「エコノ・センス」の磨き方

概 要

経済を正しく見る目や判断能力(エコノ・センス)をどう培えばよいか、日本のトップエコノミスト10名に取材したインタビュー集です。経済で今何が起きているかを把握し、先行きを読むことはたいへん難しいことです。しかし、株や為替で資産運用している人はもちろん、そうでない人も経済を把握し適切な判断をせまられることがあり、時には人生を左右することになります。本書では、トップエコノミスト10名に、日頃の仕事の仕方、経済を見る勘所、予測の仕方などを詳しく取材しました。マクロ経済動向を相手にするプロ達の実際の声を聞いて、エコノ・センスを磨きましょう。また、新聞紙上やテレビなどでよく見かける各エコノミストの考え方や人となりも深くわかります。

著者 金子雄一
価格 本体1400円(税別)
ISBN 978-4-7980-3218-4
発売日 2012/2/16
判型 四六
色数 1色
ページ数 248
CD/DVD
対象読者 初級
シリーズ
表紙イメージ
購入 アマゾンで購入する
楽天で購入する

※リンク先によっては、販売ページが用意されていないことがあります。あらかじめご了承ください。

新しいウィンドウで開く 書籍購入のご案内

サポート

サポート情報は以下からご参照下さい。

サポート情報へのリンク

目次

日常感覚に立脚して経済を推理する

上野泰也(みずほ証券チーフマーケットエコノミスト)

・多い日は4本のレポートを書く

・情報収集、フィルタリング、シナリオ構築

・人口動態の影響を重視して経済を見る

・文学部・法学部から会計検査院へ、異色の経歴

・2010年の長期金利の反転・上昇を当てる

・専門家の意見が日常感覚と異なれば疑ってかかる

・経済は生き物で、完全マニュアルがあるわけではない

・「マーケットから経済」というルートの

・影響力が大きくなる

・上野さんから学べるポイント

経済を自然現象として観察する

嶋中雄二(三菱UFJモルガン・スタンレー証券参与、景気循環研究所長)

・リーマンショック後の景気の谷を早期に当てる

・先行指数は景気の「谷」付近では役に立たない

・自動車の生産が景気動向を左右する

・様々な景気先行指数を作成

・数ある景気指標で注目するのは「鉱工業生産指数」に尽きる

・折れ線グラフの申し子

・ハイエク、フリードマンとの交遊

・景気循環論は予測のためにある

・嶋中さんから学べるポイント

プロ野球優勝チーム、ドラマの流行から景気を読む

宅森昭吉(三井住友アセットマネジメントチーフエコノミスト)

・経済指標予測のパイオニア

・身近なデータが景気の予告信号として使える

・日本シリーズで人気チームが対戦すると景気がよい

・子どもの歌のヒットは家計の余裕を表す

・速報性、先行性のある「景気ウォッチャー調査」

・コンセンサス予想の的中率は意外に高い

・イベントのスケジュールからシナリオを作る

・宅森さんから学べるポイント

経済にも因果応報の原理が貫く

武者陵司(武者リサーチ代表)

・世間の間違いを指摘することにこだわる

・モデル(自らを再生産する経済的有機体の型)を使って考える

・90年代のアメリカ経済の復活を予見

・経済を支配する大きな力は生産性の向上

・2000年代半ばから日本経済の見方が強気に変わる

・グローバリゼーションの下で少子高齢化は問題にならない

・「フェアネス」を基準に経済を見る

・歴史、地理で考える

・武者さんから学べるポイント

景気循環を作り出す起点は海外経済・輸出

新家義貴(第一生命経済研究所主席エコノミスト)

・個別予測を積み上げて全体の予測を作成する

・経済を主導する川上の海外経済、企業部門を重視

・「貿易統計」における輸出を地域別、品目別に細かく見る

・ネット利用で情報収集の垣根は下がっている

・「習うより慣れろ」で予測に熟達

・ITのサイクルのインパクトは大きい

・「世界の中の日本」を見る

・振幅の激しい金融市場が予測を難しくしている

・新家さんから学べるポイント

特定の理論にとらわれずいろいろな見方を総合する

大守隆(東京都市大学教授)

・官庁エコノミストから外資系金融機関、そして大学教授に

・理論だけでは予測は当たらない

・景気は「気」で動く

・一番早く世の中の動きを知る「景気ウォッチャー調査」に注目

・新聞を横に見る

・段階的接近法で経済を見る眼を養う

・1990年にバブルの崩壊を予測

・パズル名人、新しいパズルを開発

・大守さんから学べるポイント

グローバル経済の本質は「不均衡」と「連鎖」

中原圭介(アセットベストパートナーズ代表取締役)

・マクロ経済予測をわかりやすいことばで伝える

・一番大きな「不均衡」は実体経済とマネー経済の乖離

・経済学では本質を見極めることができない

・世界経済を動かしているのはなおアメリカ経済

・新聞記事から社会を動かす要因をつかむ

・よい本を熟読すること、速読は悪

・組織にいるエコノミストがうらやましいこともある

・株価の方向感はマクロ経済から予測できる

・中原さんから学べるポイント

発表を鵜呑みにせず経済指標の実勢を正しく判断する

藻谷俊介(スフィンクス・インベストメント・リサーチ代表取締役)

・発表された経済指標の分析に重点

・中国の統計は季節調整していないため変化をつかむのが遅れる

・世界の主要17カ国の統計を合成する

・指標の動きから目先の景気のモメンタムを読む

・文字情報よりは数字情報

・エクセルでグラフを描いてみる

・先進国発のマネーの流れで世界景気のサイクルが短縮化

・地方居住の方が雑音が少ない

・藻谷さんから学べるポイント

「当たり屋」と「はずれ屋」を区別せよ

今井澂(国際エコノミスト)

・お金の経済とモノの経済を分けて見なければならない

・景気がよいとは企業がもうかること

・誰が予測を当て、誰がはずれたかを判断する

・情報収集はウエブサイトが便利

・経済学と歴史の勉強も必要

・11年8月の株価暴落も予測できた

・ヘッジファンドに関する初めての本を書く

・映画評論も書く

・今井さんから学べるポイント

経済をマクロ的に判断する

金森久雄(日本経済研究センター名誉顧問)

・ミクロよりマクロを常に頭に置いて考える

・鉱工業生産と雇用関係指標を重視

・理論は必要だが、ごく簡単な理論でよい

・先入観を持たないで、実際の動きを自分の目で見る

・国際収支の黒字がある日本は増税しなくてよい

・新しい技術を導入した設備投資がどれだけ発展するか

・経済は7~8割は予測できる

・大正生まれでなお現役

・金森さんから学べるポイント

PR

秀和システム