実践図解パーフェクトMOT

概 要

単体では商品価値のない技術を効率よく商品化・事業化するための経営ツール「MOT(Management of Technology)」の理論と実践をわかりやすく図解した実践解説書です。世の中の環境変化と進歩は著しく、実践的な日本版MOTの解説・マニュアル本が求められています。本書は、企業で役立つMOTの考え方と具体的なツールの使い方をわかりやすく図解で解説。実際の事業における進捗段階にそって、研究、開発、事業化、産業化のタイミングを間違えることのないよう実際の事業の時間軸を明示した構成にすることで、技術者、企業家の夢を実現するヒントや方法論として活用できます。新規事業創出を主導する、現場の技術者、経営者、マネージャー必読の一冊です!

著者 出川通
価格 本体2800円(税別)
ISBN 978-4-7980-3165-1
発売日 2011/12/16
判型 A5
色数 2色
ページ数 536
CD/DVD
対象読者 中級
シリーズ
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目次

第1章 MOT入門概論―日本の現状とイノベーションの実現

1-1 MOTの役割と現状:MOT/MBAの違いと補完関係

1-2 イノベーションと拡がる技術者の仕事

1-3 製造系企業における自己革新と課題

1-4 日本の転換期においてMOTを考える上での基本データ

1-5 海外と日本のMOTの状況

1-6 イノベーション:プロセスからプロダクトへ

1-7 イノベーションのパラダイムシフトと組織との関係

1-8 ものつくりとイノベーションの経緯

1-9 MOTのキーワードと視点、体系化

第2章 新事業創出戦略 ―成功のための4つのステージと3つの溝

2-1 事業創出のための4つのステージの基本的考え方

2-2 研究と開発の違い:魔の川を渡る

2-3 開発と事業化の違い:死の谷を渡る

2-4 開発と事業化ステージは不連続のマネジメント

2-5 事業化と産業化の違い:ダーウィンの海を渡る

2-6 魔の川、死の谷、ダーウィンの海の越え方と現実

2-7 まとめ:各ステージとキーワード

第3章 研究・開発マネジメント戦略―研究開発テーマの探索、評価と絞り込み

3-1 研究開発部門への期待と研究開発テーマとは

3-2 研究開発テーマの探索の方法論

3-3 コア技術からの用途展開によるテーマ提案

3-4 研究開発テーマの評価・ ステージ(ゲート)法による時系列評価

3-5 研究開発テーマの評価・ TIG法による事業性評価方法と応用

3-6 TIG法による事業性評価と絞り込みの実践

3-7 TIG法の実施事例と応用紹介

第4章 ハイテク・マネジメント戦略―既存技術と新技術(ローテクとハイテク)の融合

4-1 科学とハイテク技術とは

4-2 ハイテクとローテクの違いと補完関係

4-3 インフラ産業、成熟産業の技術要素と特徴

4-4 ハイテクとローテクで事業・製品をつなぐ方法

4-5 ハイテク技術者とローテク技術者の展開戦略

4-6 既存製品からの強みの発見とその強化

4-7 ハイテクのビジネス化への課題明確化と対応

第5章 MOTマーケティング戦略 ―売れるものを創り出すための工夫と顧客

5-1 マーケティングとは何か?

5-2 MOTマーケティングの実践コンセプト

5-3 マーケティング用語と不確実性

5-4 マーケットのライフサイクルとロジャースの理論

5-5 キャズム理論:ハイテク製品のマーケットの絞り込み

5-6 MOTの4つのステージとマーケティング

5-7 マーケティングとベネフィット

5-8 フェルミ推定の概要と問題例

5-9 マーケットのサイジング問題:フェルミ推定方法と事例

5-10 MOTのマーケティングの具体的なステップと検証事例

第6章 開発プロジェクト・マネジメント戦略―不連続のマネジメントへの挑戦

6-1 プロジェクト・マネジメントとは

6-2 管理とマネジメント

6-3 プロジェクトのための組織・体制

6-4 時系列を考えたプロジェクト・マネジメント

6-5 開発プロジェクト・マネージャーの実際

6-6 プロジェクトにおける技術・人・金への対応

6-7 社内外のインターフェースとリスクへの対応

6-8 ベンチャー企業のプロジェクト・マネジメントから学ぶこと

6-9 開発マネジメントと事業化マネジメントのまとめ

第7章 アライアンス戦略―アライアンスなしでは完結出来ない新規事業創出

7-1 アライアンスとネットワーク

7-2 新事業展開とアライアンスの必要性

7-3 アライアンスの探索方法と探索ステージ

7-4 大企業とベンチャー企業の補完・分担関係の事例

7-5 ライセンス契約―アライアンスの契約

7-6 委託・受託開発、マイルストン―アライアンスの契約

7-7 相手との信頼関係―アライアンス成功への道

7-8 自らのキャパを増やすこと―アライアンス成功への道

第8章 産学連携と知の移転戦略―WIN-WINの関係の難しさと有用さ

8-1 産学官との連携とその意味

8-2 時間軸から見た産学連携の課題

8-3 産学官の発想法の違いと判断基準

8-4 知の価値とオープン・イノベーション

8-5 産と学の守備範囲の変遷イメージ

8-6 産学連携の勘違い事例と原因

8-7 産業界は大学に、大学は産業界に何を期待するか

第9章 知財マネジメント戦略―知財の活用と各ステージのマッチング

9-1 プロダクト・イノベーションと知財との関連性

9-2 日本の知財立国の現状

9-3 知的財産基本法と日本の現状

9-4 企業経営における知的財産の重要性

9-5 事業化成功のための知財マネジメント

9-6 知的財産評価の基本的考え方

9-7 知的財産のポートフォリオ・マネジメントとは

9-8 オープン・イノベーションと知財への期待

9-9 中小企業と知財戦略

9-10 知財の棚卸の考え方とロードマップ

第10章 コーポレートベンチャー戦略―企業内起業による新事業創出の道

10-1 企業での事業化のための研究・開発マネジメントの変遷

10-2 ベンチャーとベンチャー組織:その意味

10-3 企業内起業をコーポレートベンチャーと呼ぶ

10-4 コーポレートベンチャーの必要性

10-5 コーポレートベンチャーのメリット

10-6 社内、社外ベンチャーの特徴と仕組み

10-7 コーポレートベンチャーの成功への課題と対応

10-8 MOTにおける組織上の役割分担の展望

第11章 独立型ベンチャー戦略―日米の開発(連携)型ベンチャー企業

11-1 独立ベンチャー企業とは

11-2 独立ベンチャー企業のビジネス展開

11-3 米国の開発型ベンチャー:スピンアウトから開発連携へ

11-4 開発型ベンチャー企業のスタートアップと出口設計

11-5 日本の開発ベンチャー:ハイテク展開型事例

11-6 開発型ベンチャーのコンサルタント機能とグループ

11-7 大学発ベンチャー企業の成功条件

11-8 ベンチャー企業の運営と人材

第12章 資金調達戦略―資本政策、補助金、日本のVCなど

12-1 資金調達とベンチャー・キャピタル

12-2 事業化への各種障壁と資金の関係

12-3 公的資金などの制度の現状と活用

12-4 補助金、助成金と利用の仕方とは

12-5 資本政策について

12-6 株とストックオプション―資本政策のツール

第13章 中小企業イノベーション戦略―オンリーワン戦略の中小企業とは

13-1 日本の中小企業の現状と課題対応

13-2 中小企業のイノベーション戦略

13-3 日本の中小企業のアライアンス戦略

13-4 中小企業とベンチャー企業、大企業の違い

13-5 中小企業の知財戦略とニッチマーケット戦略

13-6 オンリーワン可能性、ハイテクとローテクの融合

13-7 開発主導型中小企業のビジネスモデル:開発下請から開発パートナーへ

13-8 中小企業のオープン・イノベーションの契約とリスクマネジメント事例

第14章 リスクマネジメント戦略―とるべきリスクとリスクヘッジの設定

14-1 なぜリスクマネジメントか

14-2 ベンチャー企業におけるリスクヘッジの事例

14-3 開発委託側のリスクマネジメント

14-4 事業化ステージでのリスクマネジメント

14-5 ビジネスプランにおけるリスクマネジメント

14-6 開発・事業化プロジェクトのリスクマネジメントとは

14-7 リスク対処の現実例

第15章 ロードマップ戦略―技術ロードマップの作成と統合化、活用戦略

15-1 何のためのロードマップか:ロードマップと事業構想

15-2 ロードマップ策定の基本と実際の作成プロセス

15-3 ロードマップのビジョンの設定:ポートフォリオの活用

15-4 ロードマップのシナリオ策定と技術ロードマップ作成

15-5 ロードマップの統合化とその活用

15-6 国・業界レベルのロードマップ―ロードマップの事例と活用

15-7 民間レベルのロードマップ―ロードマップの事例と活用

15-8 公開ロードマップの利用上の注意と課題

第16章 ビジネスプラン戦略―技術者が自ら創るビジネスプラン

16-1 成功するためのビジネスプラン(BP)と儲けの構造

16-2 ビジネスプランのビジョンとシナリオとは

16-3 マーケットの捉え方―BP実践的ポイント

16-4 技術と差別ポイントの捉え方―BP実践的ポイント

16-5 知財とアライアンス―BP実践的ポイント

16-6 売り上げ、利益、資金調達―BP実践的ポイント

16-7 組織・体制とリスクヘッジ―BP実践的ポイント

16-8 BPにおける財務諸表と表現方法のポイント

16-9 まとめ:ビジネスプラン作成に必要な記載事項

第17章 イノベーション人材戦略―MOTにおける技術者と起業家精神

17-1 イノベーションの実践―なぜMOTが技術者に必要か

17-2 MOTの出口戦略:企業と技術者における事業化とは

17-3 イノベーションと人材の適材適所

17-4 個人戦略としての自己ロードマップの作成

17-5 自己ロードマップにより成功するために

17-6 起業家精神と技術者のスキルアップ

17-7 イノベーション人材とは

第18章 まとめ:日本のイノベーション―日本の強みのグローバル比較とMOTの展望

18-1 MOTは何の役に立つか再考:技術者側と経営者側から

18-2 日本のイノベーションの現状把握と、日本の強み

18-3 技術インフラからみた日本の強み

18-4 市場インフラ構造からみた日本の特徴

18-5 市場インフラ構造からみた欧米の状況

18-6 市場インフラ構造からみた韓国、台湾、中国の状況

18-7 今後の日本をMOT視点でみた展望

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