図解入門 よくわかる微生物学の基本としくみ――メディカルサイエンスシリーズ

概 要

地球上の生物の根幹を成す、細菌やウイルスなどの微生物の生態を学ぶ入門書です。微生物には、食中毒や虫歯を起こす有害なものもあれば、発酵食品を作ったり工場廃水の浄化を行う有益なものもあります。そのため微生物を過度に怖がるのではなく、うまくおつきあいをすることが重要です。本書は、身近な環境生物学から、最新の微生物の分類、同定方法、生態学、微生物感染症、耐性菌の発生メカニズム、微生物制御、微生物利用、さらにはウイルス学の基礎まで、入門書としてやさしく解説しています。「なぜ食中毒になるんだろう?」「微生物と感染症の関係は?」「微生物が昆布の旨味をつくる?」など、身近な疑問から微生物学がわかります。

著者 高麗寛紀
価格 本体1600円(税別)
ISBN 978-4-7980-3963-3
発売日 2013/11/1
判型 A5
色数 2色
ページ数 248
CD/DVD
対象読者 入門
シリーズ 図解入門メディカルサイエンス
表紙イメージ
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目次

Chapter 1 微生物の誕生と微生物学の基礎

1-1 微生物の誕生と進化(原核生物の誕生から人類の誕生)

1-2 微生物学の歴史 (病原性微生物や抗生物質の発見)

コラム ロベルト・コッホの病原微生物を証明する4カ条

1-3 微生物の生物学的位置 (微生物の分類の歴史)

1-4 微生物の大きさ (細菌やウイルスを比較する)

1-5 微生物の物理的環境因子(温度、圧力、電磁波などの影響)

1-6 微生物の化学的環境因子(水分、pH、酸素、塩分などの影響)

コラム サルファ剤(化学療法剤)の発見

コラム 血液学・免疫学・化学療法の基礎

1-7 微生物のエネルギー源と炭素源の獲得方法(様々な能力を持つ微生物)

1-8 微生物の増殖方法(微生物が生育する栄養条件)

1-9 微生物のグラム染色方法(真性細菌の外膜の有無を調べる)

1-10 微生物の細胞形態 (真正細菌の複雑な構造の差違)

Chapter 2 真正細菌

2-1 真正細菌ドメインに分類される細菌(分類学による属と種の分類)

コラム シラミが発疹チフスを媒介することを発見

2-2 アクチノバクテリア門(高度に進化した形態をもつ菌群)

2-3 ファーミキューテス門(厚い殻を持つ耐久型の菌群)

2-4 シアノバクテリア門(多様かつ特異な形態と機能をもつ菌群)

コラム 抗生物質の語源

2-5 プロテオバクテリア門(病原性の仲間が多い菌群)

コラム 腸管出血性大腸菌による食中毒と予防

コラム 微生物群を巧みに利用した酒母(しゅぼ)づくり(発酵は芸術)

2-6 バクテロイデス門(動物の腸管に生息する偏性嫌気性菌群)

2-7 クラミジア門(動物の細胞内でしか生きられない偏性細胞内寄生性菌群)

コラム 無細胞系でタンパク質の合成に成功 96

2-8 スピロヘータ門(運動性を有する細長いらせん状の菌群)

2-9 テネリクテス門(細胞やゲノムのサイズが非常に小さい菌群)

2-10 細菌毒素(菌体内毒素と菌体外毒素)

コラム ペスト菌の発見と学名の由来

2-11 真正細菌の生菌数測定方法(最確数法から新しい測定法)

コラム ライ菌の学名および病名の由来

Chapter 3 古細菌

3-1 古細菌の特徴(過酷な環境でしか生息できない菌群)

3-2 古細菌の分類(原始地球環境で誕生した生物最上位の菌群)

3-3 ユリアーキオータ門(メタン菌や高度好塩菌を中心とした菌群)

3-4 クレンアーキオータ門(好熱菌を中心とした菌群)

Chapter 4 真菌

4-1 真菌の分類(真菌の新しい分類方法)

コラム 結核菌の学名および病名の由来

4-2 子嚢菌門(担子菌門と並ぶ生きるための高度な機能を持つ高等菌類)

コラム 食中毒の種類と予防

4-3 担子菌門(キノコを含む菌群)

4-4 ツボカビ門(鞭毛を有する動物寄生性の菌類)

4-5 ネオカリマスティクス菌門(反芻動物の消化器に生息する菌類)

コラム 微生物酵素が核酸系旨味調味料をつくる

4-6 コウマクノウキン門(単純な細胞構造を持った寄生性菌類)

コラム 微生物が昆布の旨味をつくる

4-7 微胞子虫門(単細胞真核生物の一群)

コラム ビタミンも微生物がつくっている

4-8 グロムス門(植物に栄養を依存する偏性生体栄養性菌類)

コラム 微生物が輸液・錠剤・栄養ドリンクのアミノ酸をつくる

4-9 ケカビ亜門(隔壁を持たない藻のような菌類)

4-10 ハエカビ亜門(昆虫の病原カビ)

コラム 日本紅斑熱の予防と対策

4-11 トリモチカビ亜門(接合菌門接合菌綱から独立して分類された菌群)

コラム 醤油製造の微生物群 153

4-12 キックセラ亜門(接合菌門から独立して分類された菌群)

コラム 味噌製造の微生物群

4-13 病原性真菌と真菌感染症(抗生物質で治らない深在性真菌症と表在性真菌症)

4-14 カビ毒(人や家畜の健康と生命を損う有毒物質)

コラム 微生物がつくる酵素製剤

4-15 真菌の生菌数測定方法(真菌の増殖量を定量的に測定する)

Chapter 5 ウイルス

5-1 ウイルスの基礎知識(大きさ、構造、遺伝子を基礎とした分類学)

5-2 第1群:2本鎖DNA (ヘルペスウイルス群およびアデノウイルス群)

5-3 第4群:1本鎖RNA (コロナウイルス、ピコルナウイルヌおよびノロウイルス群)

5-4 第5群:1本鎖RNA(ー鎖)(狂犬病ウイルスやA型インフルエンザウイルス群)

5-5 第6群:1本鎖RNA(+逆転写)(レトロウイルス科)

5-6 第7群:2本鎖DNA逆転写(レトロウイルス)

5-7 ウイルス感染と増殖メカニズム(インフルエンザウイルス)

5-8 ウイルスの感染価測定方法(プラック法と感染価測定法)

Chapter 6 抗生物質

6-1 β-ラクタム系抗生物質(ペニシリンの発見と開発)

コラム 細菌表面の疎水性を正確に測定する方法

6-2 アミノグリコシド系抗生物質(ストレプトマイシンやカナマイシンの効力)

6-3 マクロライド系抗生物質(比較的副作用が少ない抗生物質)

コラム 日本の水道水は世界一衛生的で美味しい

6-4 テトラサイクリン系抗生物質(薬剤耐性菌の出現により有用性が低下)

6-5 ペプチド系抗生物質(ポリミキシンとバンコマイシン)

6-6 ポリエン系抗生物質(真菌をターゲットとした抗菌性化合物)

6-7 クロラムフェニコール系抗生物質(タンパク質合成阻害により静菌作用を示す)

6-8 化学療法剤(合成抗菌剤)(化学的に合成した抗菌剤)

コラム 冬虫夏草

6-9 抗生物質および化学療法剤の作用メカニズム(細胞壁合成などの阻害) 218

6-10 抗生物質耐性菌の耐性化メカニズム(細菌の抗生物質に対する耐性化)

6-11 抗生物質および抗菌剤の力価、抗菌活性の測定方法(古くから用いられる測定方法)

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