最新解説 超小型モビリティのことが1日でよーくわかる本

概 要

軽自動車よりさらに小さなクルマ「超小型モビリティ」の認定制度やビジネスモデルなどを紹介した入門書です。急速に押し寄せる超高齢化、地方の過疎化、公共交通の相次ぐ廃止、進まない環境対策、こうした問題に対する解決策として注目されたのが、自転車並みのスピードで、親一人と子供二人が乗れて、最高時速60キロで自由に移動できる安全な超小型モビリティです。本書は、超小型モビリティに期待されていること、認定制度と導入事例、保安基準、海外の最新事情、トヨタ・コムスや日産ニューモビリティコンセプトなど実際の車体を紹介しながら、超小型モビリティの導入で何が変わるのか、普及への課題など将来の展望までを解説します。

著者 森口将之
価格 本体1300円(税別)
ISBN 978-4-7980-3788-2
発売日 2013/4/25
判型 A5
色数 2色
ページ数 208
CD/DVD
対象読者 初級
シリーズ
表紙イメージ
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目次

第1章 なぜ超小型モビリティなのか!?

01 日本の自動車移動の特徴

少人数、近距離、低速移動/備えあれば憂いなし

02 大型化する自動車

カローラは四〇年で五〇㎝以上成長

地球は拡大していないという事実

03 乗り物使い分けの時代

新幹線とLRT

バスやトラックも使い分けが常識

04 地方の過疎化と高齢化

都市の低密度化/減る人口、増える高齢者

05 進まない環境対策

求められる次の一手/増え続けるCO2排出量

06 衰退する地方の公共交通

地方バス路線の廃止/日欧の公共交通の違い

07 自転車より遅い電動車いす

電動車いすとシニアカー/低速ゆえの不便と危険

08 ゾーン三〇制度の導入

歩行者の事故死が多い日本/ゾーン三〇を導入する理由

09 高齢者の交通事故増加

交通事故死高齢者の半数は歩行中/移動する権利

10 ミニカーの問題点

ミニカー=原付三・四輪/乗車定員は一人

11 トライクの問題点

三輪オートバイ=トライク

オートバイと同じバーハンドル

12 普及が進まないEV

EVの欠点/超小型モビリティとEVの相性

コラム 新しい乗り物は超小型モビリティだけじゃない

第2章 超小型モビリティは昔からあった!

01 超小型モビリティのルーツ

ヴォワチュレット/サイクルカー

02 バブルカーブーム

敗戦国を中心に登場

メッサーシュミットとイセッタ

03 軽自動車の誕生

バブルカーと軽自動車の共通点

経済成長とともに大型化

04 ミゼットの逆襲

手軽さで大ヒット/三輪から四輪へ

05 契機になったオイルショック

「栄光の三〇年」の終焉

モペッドをベースに誕生

06 国産ミニカーの登場

輸入から国産へ

当初は最高速度三〇㎞/h

07 ミゼットのリバイバル

四輪トラックになって復活/人気は初代に及ばず

08 ダイムラー流超小型車スマート

スウォッチとのコラボ/予想外の苦戦

大型化した二代目/EV仕様も登場

09 トヨタの電動コミューター

名前はe-com/クレヨン・プロジェクト

10 市販もされた日産ハイパーミニ

初のリチウムイオン/神奈川県での実証実験

11 ホンダICVSプロジェクト

四種類のモビリティ/隊列走行も可能

12 時代を先取りしたスズキ・ツイン

和製スマート/中古車市場で根強い人気

コラム ベンツ第1号車は超小型モビリティだった?

第3章 超小型モビリティの認定制度と導入事例

01 超小型モビリティ構想の誕生

新しい乗り物が必要

日産ニュー・モビリティ・コンセプト

02 ガイドラインとパブコメ

三つのガイドライン/活用シーンを紹介

走行空間と駐車場/自動車とは異なる交通手段

03 平成二三年度実証実験の結果

八割近くが「利用したい」

超小型モビリティは観光資源

効率的な物流が可能/二名乗車を希望

04 認定制度申請の手順

地方公共団体などが申請

05 認可までに要する時間

地方運輸局との相談が重要

変更申請も可能

06 LRTとの共通性

まちづくりの一部/富山ライトレール

07 個人所有の可能性

基本は団体申請/まちづくりの一員として

08 補助金の存在

普及を後押し/最大二分の一

09 車検・税金・保険

基本は軽自動車/任意保険は今後に期待

10 駐車場と駐車料金

一台分の枠に二台駐車可能

理想は駐車枠より駐車帯

11 輸入車もOK

保安基準に通れば導入可能

出力測定方法の違い

12 発表された導入事例

一五件・四八九台

13 超小型モビリティ試乗記

EVらしい低速の力強さ

安定したハンドリング

コラム 今回の超小型モビリティ認定制度

警察への届出は不要なのか

第4章 超小型モビリティの規格と保安基準

01 軽自動車の保安基準緩和

迅速な対応を実現/地域に密着した導入

02 高速道路は走行不可

欧州でも高速不可が主流

ミニカーや小型二輪車と同等

03 車両外寸は軽自動車と共通

横二人乗りを考慮/排気量や出力で制限

04 大人二人あるいは大人一人子供二人乗り

三人乗り自転車のニーズを反映

中央ハンドルも可能

05 モーターは定格出力で規定

定格出力とは/鉄道では一般的な単位

06 保安基準緩和の内容

基本的に軽自動車に準拠/破壊試験の免除

側面衝突の特例/非破壊検査

07 緩和標章の表示

緩和標章とは/保安基準緩和の先例

08 全幅一三〇〇㎜以下の特例

二輪車に近いことを考慮/ミニカーと同じ全幅

09 最高速度三〇㎞/h以下の特例

ゾーン三〇を反映/走行エリアとともに適用

10 室内装備

エアコンは過剰/ナビは重要

11 搭乗型移動ロボットは含まれない

搭乗型移動ロボットとは

超小型モビリティとは別の乗り物

12 ミニカーとトライクは現状維持

拙速な統合は困難/カテゴリーの統合が理想

コラム 道路交通法と道路運送車両法 自動車の区分は2つある

第5章 日本より進んでいる? 海外の最新事情!

01 超小型モビリティがないのは日本だけ?

欧米だけでなくアジアにも存在

現代社会が求めるカテゴリー

02 ヨーロッパの規格

二つのカテゴリー

下位カテゴリーは免許不要

03 ヨーロッパでの販売台数

仏西伊の三国で八割/ニッチなマーケット

04 欧州製超小型車の構造

クボタ製ディーゼル/独自の車体構造

05 商用もある超小型車

さまざまな用途で活躍

工場・倉庫内専用車も存在

06 ツェルマットの取り組み

カーフリー観光地共同体

市内の小工場で生産

07 アメリカの規格

自動車の使い分けが浸透

ロー・スピード・ビークル

08 韓国の超小型車

日本でも販売/高速道路も通行可

09 中国の超小型車

電動車両が普及/都市型と農村型

10 台湾の超小型車

電池技術を応用/欧米への輸出が中心

11 アジアの三輪タクシー

オートリクシャー/トゥクトゥク

12 インドの超小型車

米企業との合弁会社

新体制となって再出発

13 多国籍超小型車

電動車両に多い手法

中国製車両を電動化

コラム セーヌ川に浮かぶ島にある

ルノーのEVテストコース

第6章 超小型モビリティはビジネスになるか?

01 これまで行われた実証実験

二〇一〇年度と一一年度の二回実施

一一年度には二人乗りも登場

02 日産と横浜市の取り組み

EVフォー・エブリワン

訪問診療や看護にも活用

03 コムスとハーモ

自治体や鉄道会社と連携して運用

ハーモ・ナビとハーモ・ライド

04 浜松の超小型車プロジェクト

プラットフォーム方式を採用

地産地消型モビリティのパイオニア

05 東京スカイツリーとHOKUSAI

四種類の電動車両を製作

スカイツリー祝賀イベントで公開

06 群馬のマイクロEV

ミニライトEVシステムの開発

μ- TT2で実証実験に参加

07 超小型モビリティのデザインコンテスト

電気自動車普及協議会が実施

若者ならではの自由な発想に期待

08 話題の「ヒリコ」を新潟県が研究

バスク州とMITがコラボ

県内生産・走行を目指して

09 フィリピン向け電動三輪タクシー

アジア開発銀行が融資/複数の企業が参画

10 スマートのカーシェア「car2go」

欧米二〇都市で展開/EV仕様も導入

11 トゥイジー・ウェイbyルノー

パリ近郊の都市でスタート

専用駐車場のないカーシェア

12 パリのEVシェアリング「オートリブ」

自転車に続き自動車もシェア

返却と充電はワンセット

EV向きのシステム

コラム エレキの力で半世紀ぶりに甦った

世界一小さな市販車

第7章 どんな超小型モビリティがあるのか?

01 トヨタ車体コムス

乗用仕様と商用仕様を用意/トヨタの実証運用にも採用

02 トヨタ・カマッテ

おもちゃショーで初公開/簡単なカスタマイズ

03 日産ニュー・モビリティ・コンセプト

前後二人乗り/欧州では低価格でもアピール

04 ホンダ・マイクロコミューター

共通車台で多彩な車型を展開予定

スマートホームとの協調も検証中

05 スズキ・キュー・コンセプト

円をテーマにしたデザイン/配送仕様やママ仕様も考慮

06 ダイハツ・ピコ

車体幅わずか一m/メッセージボードを装備

07 光岡雷駆-T3

ビュートやオロチで有名

高速道路走行を自主規制

08 タケオカT-10

EVは北陸電力と共同開発

全国に六五の販売拠点を展開

09 タジマ・イーランナー・ミニスポーツ

フォーミュラ風EVスポーツカー

専用トランスポーターキットも用意

コラム 最高速度20㎞/h未満という

「超低速モビリティ」も存在する

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