エピソードで読む日本の化学の歴史

概 要

2015年、ノーベル物理学賞に梶田隆章氏が選ばれ、明るいニュースとなりました。2014年には赤碕・天野・中村氏の受賞、2010年の根岸・鈴木氏のノーベル化学賞なども記憶に新しいところです。本書は、近年のノーベル化学賞をはじめ、化学分野において日本の先達が過去になしとげた数多くの偉大な出来事を紹介する日本の化学史エッセイです。古代の錬金術から未来の化学までの化学発展史を、面白いエピソード満載で図解しています!

著者 井沢省吾
価格 本体1500円(税別)
ISBN 978-4-7980-4523-8
発売日 2015/12/24
判型 四六
ページ数 268
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目次

第1章 黄金の国ジパングに錬金術はあったのか? ~江戸時代前の日本の化学

1-1 錬金術の歴史から何を学ぶのか?

1-2 偶然ではなく、必然的に火薬を発見した中国の錬金術

1-3 日本に錬金術は存在したのか?

1-4 『かぐや姫』のDNAを受け継ぐ京の竹

1-5 義経の想いの如く燦然と輝く、黄金の国ジパング

1-6 日本の伝統技術「金箔」はナノテクノロジー!

1-7 かつての日本の鉄産業を支えた「村の鍛冶屋」

1-8 日本刀を生んだわが国独自の「たたら製鉄」

1-9 「折れず、曲がらず、よく切れる」日本刀はマルチマテリアルの走り

column 「マッサン」こと竹鶴政孝

第2章 花のお江戸に化学者がいた! ~江戸時代の日本の化学

2-1 貝原益軒の熱き想い「学問を人の役立つものにしたい!」

2-2 日本で最初にイノベーションを志した平賀源内

2-3 雪の結晶に胸をときめかせた大名、土井利位

2-4 日本近代化学の幕を開けた宇田川榕庵

2-5 『舎密開宗』により体系的な科学の一つとして「化学」が成立

2-6 近代化学を志す若者に火をつけた川本幸民

2-7 黒船で飲んだビールの試醸に成功し、明治近代化学に突入!

column 海賊と呼ばれた男、出光佐三

第3章 成功するまで、根性で実験をやり続けた偉人たち ~明治 第二次世界大戦の日本の化学

3-1 想いを持ち続け、細菌培養に成功した北里柴三郎

3-2 危機一発でも発芽させた新規ビジネスの種

3-3 化学の力で再び、弱肉強食のアメリカ社会で成功を収める!

3-4 科学とは、人類の幸福と進歩に貢献してこそ意義がある!

3-5 日本人の栄養不足を「うま味調味料」で解決したい!

3-6 日本の十大発明家の一人、池田菊苗

3-7 熱意と情熱で、患者の便から「赤痢菌」を発見した志賀潔

3-8 ドイツに負けない独創的な研究を志した真島利行

3-9 明治?昭和時代の自然科学を志す女性の目標、黒田チカ

3-10 真島利行と黒田チカ、師弟の熱心な研究生活

3-11 日本の放射化学の父、飯盛里安

3-12 中谷宇吉郎の「雪は天から送られた手紙」

3-13 丁稚奉公から、不眠不休の努力で「乾電池王」に!

3-14 太平洋戦争に間に合わなかったポリエチレン製レーダー

3-15 米国に対抗! 日本初の合成繊維ビニロンの発明

3-16 「高分子」の名付け親、桜田一郎

column 魔法のラーメンを発明した安藤百福

第4章 元気をくれたノーベル化学賞受賞者の奮闘 ~戦後の日本の化学

4-1 私たちに勇気と希望を与えてくれるノーベル賞受賞

4-2 かつてはドイツが一位、今はアメリカ、未来は日本?

4-3 開拓者精神で「フロンティア軌道理論」を創出

4-4 新しい理論は「直観」で生まれる

4-5 「ひらめき」を何時でもメモする福井ノート

4-6 ノーベル化学賞の発想の元「ものを観る目」

4-7 実験ミスで偶然にできたポリアセチレン膜

4-8 ヨウ素を化学ドーピングして導電性向上

4-9 左右を産み分ける触媒でノーベル賞を受賞

4-10 野依博士を虜にした美しいかたちの分子とは?

4-11 多くのエンジニアが目指す目標、田中耕一さん

4-12 タンパク質の分子量を量る、質量分析とは何か?

4-13 生涯最高の失敗は、こうして起きた!

4-14 生物発光の研究を志した下村修博士

4-15 LEDは青色、クラゲの光は緑色でノーベル賞を受賞

4-16 不可能といわれたホウ素にこだわり続けた鈴木章博士

4-17 特許は考えなかったクロスカップリング技術

4-18 難関フルブライト奨学生試験に合格した根岸博士

4-19 周期表を見渡すことが研究の原点!

4-20 時計の針を巻き戻して、万能性を復活させた「iPS細胞」

4-21 万能性を導く「山中4ファクター」とは?

4-22 「セレンディピティ」はなぜ起きるのか?

column 日本の資本主義の父、渋沢栄一

第5章 ユネスコ無形文化遺産に登録された日本の伝統化学技術 ~和紙と和食の化学

5-1 千年もつ「悠久紙」、世界一強靭な日本のお札

5-2 おいしい和食を支える「麹菌」

5-3 赤味噌(ミソ)と白味噌(ミソ)、やはり麹と酵母が「ミソ」

5-4 焼き鳥の香ばしい醤油の香りの秘訣とは?

5-5 お酢の語源は「酸っぱいワイン」!

5-6 古代からの日本人の知恵の結晶「漬物」

column 松下幸之助、福沢諭吉、細井平洲

第6章 注目される未来の化学 ~日本がリードする光化学など

6-1 植物が生存競争に勝ち残るための化学反応「光合成」

6-2 未来の日本化学の期待の星「人工光合成」

6-3 光触媒で世界に先駆けて環境調和型社会を!

6-4 光で癌を治す光化学治療法で、平均寿命は百歳に!

6-5 第四の物質の状態「プラズマ」の応用技術

6-6年の化学はどうなるのか?

column ケネディ大統領が敬愛した上杉鷹山

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