図解入門 最新気象学のキホンがよーくわかる本[第3版] (単行本)

図解入門 最新気象学のキホンがよーくわかる本[第3版]
フォーマット:
単行本 電子書籍
著者 岩槻秀明
ジャンル 理工書
シリーズ 図解入門 > 図解入門
書店発売日 2017/12/16
ISBN 9784798053677
判型・ページ数 A5・486ページ
定価 2530円
(本体2300円+税10%)

この本に関するお問い合わせ・感想

気象学は、私たちの日常生活に深く関わる学問ですが、物理学や数学を使うので、難解な学問というイメージを持たれています。本書は、物理や数学が苦手な人でもわかるように図版や説明にこだわり、気象学について基礎の基礎からわかるように解説した入門書です。なぜ朝の冷え込みは起こるのか、空が青く雲が白いのはなぜか、集中豪雨はどうやって発生するのかなど、気象学が簡単にわかります。新しい国際雲図帳に完全対応しました。

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第1章 太陽と地球
1-1 太陽の概要とエネルギー源
太陽のパワーはどこからくるのか
1-2 太陽系の惑星
太陽の周りを回る星たち
1-3 地球のまわりをまわる月
地球の唯一の衛星
1-4 地球の誕生とその歴史
わたしたちのすむ地球のあゆみ

第2章 大気の鉛直構造
2-1 地球大気の構造
空はどこまで続いているのか
2-2 対流圏と成層圏
天気の変化はどこで起こるのか
2-3 オゾン層とオゾンホール
オゾン層はなぜ必要なのか
2-4 中間圏・熱圏・外気圏
オゾン層の上から宇宙空間の境目まで
2-5 地球大気の起源と歴史
空気はどのようにしてできたのか

第3章 熱力学の考え方の基礎
3-1 熱力学に入る前に
基本的な用語の確認をする
3-2 ボイル・シャルルの法則と状態方程式
気体の体積・圧力・温度の関係を探る
3-3 静力学平衡と非静力学平衡
なぜ空気は空中にとどまっていられるのか
3-4 熱力学の第一法則
気体を加熱したときのエネルギー関係
3-5 乾燥断熱変化
乾燥空気を圧縮・膨脹させたときの温度変化
3-6 水の相変化
なぜ氷を温めると融けるのか
3-7 湿潤断熱変化
雲はどのようにしてできるのか
3-8 温位
高度の異なる2つの空気塊の暖かさを比較
3-9 相当温位と湿舌
大雨になる可能性について調べてみる
3-10 フェーン現象
風が山を吹き降りるときの気温変化
3-11 気温の観測
温度計の種類と観測方法

第4章 水蒸気量の表現方法
4-1 水蒸気圧
水蒸気の圧力を数値化する
4-2 混合比と比湿
水蒸気と空気の質量の比率
4-3 相対湿度
一番身近な水蒸気の表現方法
4-4 露点温度と湿数
なぜ結露ができるのか
4-5 可降水量
大気中の水蒸気がすべて雨になったら?

第5章 雷雲の発生しやすさを調べる
5-1 積乱雲と積雲対流
夏の入道雲はどうやってできるのか
5-2 「大気の安定度」の基本的考え方
大気が不安定とはどんな状態を指すのか
5-3 乾燥大気の安定度
大気の安定度を判定する(その1)
5-4 湿潤大気の安定度
大気の安定度を判定する(その2)
5-5 対流不安定
相当温位でみる大気の安定度
5-6 エマグラム
大気の安定度を調べるための天気図
5-7 エマグラムにみる積雲対流
雲の発生高度を知る
5-8 雷雨の可能性を知る指標
積乱雲の発生を予測するために
5-9 逆転層
高度とともに気温の高くなる層

第6章 降水過程
6-1 エアロゾル
空気中に浮かぶ微粒子のいろいろ
6-2 水滴の生成と凝結核
雲ができるのに凝結核が必要な理由
6-3 暖かい雲の降水過程
熱帯地方における雨
6-4 冷たい雲の降水過程
日本付近での雲のできかた
6-5 雲の分類
空に浮かぶ雲にもそれぞれ名前がある
6-6 霧の種類と成因
霧はどうやって発生するのか
6-7 大気現象のいろいろ
大気中で発生するさまざまな現象の種類を知る
6-8 天気のいろいろ
天気にはどのような種類があるのか

第7章 大気における放射
7-1 大気光学の基礎知識
光の基本性質を確認する
7-2 太陽放射の波長域
太陽エネルギーの正体はなにか
7-3 自転軸の傾きと太陽放射
なぜ夏は暑く冬は寒いのか
7-4 黒体放射と諸法則
「放射」に関する基礎知識
7-5 地球放射と太陽放射
なぜ朝の冷え込みは起こるのか
7-6 アルベド
なぜ雪はなかなか融けないのか
7-7 散乱
なぜ空は青く雲は白いのか
7-8 大気光象
虹やハロなどの光の現象
7-9 温室効果ガス
なぜCO2は悪者にされるのか
7-10 日射の観測
太陽から降り注ぐ光の量を調べる
7-11 放射エネルギーの収支バランス
太陽放射と地球放射のバランスについて

第8章 大気力学
8-1 大気力学の基礎知識
大気の動きを考えるのに必要な概念
8-2 等圧線と地上天気図
地上天気図に引かれた線はなにか
8-3 等高度線と高層天気図
高層天気図の線は等圧線ではない
8-4 高気圧と低気圧
高気圧や低気圧とはなにか
8-5 気圧傾度と気圧傾度力
風はどうやって発生するのか
8-6 地球の自転とコリオリ力
地球の自転が風に与える影響
8-7 地衡風
上空における風の吹き方
8-8 傾度風
台風や発達した低気圧での風の吹き方
8-9 摩擦力の影響
地上付近の風の流れ
8-10 温度風
地衡風の高度による変化
8-11 発散と収束
風が散らばる場所、風が集まる場所
8-12 渦度
風の回転成分
8-13 温度移流
暖かい風と冷たい風

第9章 大規模な大気運動
9-1 大気運動のスケール概念
気象現象の規模を把握する
9-2 地球規模の南北方向の風の流れ
赤道付近が暑くなりすぎない理由
9-3 地球規模の東西方向の風の流れ
天気が西から東に変わるのはなぜか
9-4 日本付近の季節風
なぜ冬には北風が吹くのか
9-5 プラネタリー波と傾圧不安定波
天気の周期変化が起きる原因
9-6 温帯低気圧
日本付近での雨の主因
9-7 日本付近の気団と性質
夏の空気と冬の空気
9-8 前線の種類と仕組み
「前線」とはなにか

第10章 中小規模の大気運動
10-1 冬季の日本海側の雪
日本海側の雪はどのようにして降るのか
10-2 雷雨
夏の夕立や激しい雷雨
10-3 集中豪雨
集中豪雨をもたらす雲とはなにか
10-4 寒気を伴った低気圧
寒冷渦とポーラーロー
10-5 台風
台風のしくみと特徴
10-6 CISK
台風の発達メカニズム
10-7 海陸風
海岸地帯での風の流れ
10-8 局地風のいろいろ
地形によるさまざまな風

第11章 日本の気候
11-1 気候という考えかた
天気・天候・気候は何がちがうのか
11-2 気候分類の考えかた
気候の種類とその傾向を知る
11-3 異常気象の定義
異常かどうかに判断基準はあるのか
11-4 天文と気候変動の関係
太陽活動は気候に影響を与えるのか
11-5 火山と気候変動の関係
火山が噴火すると寒くなる?
11-6 海洋と気候変動の関係
切っても切れない、大気と海の関係
11-7 都市気候とヒートアイランド
都市化は気候にどんな影響を与えるのか
11-8 地球温暖化
都市化は気候にどんな影響を与えるのか

資料
・重要な用語とポイントのまとめ
・よく使う単位とその変換について
・気象学における重要な数式
・覚えておくと便利な定数や数値

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