エピソードで読む 自動車を生んだ化学の歴史

概 要

1886年1月29日は「自動車の誕生日」です。世界ではじめて自動車に関する特許が認められた日を記念して制定されました。しかし、それより以前に蒸気自動車がすでにあったのです。本書は、自動車と化学の歴史を化学者やエピソードをからめて楽しく紹介する雑学本です。人類初のエンジンである蒸気エンジン、誰もが信じていたが間違いだったフロギストン説、アポロ宇宙船に採用された燃料電池など歴史的な面白エピソードが満載です!

著者 井沢省吾
価格 本体1500円(税別)
ISBN 978-4-7980-4637-2
発売日 2016/3/16
判型 四六
ページ数 260
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目次

第1章 蒸気自動車を導いたボイルの法則

1-1 軍事用に開発された世界最初の自動車、「蒸気三輪自動車」

1-2 アリストテレスの説が続く限り蒸気自動車は生まれなかった

1-3 良い薬造りをめざしたパラケルススの「三原質」とは?

1-4 「科学としての化学」を開祖したロバート・ボイル

1-5 ボイルの好奇心をかきたてた「マグデブルグの公開実験」

1-6 「大気圧機関」を原理の上で導いた「ボイルの法則」

1-7 世界で初めてミクロの世界を描いた科学者フック

1-8 真空ポンプ不要の「大気圧機関」

column 初めはダットソンだったダットサン

第2章 内燃機関を導いたラボアジエの燃焼理論

2-1 「静的圧力の利用」から「燃焼エネルギーの利用」へ

2-2 誰もが信じた、間違った燃焼理論「フロギストン説」

2-3 空気は元素ではなく、二つの気体の混合物

2-4 「火の空気」を発見したが、燃える意味は不明

2-5 空気以外の気体を発見したイギリスの三人の化学者

2-6 ワットの蒸気機発明の黒子、白人ブラック

2-7 水は元素ではなく、二つの気体の結合物

2-8 二酸化炭素が溶けた水は、スカットさわやかで快い!

2-9 ワットの「産業革命」、ラボアジエの「化学革命」

2-10 近代化学の基礎、「質量保存の法則」と「燃焼理論」

2-11 「フランス革命」で処刑された悲運の人、ラボアジエ

2-12 運命的な女性、ラボアジエ夫人

2-13 ラボアジエの母国フランスで生まれた内燃機関

column トヨタ自動車の祖、豊田喜一郎(1894-1952)

第3章 気体酸素はダルトンの原子? それともアボガドロの分子?

3-1 物質の本質が何であるのかは、未だ不明

3-2 原子説の水先案内役、プルーストの「定比例の法則」

3-3 「倍数比例の法則」の発見者、ドルトン? ダルトン

3-4 哲学的ではなく、実体的なダルトンの「原子説」

3-5 ダルトンの原子が半分に壊れる、「気体反応の法則」とは?

3-6 英仏の論争を終息させた、イタリア人アボガドロの「分子説」

3-7 世界標準「元素記号」を創ったベルセリウス、だが分子説普及を阻む

3-8 没53年後に誕生した「アボガドロ定数」、分子実在証明の歴史

3-9 「分子」で説明されるガソリンの燃焼と排気

3-10 鉄が酸化する理由は、無理やり離婚させられた仲良し夫婦の再婚!

column 真似することが大嫌い、レースが大好きな本田宗一郎さん

第4章 自動車の運命共同体、石油化学産業を興した有機化学の歴史

4-1 「元素数」は少ないわりに、無限の「種類」がある有機物

4-2 「燃える」生命の産物と「燃えない」無生命の産物

4-3 ドイツを世界一の「有機化学大国」に導いたリービッヒ、その半生

4-4 有機化合物の構造に、初めて統一性を見出す

4-5 「無生命由来の産物」から「生命由来の産物」が生まれた!ヴェーラーの尿素合成

4-6 農芸化学者、教育者としても偉人のリービッヒ

4-7 無機化学の原子に相当する原子団、「基」

4-8 自動車の型式のような有機物の分類法、「四基本型式」

4-9 フランクランドの「原子価の理論」

4-10 炭素は互いに結合して長い鎖をつくる

4-11 ケクレの「ソーセージ型構造式」

4-12 ガソリンと軽油に求められる性能と分子構造

4-13 バンパーに用いられる「ポリプロピレン」とタイヤに用いられる「合成ゴム」

column MAZDAの語源はゾロアスター教の知恵の神

第5章 電気自動車を生んだ電気化学の歴史

5-1 今回こそ本物、自動車の「電動化」の機運

5-2 「雷」の正体を明かしたベンジャミン・フランクリン

5-3 「静電気」の実験から「電池」の糸口を発見!

5-4 電気自動車誕生の原点、世界初の「ボルタの電池」

5-5 イギリスの「グローブ電池」とドイツの「ブンゼン電池」

5-6 世界で初めて「乾電池」を作ったのは日本人

5-7 「鉛蓄電池」の実用化が電気自動車の開発を誘導

5-8 燃料電池の燃料水素の製造法として再注目される「水の電気分解」

5-9 デービーの「電気分解」による「新元素」の発見

5-10 デービー最大の発見は、製本職人ファラデー!

5-11 「電子」の存在を予見したファラデーの「電気分解の法則」

5-12 世紀の大発見、ファラデーの「電磁誘導の法則」

5-13 少年少女に対する熱い想い、「クリスマス講義」

5-14 理科好き少年に導く、ファラデーの『ロウソクの化学史』

5-15 アポロ宇宙船に採用された燃料電池の歴史

column マツダと市場を二分したオート三輪「ダイハツ号」

第6章 未来の自動車の燃料はどうなるのか?

6-1 人工光合成でCO2から自動車燃料をつくる

6-2 地球の空気に存在しない「水素」、そのつくり方は?

6-3 水素社会実現に向けた水素のクリーンなつくり方

6-4 「人工光合成」で万物の根源「水」から水素をつくる

column 日本で九番目の自動車メーカー、ヤマハ

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