図解入門 最新 病院がまるごとやさしくわかる本 (単行本)

図解入門 最新 病院がまるごとやさしくわかる本
フォーマット:
単行本 電子書籍
著者 福島安紀
ジャンル 医学
シリーズ 図解入門 > 図解入門
書店発売日 2011/06/24
ISBN 9784798029887
判型・ページ数 A5・216ページ
定価 1540円
(本体1400円+税10%)
在庫 品切れ・重版未定

この本に関するお問い合わせ・感想

意外と知らない病院ではたらくヒト、モノ、カネ、それに法律や制度など病院について、まるごとわかる入門書です。病院は誰もが行ったことのある場所ですが、実際に病院で働いている人でさえ、病院の種類や診療報酬の仕組み、検査・治療器機の種類、病院に関わる法律や病院が抱える問題点など「病院」という組織の全体像を把握するのは難しいといわざるをえません。そこで本書では、病院の種類、治療の流れから、病院で働く数々の専門職種、検査・治療機器、お金の流れ、病院に関する法律まで、病院にまつわる基礎知識と現状を図解でスッキリ解説しました。一般の方はもちろん、現場で働いている方、病院で働くことを目指している方、製薬会社や医療関連産業で働く方も必見の一冊です。

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第1章 病院の種類と医療界
1-1 医療界と病院を取り巻く業界
最大の特徴は皆保険制度
国民医療費は年間35兆円超
1-2 病院の種類
ベッド数20床以上が病院
地域での役割を明確に
1-3 経営主体からみた病院の種類
民間病院と公的病院
病院を規模別に見ると?
1-4 医療計画・医療圏って何?
必要病床数が地域ごとに違う
一次から三次まである医療圏
1-5 がん診療連携拠点病院とは
がん難民をなくし地域格差解消目指す
がんに強い病院へ
1-6 医療施設と介護施設
増え続ける介護保険給付費
介護施設は3種類
コラム 日本人の病院好きは世界一?!

第2章 治療の流れ
2-1 診療科を選ぶ
標ぼう可能な診療科は?
1人の医師の標ぼうは2科まで
2-2 外来診療の流れ
主な目的は診断、検査、治療
守備範囲広がる外来治療
2-3 入院診療の流れ(急性期)
緊急入院と予定入院
急性期とは
2-4 入院診療計画書(クリティカルパス)
入院診療計画書の役割
医療スタッフの役割を明確化
2-5 急性期から亜急性期へ
亜急性期とは
回復期リハビリ病棟の選択肢も
2-6 慢性期治療の流れ
慢性期医療と治療の目的
外来中心で薬物治療や生活指導
2-7 病院連携の中の治療の流れ
多様化する病院連携の形
機能の違う施設との連携が重要
2-8 在宅医療の流れ
ますます進む在宅医療
介護保険の利用を
2-9 終末期医療の流れ
苦痛の軽減と生活の質を重視
患者の意思の尊重が基本
2-10 地域連携クリティカルパス
地域診療連携計画とは
診療報酬で評価する動きも
コラム 長期入院が嫌われる裏事情

第3章 病院で働く人々
3-1 病院を支える職種
医療部門と経営・事務部門
チーム医療と専門分化
3-2 勤務医の仕事
医師になるには
当直回数は月平均2・35回
3-3 開業医の仕事
開業医の平均年収は2500万円?
家庭医としての役割重要
3-4 院長の仕事
病院の責任者の役割
時代の流れを読むことが重要
3-5 看護師の仕事
正看護師と准看護師
広がる守備範囲
3-6 助産師・保健師
助産師になるには
保健師とは
3-7 事務職
医事・保険業務を一手に担う
国家資格は必要ないが認定資格も
3-8 医療クラークと診療情報管理士
期待高まる医療クラーク
診療情報管理士の役割
3-9 薬剤師
重要性増す病院薬剤師
薬局で活躍する薬剤師
3-10 理学療法士
理学療法士の役割
理学療法の3本柱
3-11 作業療法士・言語聴覚士ほか
作業療法士とは
義肢装具士と言語聴覚士
3-12 医療ソーシャルワーカー
ソーシャルワーカーの役割
社会福祉士と精神保健福祉士
3-13 臨床検査技師
臨床検査技師の仕事
医師の補助で行う検査
3-14 診療放射線技師・医学物理士
診療放射線技師とは
医学物理士とその課題
3-15 栄養士・管理栄養士
栄養士になるには
高まる管理栄養士のニーズ
3-16 介護福祉士
介護福祉士の役割
利用者の生活の質を高める職種
コラム 薬物治療の一翼担う「MR」

第4章 病院にある検査・治療機器
4-1 X線検査
画像検査の基本中の基本
検査機器は部位・目的別に多様化
4-2 CT・MRI検査
CTとは
磁力を使った画像診断
4-3 超音波(エコー)検査
超音波検査装置の仕組み
検査のやり方
4-4 PET検査
PET検査の仕組みとメリット
PETの限界
4-5 内視鏡
内視鏡の種類
検査だけではなく治療にも応用
4-6 胸腔鏡・腹腔鏡
胸腔鏡・腹腔鏡って何?
腹腔鏡とロボット手術
4-7 カテーテル検査・治療
カテーテルを使った検査とは
カテーテル治療のメリット
4-8 脳の血管内治療機器
アンギオと血管内治療
血管内治療の長所・短所
4-9 放射線治療装置
進化する放射線治療装置
最新機器と内照射
4-10 重粒子・陽子線治療装置
重粒子線、陽子線のメリット
高額な治療費がデメリット
4-11 レーザー
レーザーメスの仕組み
宝石を使ったレーザーも
4-12 電子カルテ
情報の効率化が加速
電子カルテ市場は拡大?
コラム CT、MRIってこんなに必要?

第5章 病院をめぐるお金
5-1 診療報酬と病院のお金の流れ
診療報酬は保険診療の料金表
支出の5割以上が人件費
5-2 診療報酬の決まり方
診療報酬1点イコール10円
改定率の配分は中医協が決定
5-3 レセプトって何?
保険者への請求明細書
支払基金などでレセプト審査
5-4 出来高払いと包括払い
出来高払いとは
DPCによる包括支払い方式
5-5 経営への影響大きい看護基準
最高評価は7対1看護
看護基準の維持は死活問題
5-6 公立病院は赤字?
85%の自治体病院が赤字
民間病院に困難な医療を提供
5-7 民間病院の経営状態
赤字病院が増加
黒字病院と赤字病院の格差開く
5-8 診療収入が多い科は?
入院単価が高いのは循環器系
医師別外来では泌尿器科
5-9 アウトソーシング
目的はコスト削減
IT関連の外注化が課題?
コラム 障害者福祉制度、障害年金もフル活用を

第6章 病院に関わる法律・制度
6-1 医療法
医療法の内容と目的は?
患者のための情報公開も推進
6-2 医師法・歯科医師法
医業は医師だけに認められた行為
歯科医業は歯科医師の独占行為
6-3 保健師助産師看護師法
看護師、保健師、助産師の業務とは
看護師、保健師、助産師になるには
6-4 薬事法
医薬品には国の承認が必要
市販薬の販売は緩和の方向
6-5 薬剤師法
調剤で国民の健康を守る資格
患者の自宅でも調剤可
6-6 混合診療
保険診療と保険外診療の併用は原則禁止
混合診療解禁のメリットとデメリット
6-7 広告規制
不当な広告による被害を予防
比較広告、誇大広告は厳禁
6-8 病床規制
保健医療計画の根拠
病床規制は医療費削減が目的
6-9 健康保険制度
国民皆保険制度の仕組み
職業によって異なる保険
6-10 介護保険法
社会全体で高齢者を支える仕組み
介護サービスの種類
6-11 がん対策基本法
患者の苦痛の軽減とがん医療の充実目指す
目標はがんの死亡率20%減
6-12 高額療養費制度
申請しないと戻らない場合も
入院には「限度額適用認定証」
6-13 医療費控除
医療費自己負担が10万円を超えたら
交通費や市販薬の費用も合算できる
コラム 改めて確認したい災害医療体制

第7章 医療費削減政策のカラクリ
7-1 医療制度改革って何?
医療制度改革が進んだ背景
安心な医療の維持と医療費抑制
7-2 国が医療費を削減したいワケ
医療費増大で国がつぶれる?
診療報酬マイナス改定も改革の一環
7-3 進む病院の機能分化
療養病床ができ役割明確化
社会的入院削減策とは
7-4 増える患者自己負担
自己負担割合は年齢で異なる
避けられない高齢者の負担増
7-5 後期高齢者医療制度
新たな財源確保策だったが
新高齢者医療制度も課題山積
7-6 メタボ健診
目的は生活習慣病と医療費の削減
メタボリックシンドロームとは
7-7 ジェネリック
薬剤費の削減が急務
使用率が伸び悩むワケ
7-8 保険料と国民負担率
経営難に陥る健康保険組合
潜在国民負担率は50%に
7-9 医療費は使いすぎ?
低医療費で長寿実現の優等生?
医療費抑制政策を続けるか
コラム 病院に勤める職種の収入は?

第8章 病院でのトラブル回避策
8-1 院内感染を防ぐには
多剤耐性菌が問題に
院内感染防止策
8-2 医療事故対策
病院全体で事故防止を
事故を防ぐ3つのレベル
8-3 医療安全支援センター
医療安全支援センターとは
トラブルになる前に相談を
8-4 医療メディエーター
医療メディエーターとは
訴訟を防ぐには
8-5 モンスター・ペイシェント対策
5割以上の病院で院内暴力発生
被害を防ぐには
8-6 患者・家族の相談室
金銭面・治療面の悩みの解消をサポート
相談員が患者代弁者となる病院も
8-7 医療廃棄物
排出者責任が原則
感染性廃棄物の処理
コラム 合格が難しい医療系国家資格は?

第9章 医療が抱えるこれだけの問題
9-1 医療崩壊
委縮医療と医療崩壊
急速に露呈した問題点
9-2 救急医療の疲弊
受け入れ困難都市部に集中
救急病院は7年間で400減少
9-3 医師不足
医師不足で閉院する病院も
過疎地の病院で不足深刻
9-4 医師の偏在
北海道・東北が最も不足
目立つ診療科の偏在
9-5 看護師不足
高い離職率
看護師不足の解決策は?
9-6 特定看護師制度
特定看護師とは
医師の業務軽減が期待されるが
9-7 医療訴訟
訴訟は2005年以降減少気味
訴訟の増加、長期化を防ぐには
9-8 歯科医師過剰
財政難の歯科業界
格差開く中で被害出る危険も
9-9 無保険者の増加
受診が遅れて死亡する人も
非正規労働者の13・8%が無保険
9-10 医療費高騰への対応
1錠3000円近い薬も
金の切れ目が命の切れ目?
9-11 医療ツーリズム
医療ツーリズムとは
市場規模5500億円?

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