海上自衛官が南極観測船「しらせ」で学んだ きつい仕事に潰されない人のルール

概 要

南極観測船「しらせ」をご存知ですか? 「しらせ」の乗組員は、日本から遠く離れた南極への往復5ヶ月間の困難な航海中、船という逃げ場のない空間に閉じ込められ、上司や先輩と相性が悪くても逃げることすらできません。本書は、著者が南極観測船「しらせ」で学んだ、過酷な環境やキツい仕事で精神的に潰されない知恵を紹介します。また、一般の方が普段目にすることのない「しらせ」の中の様子や南極の様子などのエピソードも満載です。

著者 泊太郎
価格 本体1500円(税別)
ISBN 978-4-7980-5119-2
発売日 2017/6/30
判型 四六
ページ数 272
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目次

第1章 5ヶ月間閉じ込められて学んだ「ストレス」に負けないルール

ルール1 自分だけの逃げ場を確保する

乗組員のプライベート空間

刑務所の方がマシだと思えてくる艦内生活

艦が我が家で、ベッドが部屋

逃げ場があったから耐えられた

逃げ場は必ず見つけられる

ルール2 我慢するより、割り切って工夫する

「しらせ」のテレビ・電話事情

艦には電波は届かない

南極の氷よりも冷たい奥様の声

テレビはただの箱

足らぬ足らぬは工夫が足らぬ

ルール3 欲望に忠実になる

航海中の娯楽時間

どうしても娯楽を我慢せねばならない時の対処法

仕事の目的は「遊ぶ金欲しさ」でいい

ルール4 職場に笑いを持ち込む

役員と食堂整備

航海よりもキツい修理期間

下っ端の宿命「役員」

芸人のリアクションはウソではなかった

笑いこそが職場の雰囲気を良くするカギ

ルール5 キレそうになったら受け流す

カマ長の教え

忘れられないカマ長の一言

後輩の当直日交換の手続きミスで、貴重な休みがフイに

「受け流す」とは、いったん受けてから流すこと

ルール6 知らないうちに蓄積されているストレスに注意する

氷の海を進む方法

氷を砕く2つの手段

地味だけど実は怖い連続砕氷

ガンジーでもストレスをかけ続ければいつかは爆発する

周りが助けてやる手段もある

周りの人たちの声がけが一番有効

遊びに誘う手段も有効

第2章 怖い上官たちから学んだ「上司」とうまく付き合うルール

ルール1 雑務には「ついで」の心で取り組む

海士のお仕事

海上自衛隊を作り上げる3つの階級

ツナギの洗濯だって海士のお仕事

ツナギの洗濯で貴重な自由時間をつぶされることもある

洗濯機を確保するだけでも一苦労

雑事だからと言って嫌々やるのはNG

「ついで」と考えれば前向きに取り組めるようになる

ルール2 いつでも「はい」と返事する

自衛官の6つの義務

海上自衛隊は超タテ型社会

自衛官には6つの義務がある

仕事ぶりをアピールできる、上手な依頼の引き受け方

ルール3 相手にちゃんと聞こえるように挨拶する

ある同期の悲劇

挨拶に気持ちを込める必要はない

大切なのは、相手が認識しているかどうか

ルール4 空気を読みすぎない

後輩クマムシ君の思い出

南極の厳しい環境を耐え抜くクマムシ

メンタルがクマムシ並みに強い驚異の後輩

必要以上に空気を読みすぎるのは危険

空気を読まないからこそ成長できることもある

ルール5 先輩の話は半分だけ聞く

「しらせ」の飲酒許可

「しらせ」では例外的に飲酒できる

嫌われなければ、それで十分

ルール6 嫌な上司は妄想でボコボコにする

伝説の裏メニュー

伝説の裏メニュー「ピカールカレー」

嫌な上司や先輩は妄想でボコボコにせよ

本当にピカールカレーを出してはいけない

第3章 怒鳴られまくって身に付けた「上手な叱られ方」のルール

ルール1 猫背でいる

クマムシ君の悲劇

叱られ方が下手だと、相手の感情を逆撫でする

真面目なクマムシ君が不真面目だと思われた理由

理想の猫背への3ステップ

姿勢だけでなく、視線も大事

相手を見る時間と視線を外す時間の割合は1:1で

自衛隊員だからと言って体が大きい方が有利とは限らない

ルール2 表情作りにはこだわらない

航海中の長い説教

航海中は説教が長くなりがち

程度が軽くても指導は指導

表情よりも相手の話に集中せよ

ルール3 弁解は相手が落ち着いてからにする

一言多い先輩隊員

相手が色々と言っているうちは、こちらから口を挟まない

とにかく相手の感情を吐き出させるべし

相手の機嫌が悪い時はやり過ごすのが一番

ほんのひと工夫で説教はチャンスに変えられる

ルール4 指導のお礼は時間を空けてからにする

説教と自由時間

説教が長くなるも短くなるもお礼のタイミング次第

お礼は少し時間を空けてからの方が良い

ルール5 説教が終わったら、普段通りの態度でいる

落ち込んだ気分の戻し方

説教されれば落ち込むのは当然

叱られた後でも普段通りに接するのがベスト

他人や過去の出来事と比較すれば楽になる

第4章 厳しくも優しい先輩たちから学んだ「後輩指導」のルール

ルール1 最初から期待しすぎない

ラミングの現実

昭和基地の周りは氷で埋め尽くされている

「しらせ」は世界屈指の砕氷船

艦は揺れる、されど進まず

期待と現実は違うもの

期待しすぎはお互いに良くない

ルール2 率先して手本を見せる

ファーストペンギン

ペンギンに見とれる男たち

ファーストペンギンは群れに不可欠な存在

人間だって初めてのチャレンジには勇気がいる

ルール3 メモを取らせることにこだわらない

先輩の大胆な教え

「しらせ」では、「メモを取れ」と言われることはない

メモを取るより大切なこと

ルール4 叱咤激励より共感の言葉をかける

南極の暴風圏と船酔い

吠える40度、狂う50度、叫ぶ60度

海上自衛隊員だって船酔いする

船酔いに効果的な対処法はない

船酔いしても休ませてもらえない

叱咤激励より共感が力になる

ルール5 雑用の意義をきちんと伝える

先任伍長の教え

まるでアルバイトみたいな役員の仕事

出国前に伍長が贈ってくれた大事な一言

「上司や先輩に指示されたから」だけでは不十分

ルール6 仕事を離れた場では、自分から役割を買って出る

赤道祭

赤道も不思議な場所だった

船乗りの伝統、赤道祭

「当たり前」とは逆の行動が心を掴む

第5章 制限の多い艦内で快適に過ごすための「気遣い」のルール

ルール1 人の仕事を羨まない

応急操舵訓練

弾を撃つだけが海上自衛隊ではない

海の上で頼れるのは乗組員たち自身の力

隣の芝生は青くない

「トラブルを起こすよりはマシ」という割り切りが大事

ルール2 ちょっとした手間と工夫を惜しまない

海水風呂とアイスアルジー

海上自衛隊のお風呂は海水

南極の海の厄介者、アイスアルジー

快適な生活は小さな工夫の積み重ねでできている

ルール3 お互いのことを理解しようとする

オーストラリア観測隊の救出

南極は真の友情が芽生える地

うどんが溶かした国籍の壁

ベジマイトの衝撃

どちらか一方に合わせるだけでは壁は消えない

ルール4 マニュアルに固執しすぎない

士官室係のお仕事

食事時の士官室はまるでレストラン

マニュアルに固執しないからうまくいく

自衛官に臨機応変さが求められる理由

ルール5 ルーチンワークに慣れすぎない

茶坊主のお仕事

航海中の艦では必須の「ワッチ」という仕事

ワッチに入る前後に出現する「茶坊主」

赤道付近の海域とホットコーヒー

どんなルーチンワークにも目的はある

ルール6 思い込みは捨てる

南極の氷の生まれ方

南極の氷は、海水が氷ってできたものばかりではない

思い込みが命取りとなる時の、自衛隊流チェック法

ルール7 リスクを恐れずチャンスをとことん活かす

耐寒訓練

天気晴朗なれど、風寒し

先輩をオモチャにできる滅多にないチャンス

チャンスを見逃しても誰も得しない

第6章 忙しさにすりつぶされないための「手抜き」のルール

ルール1 暗黙の決まりが本当に必要かを疑ってみる

次直起こしの決まり

ワッチの交代にも手順がある

次直起こしの暗黙の決まり

現実の次直起こしはルール無用

不合理な決まりを守るために苦労しても意味がない

ルール2 簡単に片付く仕事を休前日に回す

海上自衛隊のカレーライスの秘密

イベントを大切にした「しらせ」の食事

海上自衛隊と言えばカレーライス

金曜日にカレーライスが出される裏の理由

海上自衛官にとって上陸時間の充実は一大事

オフの時間を充実させる勝負は、上陸前から始まっている

ルール3 仕事の重要度に応じた手抜きをする

艦内巡視

機関科員の宿命、艦内巡視

重要度を見極めろ!

軍人は要領を本分とすべし

ルール4 嫌な仕事には「うまみ」を見つけ出す

甲板掃除の裏事情

陸の上でも甲板掃除

海士が喜んでトイレ掃除をしていた理由

嫌なことにも「うまみ」がある

ルール5 できないことにこだわらず、考え方を変える

機械室・発電機室の清掃

「しらせ」を動かすエンジンと発電機

機関科式汚れ隠ぺい術

努力はほどほどがちょうど良い

ルール6 何でも真面目に伝えすぎない

伝令の心得

普通の電話とは違う、艦内通話用の電話

艦内通話が無機質な理由

伝令はリアルタイムで伝えるのが原則

情報も時にはノイズとなる

必要とされていない情報はあえて伝えないことが大切

第7章 不要なトラブルを起こさないための「同期」と付き合うルール

ルール1 アドバイスをしない、求めない

自由時間と茶話会

「しらせ」のアフターファイブは19時30分以降

愚痴にはアドバイスよりも共感が大事

アドバイスは上司や先輩に求めた方がお得

ルール2 雑談のきっかけを積極的に作る

自動販売機とジュースじゃんけん

艦内にもジュースの自動販売機がある

自動販売機と言えば、ジュースじゃんけん

雑談も立派なコミュニケーション

ルール3 なるべく多くの情報を共有する

空調管理

空調管理も機関科員の仕事

空調管理はチームプレー

チームでの仕事に情報共有は欠かせない

ルール4 ミスを責めない

昭和基地とブリザード

観測隊には夏隊と越冬隊がいる

昭和基地の住宅事情

本能的な恐怖を感じたブリザード

ブリザードによる外出禁止令中に起こったある事件

ミスを責めないのは自分のためにもなる

ルール5 ちょっとした気配りを忘れない

人員チェック

人員チェックは「される側」の気配りでうまくいく

チェックする側の気配りも大事

気配りできるチャンスはたくさんある

気配りはお互いのためになる

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