ビジネスマンなら知っておきたい 武器になる会計 知識ゼロからの管理会計入門

ビジネスマンなら知っておきたい 武器になる会計 知識ゼロからの管理会計入門
著者 六角明雄
ジャンル ビジネス
書店発売日 2013/03/20
ISBN 9784798037400
判型・ページ数 A5・160ページ
定価 1650円
(本体1500円+税10%)
在庫 品切れ・重版未定

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おまけと値引きどっちがお得か、あなたはスバリ答えをだせますか? 知識ゼロからの管理会計入門書です。中小企業の経営者には、数字が苦手で、法律で決まっているから仕方なく帳簿をつけているだけという人も少なくありませんが、現場のガンバリに報い、会社を成功に導くためには数字の力を利用しない手はありません。本書は、中小企業診断士の著者が、難しい専門用語を使わず、ビジネスを成功させるうえで武器になる、基本的な会計の仕組みを解説しました。まとめ買いをしたほうが得か、従業員の給料は妥当か、ボーナスを出すためには売上をどれだけ増やせばいいのか、工場を建てるために融資を受けても大丈夫かなど、知識ゼロの人でもしっかりわかるようになります。

【サポートはこちら】https://www.shuwasystem.co.jp/support/7980html/3740.html
数字と上手に付き合うとビジネスはうまくいく~まえがきに代えて~
■会計は成功への航路を選ぶためのツール
■現場での頑張りを確実に成果へと結びつけるために
■できる男は数字で語る
■大切なのは専門用語や計算式ではない

序章 そもそも会計って何?
第1節 会計帳簿にはどんな役割がある?
■会計帳簿の作成は法律で義務付けられている
■協力者に会社の業績を正しく伝える役割がある
■儲けを社会に分配する額を決める役割がある
■多くの人に伝えるには統一したルールが必要
第2節 会計はビジネスに役立つ?
■経営者のための会計がある
■管理会計には2つの機能がある
■管理会計は自由に作成される

第1章 会社の現状を知るには?
第1節 会社の財産はいくらある? ~貸借対照表~
■会社の財産は元手金と借入金でできている
■会社の財産は貸借対照表で見る
■資産は負債と純資産の合計に一致する
■左が借方、右が貸方
■B/Sを見る時の2つのポイント
第2節 会社の事業から生まれた財産はいくらある?~流動資産~
■流動資産は事業から発生する財産
■棚卸資産は販売目的の製品や商品
■売掛金は未回収の販売代金
■受取手形は販売代金として受け取った約束手形
■なるべく少ない金額で事業を営むのが大切
第3節 会社の事業に使う財産はいくらある? ~固定資産~
■固定資産は事業に使う財産
■固定資産には価額が減っていく財産がある
■固定資産には価額が減らない財産もある
■固定資産には形のない財産もある
第4節 事業に使うお金はどうまかなっている? ~負債~
■借入金(負債)は元手金だけでは不足する時に必要なお金
■買掛金や支払手形は事業から発生する借入金
■買掛金や支払手形で足りない分をまかなう短い期間の借入金
■固定資産分をまかなう長い期間の借入金
第5節 事業を営むための源泉はどうなっている? ~純資産~
■元手金は資本金と儲けの蓄え
■資本金は事業の基礎的なお金
■儲けの蓄えはなかなか増やせない
■純資産の割合に注意が必要
第6節 会社の財産はきちんと増えている? ~比較貸借対照表~
■B/Sは決算日の会社の財産の状況を表す
■2か年のB/Sを比較する
■会社の財産の傾向を見る
第7節 会社の収入と支出はどのくらいある? ~損益計算書~
■事業活動によって収入と支出が発生する
■損益計算書は収入と支出を表したもの
■支出は左側、収入は右側
■P/Lは1年間の事業活動の結果を表す
■儲けの額が財産を増やす
■儲けがどれくらいになるかに注意する
第8節 会社はどのくらいの価値を生み出している? ~売上高総利益~
■事業活動の結果が会社の実力として現れる
■加えられた価値は売上高総利益で示される
■売上高総利益はP/Lで最初に表示される
■売上高総利益を大きくするには
■利益の源泉としての売上高総利益
第9節 会社はどれくらい儲かっている? ~営業利益~
■製造原価・売上原価以外にも事業活動にかかるコストはある
■事業活動から得られた利益が営業利益
■営業利益は事業活動が生み出す真の利益
■経常利益と当期利益
第10節 会社の儲けはきちんと増えている? ~比較損益計算書~
■P/LはB/Sよりも動的
■2か年で見て、傾向をつかむ
第11節 今月の支払い資金が間に合うか確認するには? ~資金繰表~
■儲かることとお金があることは違う
■現金がなくなると事業は止まる
■将来の現金の残高を把握するには資金繰表を使う
■現金が足りなくなる時は

第2章 会社の実力を調べるには?
第1節 会社の「価値を作り出す力」はどれくらい? ~売上高総利益率~
■製造業と流通業では原価の考え方が違う
■付加価値の多さが会社の実力
■売上高が増えれば、売上高総利益も増える
■売上高に占める付加価値の割合を見る
第2節 会社の「利益を出す力」はどれくらい? ~売上高経常利益率~
■会社の本業で生み出したのが営業利益
■通常の事業でかせいだのが経常利益
■会社の最終的な利益が当期利益
■経常利益が会社の主たる指標
■売上高との比率で見てみる
第3節 無駄な費用はない? ~売上高費用比率~
■収入より費用の方がコントロールしやすい
■売上高に占める割合を見てみる
■前年と比較して見てみる
第4節 無駄な資産はない? ~総資産利益率~
■会社の財産は少ない方が効率的
■資産と経常利益を比較する
■経常利益と資産の比率を見る
第5節 従業員は働き者? ~労働生産性~
■会社の生み出した価値とそれにかかわった従業員数の関係
■働き具合を高めるには
第6節 従業員の給料は妥当? ~労働分配率~
■給与は会社の生み出した価値をどう分配するかで決まる
■労働分配率と平均的な給料との関係
■付加価値が少なければ十分な給料は支払えない
第7節 会社の財産は価値を生み出す活動にどれくらい貢献している? ~資本生産性~
■会社の生み出した価値と財産の関係
■資本生産性を分解する
■資本生産性の目安

第3章 会社の安定性について調べるには?
第1節 買掛金支払いや手形決済は円滑に行える? ~流動比率~
■資金繰表だけでは対策に限界がある
■収入と支出のバランスをとる
■流動負債に対する流動資産の比率を調べる
■不必要な仕入をしない
■現金を多めにもつ
■長期借入金を増やす
第2節 工場を建てるために融資を受けても大丈夫? ~固定長期適合率~
■長期間に使用されるものは長期間の資金で
■固定資産、固定負債、純資産のバランスを見る
■個別の資産で判断することは危険
■固定長期適合率が低ければ流動比率が高くなる
■固定資産が生む儲けも考慮が必要
第3節 会社の借金は多すぎない? ~自己資本比率~
■不足する資金は融資でまかなう
■受けることのできる融資額には限度がある
■自己資本比率は30%以上が望ましい
■自己資本比率を高くする2つの方法
■儲けの積み重ねが大切
第4節 いざというときの蓄えはどれくらいあれば大丈夫? ~手元流動性比率~
■事業を続けるには材料や商品の仕入への備えが必要
■現金と預金は月商の1.5倍が目安
■積み立てによって手元流動性比率を高くする
■手元流動性比率が高すぎると会社に負担がかかる
第5節 会社の資産の使い方に無駄はない? ~総資本回転率~
■資産の効率を売上高との比較で見る
■2か年で比較して分析
■総資本回転期間
第6節 新しい機械を買ったら何年でもとがとれる? ~回収期間法~
■機械を買う時は慎重な判断が必要
■回収期間の短さで評価する
■回収期間の長短だけでは分からないこともある
第7節 借入は滞りなく返済できる? ~営業キャッシュフロー~
■設備を導入するときは融資の返済が可能かどうかも検討する
■長期借入金は毎月少しずつ返済する
■営業キャッシュフロー
■減価償却とは価値の減少を認識したもの
■減価償却費は現金の支払いがともなわないコスト
■営業キャッシュフローと返済額を比較する
第8節 借入の利息はきちんと支払うことができる? ~インタレスト・カバレッジ・レシオ~
■借入すれば利息の支払いも必要
■借入利息の支払能力を見る
■融資診査を行う上で重要な指標
■ICRが低ければ、融資を減らす努力を

第4章 在庫をうまくコントロールするには?
第1節 仕入はどれくらいの間隔で行うのが効率的? ~経済的発注量~
■在庫は多い方がよいか?
■在庫は少ない方がよいか?
■経済的な発注量を求める
■EOQをそのまま適用することは難しいが
第2節 在庫は何日分あればいい? ~在庫日数~
■よく使う在庫とあまり使わない在庫がある
■1日平均の出荷量で在庫の動きを調べる
■リードタイムを使って必要な在庫量を求める
■在庫日数で無駄を見つける
第3節 品切れが起きないようにするには? ~安全在庫量~
■品切れを防ぐためには余裕が必要
■出荷動向のバラツキを求める
■目標とするサービス率から安全在庫量を計算する
■商品を発注すべき時点の在庫量を計算する
第4節 儲けの多い在庫に絞り込むには? ~GMROI~
■儲けの少ない在庫をなくし効率性を高める
■商品ごとに比較する
■会社全体で分析する
■値引きできる金額を検討する
第5節 古くなりそうな在庫を減らすには? ~在庫滞留期間~
■動きの活発な在庫と不活発な在庫がある
■在庫の滞留状況を調べる
■滞留していても必須の商品は外せない
第6節 まとめ買いをした方が得? ~在庫金利~
■在庫をもつ時のコスト
■在庫金利とは
■まとめ買いの損得

第5章 確実に儲けを出すには?
第1節 いくら売れば黒字になる? ~損益分岐点売上高~
■売上高はすぐに分かるが、儲けはすぐには分からない
■コストには2種類ある
■売上高に比例して発生するコストと無関係に発生するコスト
■黒字の条件
■黒字となる売上高は?
第2節 ボーナスを出すためには売上をどれだけ増やせばいい? ~目標利益獲得売上高~
■目標は損益分岐点売上高+α
■目標とする利益を獲得するのに必要な売上は?
■目標利益はさまざまに応用できる
第3節 何%売上が減ると赤字になる? ~安全余裕率~
■売上が伸び悩むと赤字になりやすい
■安全余裕率で自社の売上高の位置を知る
■安全余裕率を維持する
第4節 これ以上売上が伸びそうにない中で黒字にするには? ~固定費の流動化~
■売上高が増えない時はコストを減らす
■固定費を減らすには?
■固定費を減らした分だけ、利益が出る
■固定費削減は必ずしも得策ではない

第6章 商売上手になるには?
第1節 儲かる相手を絞り込むには? ~ABC分析~
■儲けに貢献していない会社との取引は採算がとれない
■ABC分析と「80対20の法則」
■クラスごとに方針を決める
■販売額以外への応用もできる
第2節 事業を廃止するかどうかを決めるには? ~貢献利益~
■環境の変化で儲けが出なくなる商品がある
■商品のP/Lを見てみよう
■商品に隠された貢献利益を明らかにする
■商品を廃止する影響を見る
■商品の取り扱いの廃止を判断する
第3節 売値はどうやって決めたらいい? ~値入率~
■利益額と値入額
■値入率から販売価格を決める
■販売価格から仕入価格を決める
■複数の商品を組み合わせて全体の値入率を確保する
第4節 おまけと値引き、どっちが得? ~商品単価~
■おまけと値引き
■売り手の負担を比べてみる
■顧客が得する金額で比べてみる
第5節 まとまった量の注文はいくらまで値引きできる? ~差額原価~
■特別価格の注文を受けるべきか?
■特別注文分の製造コストは変動費だけ増加する
■特別注文を受ける時の注意点
第6節 「損して得取れ」とはいっても、どれくらい損してもいい? ~顧客生涯価値~
■損して得取れ
■数か年に渡った顧客との取引を勘案する
第7節 受注が重なった時、どれから生産すればいい? ~機会原価~
■すべてを受けきれない時は、どれかを断らなければならない
■製品ごとの儲けを見る
■時間あたりの儲けを見る
■儲けの多い順に製造する
■機会原価を最小にする
第8節 製造工程での在庫を減らすには? ~制約理論~
■製造工程が多いと在庫も増えやすい
■仕掛品・半製品は完成品の製造数を見込んで製造される
■制約理論とは
■ボトルネックに全体の生産量を合わせる
■ボトルネックを広げる
■完成品の製造量を念頭において全工程を最適化する

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