潜水艦のメカニズム完全ガイド

概 要

潜水艦は、海中という過酷な環境で自由に活動する乗り物です。潜水艦を建造し運用するには、さまざまな経験と技術の蓄積が必要です。なかでも日本の潜水艦建造技術は、世界最高水準といわれています。本書は、川崎重工の潜水艦設計部長を務めた著者が、潜水艦の仕組みや使われている技術について、総合的にわかりやすく解説した入門書です。最新の潜水艦建造・運用技術はもちろん、設計・建造・メンテナンスまで紹介しています。

著者 佐野正
価格 本体1800円(税別)
ISBN 978-4-7980-4549-8
発売日 2016/3/15
判型 A5
ページ数 224
CD/DVD
ダウンロード
表紙イメージ
購入 アマゾンで購入する
楽天で購入する

※リンク先によっては、販売ページが用意されていないことがあります。あらかじめご了承ください。

新しいウィンドウで開く 書籍購入のご案内

サポート

サポート情報は以下からご参照下さい。

サポート情報へのリンク

目次

Chapter 1 海の世界

海上と水中

Chapter 2 潜水艦とは

艦と船

人間が活動できない環境

潜水艦は圧力との闘い

厳しいエネルギー制限

暗黒の中、音で判断する

Chapter 3 潜水艦の歴史

1 世界の潜水艦史

水中を知りたい

2 日本の潜水艦史

ホランド型潜水艦

Chapter 4 世界の潜水艦事情(現在)

1 潜水艦を建造できる国

アメリカの潜水艦

Chapter 5 「海の忍者」を支える技術

1 潜水艦の主要技術

小型でコンパクト

潜水艦では何が秘密なの?

軍事技術と民生技術

COLUMN オープン、クローズ戦略

軍事技術者のジレンマ

2 潜水艦の形状や配置、構造

船体の大きさ

COLUMN 基準排水量

COLUMN ノット

潜水艦の形状

配置

様々なタンク

潜航・浮上に必要なタンク

潜航して最適なツリムをつくるためのタンク

動力用燃料タンク

生命維持・生活用タンク

COLUMN 艦橋内のマスト

構造

COLUMN 圧壊強度

3 潜水艦の潜航と浮上

潜航

ツリムをつくる

COLUMN 投下型深海温度計

浮上

水上航走と水中航走(航走状態)

潜望鏡

COLUMN ドルフィン運動

4 動力源(蓄電池、エンジン)、電源回路、駆動システム

潜水艦は電気で動く

AIP(Air Independent Propulsion)

鉛電池とリチウム電池

潜水艦の主電源回路

直流電動機、交流電動機、永久磁石電動機

潜水艦用ディーゼルエンジン

スターリングAIP(Air Independent Propulsion)システム

油圧システム

5推進(プロペラ)

COLUMN ベルヌーイの定理と翼理論

6操縦

操縦に必要なセンサー、装置

自動操縦システム

慣性航法装置(Inertial Navigation System)

水上航走はとても危険

スノーケル航走は技が決め手

沈座オペレーション

7 探知技術・被探知防止技術~海の中の壮絶な鬼ごっこ~

ソーナー(SONAR:Sound Navigation and Ranging)

~探知技術の主役~

パッシブソーナー:暗闇で聞き耳を立てる技術

COLUMN フーリエ変換、フーリエ級数

COLUMN ドップラーシフト

アクティブソーナー:やまびこの技術

COLUMN ソーナードーム

COLUMN サウンドレイヤー

その他の探知技術、被探知防止技術

COLUMN RCSとTS

COLUMN 水中吸音材、水中反射材

8 通信

水中通話機

9 生命維持と生活に必要な装備品

生命維持と空気清浄

飲料水と食料

残飯や屎尿の処理

ベッド

10 自動化(無人化、省人化)

COLUMN 故障時の対処

11 その他潜水艦ならではの技術

塗装と防食

高圧シール技術

耐圧殻貫通部の漏洩防止技術

耐衝撃性の確保

Chapter 6 「海の忍者」も楽じゃない(仕事と生活)

1 生活パターン(職住最接近)~ワッチ(直)~

ワッチ(直)

2 仕事

航海、通信、水測、電測、電子整備

機関、電機、補機

水雷

経理、補給、給養、衛生

3 昼と夜

4 食事

金曜日の昼食はカレー

5 タバコ

6 風呂

7 トイレ(痔と水虫と虫歯)

8 インフルエンザ

9 携帯電話

10 娯楽

読書

音楽

テレビ

テレビゲーム

おしゃべり

臭い

Chapter 7 潜水艦の設計、建造、検査、メンテナンス技術 ~100年の技術進歩とノウハウの蓄積~

1 設計技術~100年の技術進歩とノウハウの蓄積~

膨大な設計図

冗長性

3次元CAD(3 Dimension・Computer Aided Design)

技術ノウハウを積重ねる雑音低減設計

2 建造技術

線図

船体構造

艤装

3 品質保証技術(検査技術)

溶接施工法承認試験

プロダクション試験

溶接部非破壊検査

溶接部遅れ割れ検査

COLUMN 非破壊検査(RT、UT、MT、PT)

陸上試験、艤装工程中試験、海上試験

4 メンテナンス技術

COLUMN バスタブ曲線、MTBF

COLUMN コーサル

5 潜水艦技術を支える企業群

Chapter 8 潜水艦技術の応用~ここでも潜水艦技術が活躍しています~

1 潜水艦に事故が起こったら~救難技術、ダメージコントロール~

ダイバーみたいに潜水艦から飛び出していく方法

ダイビングベル方式

深海救難艇DSRV(Deep Submergence Rescue Vehicle)方式

DSRV

2 潜水艦以外の船

有人潜水船

無人潜水機(UUV、ROV、AUV)

Chapter 9 技術を駆使する潜水艦乗り(どん亀)

1 人間模様

2 艦長の資質、能力

統率力(組織管理能力)

運航法、操艦術

船体、機関、電機、武器の構造、機能、運用方法、故障時のリカバリー能力、

機能改善提案

戦術立案と緊急時対処能力

シーマンシップ

3 女性艦長は誕生するか

PR

秀和システム