期不定量発注法

「必要なものを必要なときに必要なだけ」発注する

3-4 発注時期に制約がある場合には定期不定量発注法

広く普及する「定期不定量発注法」に潜む問題点

不定期発注方式への切り替えとIT化

3-5 現在の出荷状況をつかむ

明日、出荷するために必要な量を知る

日数で換算する

需要の変動にはどう対応するか

3-6 現状の在庫量を評価する

出荷対応日数を求める

日数でとらえるメリット

3-7 補充の基本的な仕組み――いつ発注するか

「今いくつあるか」日数で把握する

「いつ発注するか」日数で把握する

毎日「発注点チェック」を行う

3-8 補充の基本的な仕組み――いくつ発注するか

在庫日数は各社で決める

「1週間分の在庫を持つ」ことと定期不定量発注法は似て非なるもの

3-9 在庫の基本的な動きをみてみよう

基本的な動きのとらえかた

3-10 需要の増減にはどう対応するか

需要が少ないとき

需要が増えたとき

3-11 リードタイム日数の把握が在庫管理を一変させる

リードタイム日数はどう考えるか

リードタイム日数を管理しているか

3-12 必要な発注量を計算してみよう

簡単な在庫管理の計算問題

コラム 在庫アナリストって何?

第4章 補充量決定のメカニズムと管理体制

4-1 シンプルな計算モデルを構築する

出荷対応日数を出す

発注量の計算

4-2 安全在庫はリードタイム期間に対応するだけでよい

「安全在庫」を持っている会社は少ない

「安全在庫」とはなにか

欠品が発生する期間とは?

リードタイムが安全在庫の大きさを決める

4-3 どのくらい持てば「安全」なのか

出荷が正規分布しているケース

安全在庫はいくつ持つべきか

4-4 安全在庫を計算で求める

正規分布していることが前提

サービス率を決定する

安全在庫を計算する

標準偏差によって“富士山の形”を推測する

標準偏差を求めるためのデータはどの程度が適当か

4-5 安全在庫の計算要素を詳細にみる

便利に使える標準偏差

サービス率をどう考えるか

サービス率と安全係数

なぜ日数を√倍するのか

4-6 サービス率はコストを考えて設定する

サービス率の違いによる必要量の差を知っておこう

安全在庫の管理は「手間がかからない」ことが重要

4-7 安全在庫を簡便に設定する方法もある

標準偏差を利用すると“感覚”とずれる場合がある

4-8 「特売品」も在庫管理の対象にする場合がある

特売品は在庫管理システムとは別の管理が必要

「特売」が「通常」の場合には在庫管理の対象にする

特売用の在庫はどのように用意するか

データを蓄積して精度を高める

特売情報を伝えることは営業の役割

4-9 「新商品」の投入量決定に在庫管理のデータを活用する

「新商品」は在庫管理システムとは別の管理が必要

初期投入量の決定に「過去の新商品」の出荷実績を活用する

補充量の算定には、初期出荷量は除外する

4-10 ABC分析で在庫品目を絞る

取扱い品目数についても適正に管理すべき

取扱い中止のルールをつくる

4-11 在庫管理の体制を整える――メーカーにおけるポイント

在庫管理責任者を置く

在庫管理の基本的な流れ

「生産の都合による在庫」を切り分ける

工場倉庫と物流拠点の役割分担をはっきりさせる

4-12 在庫管理の体制を整える――流通業者におけるポイント

在庫管理の巧拙が経営状況に直結する

在庫管理の切り分けが重要

物流は条件に合わせて個別対応する

コラム 誰が在庫に責任を負いますか?

第5章 コンサル現場から見る在庫管理システム導入の実際

5-1 まずは「在庫仕分け」から始める

そもそもこの商品は在庫を持つべきなのか?

「出荷の少ない商品は在庫を持たない」という判断

在庫仕分けの基準

在庫仕分け対象品への対処

数字をベースに仕分けない限り、商品は絞り込めない

5-2 なぜ起こる? 受注生産品の在庫過剰

本来在庫がないはずの「受注生産品」だが

受注生産品の在庫過剰の原因は社内にある

売り方、作り方を変えなければ、受注生産品としての管理はできない

5-3 発注方法を選択する

不定期発注か、定期発注か

定期発注では発注間隔は短い方が在庫を抑えられる

月次生産から週次生産へ

変更の多い月次生産は週次生産より手間がかかっていることもある

5-4 「発注支援システム」の基本構造

在庫管理の導入イコール発注支援システムの整備

在庫商品マスタと出荷・在庫データベース

システムの要となる「発注量計算ロジック」

「誰もが納得できる計算ロジック」が発注支援システムの要件

5-5 エクセルで発注支援システムのひな型を作る

4枚のエクセルシートで「発注支援システム」を構築

5-6 ロジックの有効性を検証する

「在庫補充シミュレーション」

ロジックを「有効」とみなすための2つのポイント

欠品を出さずに出荷変動に対応させるために

在庫削減に寄与するために

エクセル2010の「スパークライン」機能で出荷変動を概観する

5-7 リードタイムの長い商品の在庫管理はどうなるか

リードタイムが長いと変化に対する瞬発力が弱くなる

5-8 生産・発注ロットの大きい商品の在庫管理はどうなるか

生産ロットが大きいと、在庫が高止まりする期間が長くなる

5-9 在庫管理の導入で発注担当者の仕事はこう変わる

システムの推奨どおりに発注できる体制を整える

リードタイムを管理する

5-10 在庫管理の導入で営業担当者の仕事はこう変わる

大口販売情報を速やかに発注担当者に伝える

「予約在庫」を確実に消化する

コラム 在庫管理と物流管理との関係は?

第6章 これからの在庫戦略

6-1 ロジスティクスが在庫を減らす

在庫管理の対象範囲

6-2 在庫削減こそが「これからの在庫戦略」の基礎

在庫管理と在庫削減との関係

在庫削減のいったいどこが「戦略」なのか?

これまでの在庫削減への取り組み

6-3 在庫削減の進め方

ロジスティクス志向の台頭

販売計画をベースにつくった生産計画は使えない

6-4 「ロジスティクス」とはなにか

ロジスティクスの考え方

ロジスティクスは補充の連鎖

6-5 ロジスティクスからSCMへの展開

ロジスティクスで在庫を3割減らしたケース

ロジスティクスの限界とサプライチェーン

6-6 サプライチェーン・マネジメントの概念

サプライチェーン・マネジメント登場の背景

ロジスティクスとSCMの違い

SCMの主体は誰か

6-7 情報発信源と供給活動の連動

卸売業者の出荷情報が使えない!?

ポイントは「情報」と「供給活動」の連動にあり

サプライチェーン・マネジメントの核となる「在庫管理」

6-8 企業間関係における問題の所在

これまでのサプライチェーンの実態

ブルウイップ効果

6-9 サプライチェーン・マネジメントの実際

サプライチェーン・マネジメントに期待する効果

在庫管理力とサプライチェーン

SCM導入のねらいはキャッシュフローの改善

6-10 サプライチェ-ン・マネジメントの取り組み事例

(1)情報共有へ向けた取り組み

(2)情報共有と供給活動を一体化した取り組み

(3)小売POSデータの情報共有への取り組み

(4)メーカー・小売連携による取り組み

(5)卸売業者主導の取り組み

(6)調達における取り組み

6-11 事例にみるサプライチェーン・マネジメントの特徴

サプライチェーン・マネジメント導入が困難なワケ

サプライチェーン・マネジメントと日本的商慣行

サプライチェーン・マネジメントに乗り出す企業

6-12 サプライチェーン・マネジメントが物流に与える影響

物流サービスが与える影響

サプライチェーン・マネジメントで物流サービスがなくなる

物流のアウトソーシングが進むという指摘は誤り

6-13 サプライチェーン・マネジメントを支える在庫管理

SCMを支える在庫管理(1)――単品別の情報管理

SCMを支える在庫管理(2)――店頭在庫の正確な把握

コラム 在庫管理が企業を強くする

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