熱闘! 東大合格市場 あの超進学校がやっていること

熱闘! 東大合格市場 あの超進学校がやっていること
著者 岡林秀明
ジャンル ビジネス
書店発売日 2015/04/22
ISBN 9784798043562
判型・ページ数 A5・320ページ
定価 1760円
(本体1600円+税10%)
在庫 品切れ・重版未定

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急激な少子化が教育産業を直撃しています。受験者は激減し、高校は統廃合がすすみ、新設校はもとより伝統校も安穏としてはいられません。生存競争が激化する高校市場では、東大合格者数を増やすなど、他校との差別化に必死です。本書は、東大合格者を多数輩出する全国の名門校やシェアを伸ばしている新設校の経営戦略を、具体的な学校名と実例をあげて解説します。なぜ、あの学校だと東大に合格するのか、その理由がわかります!

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第1章 新規参入校の台頭
1-1 教育分野は有数の「競争市場」になった
1-2 県立3強を頂点とする「公立王国」崩した渋谷教育幕張の快進撃
1-3 東大合格者急増させた渋谷教育学園の「競争戦略」「スイングバイ戦略」
1-4 京大合格者数で洛南と首位争うまでに成長した西大和学園
1-5 桜蔭、女子学院、雙葉の「女子御三家」に追いつけ追い越せ、豊島岡女子の華麗な変身
1-6 洛南、洛星から「天下」を取り戻す、市立堀川の巧妙な作戦
1-7 札幌南、札幌北、旭川東など公立の有力校相手に北嶺が奮戦
1-8 ニーズ無視した学校群制度が「都立校全盛時代」終わらせた
1-9 トップ校の府立一中に挑む、「死中」の異名とった府立四中の激闘
1-10 県立校への「小学区制」の導入が灘を全国トップの進学校へと押し上げた

第2章 日比谷の時代
2-1 東大合格者ランキングで首位になった学校は5校しかない
2-2 制服なし、100分授業、前期後期制、秋休み、クラス決め~名門・日比谷の古き良き時代
2-3 リベラルな気風が横溢、星陵祭、体育祭、合唱祭、勝山合宿と全盛期の日比谷は学校行事も盛ん
2-4 戸山の最大の武器は東大合格ノウハウ知り尽くしたベテラン教師陣
2-5 都立校の最大のライバルは同じ学区の他の都立校だった
2-6 都立トップ校の強みは「ブランド力」「東大合格ノウハウ」「ベテラン教師」「補修科」
2-7 戸山への対抗意識が新宿の「上をめざす原動力」になった
2-8 創立10年で東大合格者ランキングトップテンに名を連ねた西の急伸
2-9 迷走の果て、桜修館中教として再出発した都立大附属
2-10 「学校格差の是正」を掲げて学校群制度の導入が決定、都立校崩壊劇の幕が開く
2-11 学校群制度が導入され、都立トップ校の「競争力の源泉」が奪われた

第3章 灘の時代
3-1 私学の時代に孤塁守った名門・湘南が東大合格者数を減らした理由
3-2 1960年代、日比谷と灘が手に汗握る好勝負を展開
3-3 灘教育の最も大きな特色「担任団の持ち上がり制」が英才たちを鍛え上げた
3-4 1982年以降、東大合格者数首位を譲らず、骨太の伝統校・開成
3-5 ここ半世紀、一度もトップテンから落ちたことがない唯一の学校・麻布
3-6 私学のブランド力の源泉は創立者の理想と、それを「かたち」にする生徒・卒業生の実践
3-7 のびのびとした気風が特徴、東大教授輩出する「実力の武蔵」
3-8 ただ「附属」といえば筑波大附属(東京教育大附属)を指した! 国立最古の名門
3-9 生徒の3分の2が東大へ進んだ。筑波大附属駒場の驚異の「東大合格率」
3-10 筑波大附属の2校とともに国立のトップ走る東京学芸大附属
3-11 戦後の教育・入試制度改革の大半が失敗した理由

第4章 開成の時代? ~ 1980年代 ~
4-1 磐石な宗教系私学、強力な関西勢に加え、愛光、久留米大附設など地方私学が台頭
4-2 県立浦和はじめ戸山、湘南、県立千葉、青山、都立富士、国立、旭丘、千種、横浜翠嵐など公立勢も健闘
4-3 開成、麻布、灘と並ぶ屈指の進学校、ラ・サールの存在感
4-4 遠隔地からの入学者も受け入れ、鹿児島のラ・サールから全国区のラ・サールへ
4-5 カトリック神父たちが蒔いた教育のタネが随一の進学校・栄光学園を生んだ
4-6 広島大附属、修道上回る進学実績で、全国ブランドになった広島学院
4-7 栄光学園、広島学院、六甲、上智福岡…最強の学校集団をつくりあげたイエズス会の次の一手
4-8 深い知性と高い徳性が光る! 四国ナンバーワンの進学校・愛光
4-9 京大ランキングでトップ競う一方、東大ランキングでもトップテン入りした洛星
4-10 ミッションスクールの最大の「強み・競争優位」は語学教育
4-11 フランス語、英語の2カ国語を中学生が学ぶ暁星、暁星国際

第5章 開成の時代? ~ 1990年代 ~
5-1 マーケティングや競争戦略に敏感な学校が上位に進出
5-2 東大も、甲子園も。カリスマ校長に率いられた桐蔭学園の「フルライン戦略」
5-3 他校に先駆けて「2回入試」を導入、東大合格者数30人の壁を破った聖光学院
5-4 「京大の甲陽学院」と称される関西私学の雄
5-5 仏教系私学の代表、東大寺学園が東大合格市場で大暴れ
5-6 フレンドシップ、フェアプレイ、ファイティング・スピリットの3F精神が息づく駒場東邦
5-7 硬教育による英才教育を実践、徹底した鍛錬が巣鴨生の頑健な心身を生んだ
5-8 生徒をジェントルマンとして遇し、「人材の城」を築いた海城
5-9 武蔵野の自然のなかで自由かっ達な気風を養った桐朋学園
5-10 「入試制度改革」が王者・県立浦和の東大合格者数を激減させた
5-11 アンケート調査をもとに学区制を廃止、王者・県立浦和が劇的に復活
5-12 「公立王国」で圧倒的な存在感、九州トップの進学校へと飛躍した久留米大附設
5-13 天下の名門・旭丘も学校群制度で大きなダメージ、復活へ道半ば
5-14 愛知一中、旭丘の伝統・気風を確立した「マラソン校長」の文武両道一直線
5-15 尾張の旭丘から三河の岡崎へ、愛知のマーケット・リーダーが交代
5-16 男子校ばかりの上位校に挑み、桜蔭旋風を巻き起こした
5-17 生徒の自主性を尊重、自由な気風が満ちあふれる女子学院
5-18 仏教系私学の頂点、洛南の「空海パラダイム」が高校の常識を変えた

第6章 開成の時代? ~ 公立校の逆襲・2000年代~現在 ~
6-1 学区制完全廃止で、すべての都立校が競争相手になった
6-2 都東部・中央部を日比谷、西部を西、多摩地域を国立が制圧、覇権争う「東京三国志」
6-3 「ゆとり教育」実現のために、公立中高一貫校が構想された
6-4 都立中高一貫校第1号、併設型選択した白~の「起死回生」
6-5 附属中学校の開設で府立三中の「香気」を受け継いだ両国
6-6 「立志・開拓・創作」の理念継ぎ、自然科学と語学に力いれる小石川中教の「本気」
6-7 学区制撤廃で、北野、天王寺、大手前、三国丘の「府立の巨人たち」が正面から激突
6-8 「六稜」の旗掲げて甲子園でも優勝、公立ナンバーワン・北野の文武両道
6-9 自主性尊重した教育を徹底して実践、北野の校史には、さまざまな名シーンが刻まれた
6-10 札幌市内の学区が統合され、札幌南・北・東・西・開成・旭丘が真っ向勝負
6-11 札幌市の名物として名高かった「雪戦会」が名前を変えて札幌南でも復活
6-12 植林作業で造林と勤労の尊さを体験、札幌南の100年先にらんだ人材育成
6-13 岡山市内の総合選抜を廃止、古豪・岡山朝日が復活し、岡山操山、岡山大安寺が中高一貫校に
6-14 総合選抜を廃止、長崎西が超進学校化、長崎東が中高一貫校を選択
東大合格者ランキング2015 開成、筑波大附属、灘、麻布、駒場東邦がトップ5

第7章 北海道・東北 篇
7-1 札幌初の公立中高一貫校、札幌市立札幌開成中等教育学校が産声をあげた
7-2 バンカラが闊歩(かっぽ)、青森、弘前、八戸の「3強体制」が続く
7-3 鉄壁の一世紀―白堊の城、盛岡第一の「一強体制」変わらず
7-4 仙台第一、仙台第二の公立2強に挑む、バレーボールの古川学園
7-5 王者・秋田が圧倒、横手が2番手、大館鳳鳴、本荘が3番手を争う
7-6 名門・山形東の牙城崩すのはベテランの鶴岡南、酒田東、米沢興譲館か、初の公立中高一貫校か
7-7 会津、安積、福島、磐城の県立4強に迫る公立中高一貫校・会津学鳳の「迫力」
7-8 全県とも県立の名門に新規参入した公立中高一貫校が挑む構図

第8章 関東 篇
8-1 並木中教が土浦第一、水戸第一、江戸川学園取手に次ぐ4番手に躍り出た
8-2 北関東の雄・宇都宮が君臨、栃木、真岡、宇都宮女子の壁を宇都宮東が破った
8-3 前橋、高崎の2強体制に「待った」をかけた中央中教の躍進
8-4 いまや県立浦和の最大のライバル、男女共学校の大宮急成長の理由
8-5 栄東、開智、西武学園文理、浦和明の星女子、城北埼玉など私学の勃興で、公立王国が崩壊
8-6 「渋谷教育学園幕張ショック」で、公立校の茫然自失
8-7 日比谷、西、国立などの最大の強み・競争優位は「3年制高校」であること
8-8 早稲田、攻玉社、城北、雙葉 -実力派私学が東大合格市場で大活躍
8-9 県ナンバー3・浅野の躍進、公立の旗頭・横浜翠嵐の復活、女子教育の名門・フェリス女学院の健闘
東大合格者ランキング2015 小石川中教、並木中教、市立浦和、岡山操山、宇都宮東など公立中高一貫校が躍進

第9章 北陸・甲信・中部 篇
9-1 北陸の巨人・新潟、悠久の古豪・長岡追うのは国際情報か、新潟南か、直江津中教か
9-2 高岡、富山中部、富山の3強に挑む、中高一貫校・片山学園の濃密な授業
9-3 国立の名門・金沢大附属と県立の雄・金沢泉丘が激突、わが道を行く小松
9-4 藤島と高志をペアにした学校群制度を採用、全国屈指の進学校・藤島の地盤沈下を招いた
9-5 多年にわたる総合選抜で甲府第一のブランド力が消え、県トップ校は甲府南に
9-6 県長野、松本深志頂点に、飯田、伊那北、上田、諏訪清陵、野沢北など地域を代表する名門が気を吐く
9-7 磐田南、掛川西、静岡、清水東、韮山、沼津東、浜松北など地域の代表校が名を連ねる、「多極型」の成功例
9-8 ダントツ首位の岐阜を大垣北、可児、多治見北など地域の有力校が追いかける
9-9 公立の岡崎、旭丘、一宮、時習館、刈谷、明和、私立の東海、海陽、南山などがリード役務める

第10章 近畿 篇
10-1 学校群制度の導入で四日市、津、伊勢の勢いそがれ、私立の高田がマーケット・リーダーに
10-2 京大志向強く、公立屈指の膳所、赤鬼魂の彦根東も東大戦線ではふるわず
10-3 東大寺学園、西大和学園、奈良学園、智辯学園など強力な私学相手に奈良、畝傍が奮闘
10-4 堀川、嵯峨野、西京、洛北の公立トップ4は東大・京大合格市場で活躍
10-5 桐蔭から智辯学園和歌山へ主役交代、桐蔭は中高一貫校化を選択し、浮上を図る
10-6 学区制撤廃で北野、天王寺、大手前の府立御三家に明暗、北野への一極集中に拍車がかかる?
10-7 保守的な兵庫県教育委員会も重い腰をあげた。16学区を5学区へ再編
東大合格者ランキング2015 初めて卒業生を出した相模原中教が湘南、横浜翠嵐に次ぐ神奈川県公立3位に

第11章 中国・四国 篇
11-1 生き残りの道は中高一貫校だけなのか、総合選抜廃止後の県立校の苦悩
11-2 小学区制+総合選抜で広島国泰寺、呉三津田など県立高校の息の根が止められた
11-3 松江市内の小学区制廃止の決断できず、松江北と出雲が拮抗
11-4 人口最小県で健闘! 鳥取西、倉吉東、米子東の県立勢が東大合格市場を独占
11-5 山口、徳山、下関西、宇部の県立4強を中心に、中堅クラスの進学校が勢ぞろい
11-6 他校(ひと)は変われど、われは変わらじ― 西日本の東大合格市場に君臨する高松の矜持
11-7 城南の栄光は遠い過去に-総合選抜廃止後も徳島市立、徳島文理の2強体制続く
11-8 松山東、今治西、新居浜西、宇和島東などに松山西中教、宇和島南中教など中高一貫校が挑む
11-9 土佐、高知学芸、土佐塾の私立3強を、公立期待の星・高知追手前が追う展開
京大合格者ランキング2015 西京、洛北など公立中高一貫校の快進撃が止まらない

第12章 九州・沖縄 篇
12-1 理数科を武器に筑紫丘が急伸、修猷館、福岡の2強体制が揺らぐ
12-2 佐賀西、弘学館の堅塁崩せるか、公立中高一貫校の武雄、致遠館、唐津東の挑戦
12-3 無名の新人・青雲が東大合格市場を席巻、九州屈指の進学校へと急成長
12-4 王者・大分上野丘に中高一貫校・大分豊府が「挑戦状」をたたきつけた
12-5 理数科を競争力の源に、宮崎西が東大合格市場をリード
12-6 熊本、済々黌を軸とした「2極型」から、熊本中心の「一極集中型」へ移行
12-7 「鶴丸は勉強するところである」。鶴丸の気概表現した名セリフ
12-8 昭和薬科大附属の独占状態崩せるか、中高一貫校化した開邦、球陽の浮上作戦

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