「経営戦略の基本」がすべてわかる本

「経営戦略の基本」がすべてわかる本
著者 土方千代子
須田勤
西川昌祐
椎野裕美子
ジャンル ビジネス
書店発売日 2009/10/28
ISBN 9784798024073
判型・ページ数 A5・248ページ
定価 1650円
(本体1500円+税10%)
在庫 品切れ・重版未定

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経営戦略の策定プロセスとフレームワークをイラストと会話文でわかりやすく解説した入門書です。長引くデフレ経済、グローバル化、規制緩和など企業を取り巻く環境は年々不確実性が増しています。そのなかで、企業が生き残るために必要となるのが経営戦略です。本書では、経営戦略とは何か、経営戦略を策定する際のポイント、経営戦略の策定から実行までの全体の流れ、経営環境分析で鍵となる内部環境分析、フレームワークの活用方法、中小企業での経営戦略と支援制度の活用を解説。演習問題も付いているので、理解度を確認しながら経営戦略の基本を身につけることができます。

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第1章 経営戦略とはどのようなものなのか?
1-1 経営戦略とは
厳しい環境や先が見えない時こそ、経営戦略は企業が生き残るための必須事項となる
企業を取り巻く環境が変化している
何か手を打つ前にすべきこととは?
他社の戦略事例を参考にする
経営戦略とは何か?
経営戦略は分析から始める
1-2 重要となる戦略の一貫性
経営戦略は、理念・ミッション・ビジョンとの一貫性が重要である
「戦略の一貫性」とは何か?
経営(企業)理念とは何か?
ミッション・ビジョンとは何か?
一貫性によって具体的な行動もぶれなくなる
1-3 経営戦略の目標を明確にすること
自分の会社は今どこにいて、どのような目標に向かっていくのか
「目的」に向けて「目標」を定める
コア・コンピタンスとは何か?
経営戦略の目標とは何か?
1-4 経営戦略の策定範囲
戦略の範囲(全社、事業、機能)によって、戦略の策定内容は変わってくる
経営戦略の種類について
3つの階層にも一貫性がある
事業戦略とは何か?
1-5 戦略を実現させるための重要ポイントである「IT」
ITは新たな戦略実現のための鍵を握っている
ITを使った企業戦略とは何か?
ビジネスモデルの変化

第2章 経営戦略策定のポイントとは?
2-1 経営戦略策定組織
経営戦略は特定の組織で策定し、意思決定は経営者が行う
経営戦略策定組織とは何か?
部門横断で経営戦略を検討する
2-2 経営戦略を絵に描いた餅にしない
企業をとりまく現状を客観的に評価・分析した結果から、経営戦略を判断する
現状を把握・評価することの重要性
結果を客観的に評価する
戦略について判断する際のポイント
2-3 戦略をモニタリングする
戦略の状況と結果をモニタリングし、戦略の評価・改善を行う
経営戦略のモニタリングとは何か?
ダブルループコントロール
2-4 優先順位の重要性
すべてを一気に実施せず、重要なものから順に行っていく
戦略の制約とは何か?
成功阻害要因と優先順位
2-5 様々な視点で戦略を考える
フレームワーク、ゼロベース、ロジカルなどを効果的に使う
MECE(ミッシー)に整理したフレームワーク
ゼロベースで発想する
ロジカルに主張する

第3章 経営戦略の策定から実行までの流れ
3-1 経営戦略の策定はどのように進んでいくのか
経営戦略策定全体のストーリーを知ること
経営戦略は棚卸しからスタートする
経営環境分析
経営戦略策定を検討するプロジェクトチームの設置
経営戦略企画書の概要
3-2 「社長の思い」を確認するということ
「社長の思い」と会社の活動範囲や存在領域について考えてみる
「社長の思い」とのギャップ
企業の活動範囲や存在領域について
将来の事業の定義は顧客価値で考える
3-3 3つの戦略
全社・事業・機能の3つから戦略を考える
経営目標を達成するために
重要成功要因と優先順位決定
マネジメント要件の検討
3-4 プロジェクトチームの発足
戦略を推進するチームを発足させ、各チーム員の役割を考える
プロジェクトチームの持つ2つの機能
プロジェクトオーナーの役割
プロジェクトメンバーの役割と選定
プロジェクトでのコミュニケーション
3-5 中長期戦略計画策定
中長期戦略を実現するために、マイルストーンを明確化する
戦略の繋がりを確認する
中間戦略目標を持つ
3-6 経営戦略実行組織を明確化する
組織の役割分担を決め、具体化するということ
継続して会社の活動状況を見守る
情報の流れ
変化に対応するために

第4章 経営戦略策定の前提となる外部分析と内部分析
4-1 経営戦略における分析の位置づけ
経営分析を行うことによって、自社の立ち位置と健康状態を確認する
経営分析の目的とは何か?
経営分析の基礎:SWOT分析
分析したらどうするのか?
4-2 外部分析:顧客分析
セグメンテーション・購買動機・満たされていないニーズを分析する
顧客分析とは何か?
顧客のセグメンテーション(市場細分化)
購買動機とニーズの把握
RFM分析
4-3 外部分析:競合分析
現在の競合企業および潜在的な競合企業を分析する
競合分析では何を分析するのか?
競合企業を見分ける
ファイブフォース分析「ポーターの競合分析モデル」
4-4 内部分析:財務分析
過去の財務を分析し、未来の経営を予測する
財務分析とは何か?
財務状況は他社と比較して分析する
より早く分析・評価する
未来につなげる財務戦略
ポートフォリオ分析
4-5 内部分析:戦略分析
事業毎に企業のポジションについて分析する
戦略分析とは何か?
戦略分析は、まずは実績との比較から
長期的な戦略分析の必要性

第5章 フレームワークを活用した経営戦略の策定と実行
5-1 ITCプロセスとは
一貫した流れのある経営戦略を関係者で共有しながら策定・実行し、より良い企業を目指す
戦略策定から実行、成功まで一貫して活用できるフレームワーク
ITCプロセスの全体構成
ITCプロセスの経営戦略には経営戦略実行までが含まれる
IT経営という新しい概念
5-2 経営環境分析とあるべき姿の構築
自社の現状を客観的に把握してから、将来めざす姿(最終目標)を設定する
企業理念を確認する
起点は顧客・市場の理解から
経営環境分析に必要な情報を収集する
クロス分析で会社は何をすればよいのかを探す
5-3 リスク評価
重点課題に取り組む際のリスクを想定し、その対応策を検討する
経営リスクは事前の予知予防が重要
経営戦略はリスク評価の結果を加味して確定する
リスクは発生確率と影響度合いで分類する
5-4 戦略マップの作成と成果目標の設定
課題解決策を戦略マップで整理し、あるべき姿の達成目標を設定する
はじめの一歩は重点課題とCSF
実行結果の把握も状態の把握も重要
5-5 IT領域戦略課題の抽出と経営戦略の展開
経営戦略をより速く効果的にするIT活用を検討し、実行計画を作成する
経営戦略の実行に必要なITの活用
戦略課題からIT領域の課題を抽出する
経営戦略から実行計画への展開
戦略実行の進捗状況のレビュー
5-6 経営戦略の実行とモニタリング
実行計画に基づく改革の実践、その状況と結果を記録・評価し改善する
業務プロセスの改革
モニタリング&コントロールの手順
継続的な改善

第6章 事業の競争優位を構築するための「事業戦略」
6-1 事業戦略と全社戦略の関連
事業戦略のポイントと、全社戦略との関連性について
事業戦略の位置づけ
PPM(Products Portfolio Management)
6-2 多角化戦略と製品ライフサイクル
リスク分散の多角化戦略と競争戦略に有効な製品ライフサイクル
多角化戦略
製品ライフサイクル
6-3 事業に関係した経営環境分析の実施
事業戦略では、数多い外部環境分析の対象の中から適切なものを選択することが重要となる
数多くの分析内容
事業の特徴から見た分析範囲
効率的に分析するということ
PEST分析
6-4 不確実性への対処
数多くの不確実な要因を分析し、素早い意思決定を行う
リスクと不確実性の違い
不確実性の時代における判断
インパクト分析
シナリオ分析
6-5 戦略の評価
戦略を評価し、その結果を次の戦略に役立てる
検討のバリエーションは無限
戦略を評価するということ
新たな戦略への進展

第7章 個々の業務の効率性や品質向上を図る「機能別戦略」
7-1 機能別戦略で達成すべき目標
機能別戦略では、効率化、スピードアップが主な施策となる
目標を掲げる
収益構造の確認
7-2 経営環境分析は内部環境分析がポイント
現状の強みと弱み、そしてコア・コンピタンスについて認識する
自らを見つめ直す
強みと弱みの具体例
7-3 あるべき姿の構築
将来の“あるべき姿” と、それに向けた目標を設定する
新しい事業ドメインを定義する
目標設定のイメージ
7-4 経営戦略の策定
経営目標をきちんと設定し、それを実現させるための計画を立てること
マイルストーン(戦略目標)
IT活用について
重点課題(建設会社の事例)
7-5 IT領域の戦略課題の具体化
IT戦略課題は、IT戦略策定工程で具体化する
IT化の流れ
IT活用の事例(建設会社の場合)
7-6 経営戦略実行活動をきちんと見守る
経営戦略実行活動は、全体最適の視点でPDCAサイクルを回し改善していく
活動をきちんと見守ること
モニタリングの事例(建設会社の場合)
スパイラルアップ
7-7 中小企業における経営戦略の特徴と支援制度の活用
経営戦略の成否は、経営者のリーダーシップと支援制度の活用がポイント
元気な中小企業は新製品や研究開発に取り組む
経営者のリーダーシップが最重要
最終目的を常に意識する
地域産業資源活用事業計画の認定制度
農商工等連携事業および新連携事業の事業計画認定制度
終章 過去を振り返り、新たな戦略で卓越した経営を目指す
過去の戦略を振り返り、現在の経営の状態を確認する
達成目標を夢物語の数値にしない
卓越した経営を目指し、新たな戦略を策定する

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